(JP) 日本語
(JP) シングルロープ用セルフブ
レーキ型下降器
各部の名称
(1)可動サイ ドプレート
ート (3)滑車(4)カム (5)セーフティキャッチ
(6)ハンドル
点検のポイント
毎回、 使用前に、 以下の項目をチェックし
てく ださい :
可動及び固定サイ ドプレー
ト、 摩擦部分(カム、 滑車の溝)、 ロック部分
(セーフティキャッチ、 サイドプレートのナ
ット)、 カム及びセーフティキャッチのスプ
リングが機能するか確認してください。 最
後に作動点検をしてください(図2参照)。
PPE(個人保護用具)の管理方法については
、 ペツルのウェブサイト(www.petzl.com)ま
た は C D - R O M を 参 照 く だ さ い 。
この製品の状態に疑問や不明な点があり
ましたら、 (株)アルテリア(TEL :
1717)にご相談下さい。
使用方法
注意事項
注意 :
セルフブレーキ機能は、 ハンドル
から手が離れた状態でのみ作動します。
カ ラビ ナ 、 ロ ー プ 、 ラン ヤ ード 等 が ハ
ンド ル の 動 き を 妨 げ な い ように 注 意
してくだ さい 。 「 ストップ 」 がクラックに
は さまると 、 動 き を 妨 げ ら れ 、 機 能 し
な くな りま す の で 注 意 してくだ さ い 。
岩 に 打 ち つ けたり、 砂 が 器 具 の 内 部 に
入り込まな いように 注 意してください 。
セ ル フ ブ レ ー キ 機 能 は 、ロ ー
プ の 状 態 ( 直 径 、使 用 年 数 、柔
軟 性 、汚 れ 等 ) に 左 右 さ れ ま す 。
摩擦部分に油が付いているとブレーキ力が
低下しますので注意してく ださい。
直径8mmから9mmのロープ
ストップ は 、 直 径 9 m m 以 下 の ロ ー プ
で は セ ル フ ブ レ ー キ 機 能 が 作 動 し
な い た め 、使 用 し な い で くだ さ い 。
9mm以下のロープを使用する場合は、 図
3Aのように予備ブレーキを付けて下降器と
してのみ使用できます。 ロープが目的の用
途に適しているか確認してく ださい。
図1. ロープの取り付け
ストップを(可動サイドプレートをユーザー
側に向けて)、 ハーネスまたはアンカーに環
付カラビナで取り付けてください。 器具上に
ある図の通りに、 ロープをセットしてくださ
い。 可動サイ ドプレートを閉じ、 セーフティキ
ャッチがカラビナにしっかり と掛かっている
か確認してく ださい。
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TECHNICAL NOTICE : STOP D09 réf. : D09800-H (211004)
図2. 作動点検
カムとスプリング が 、 摩 擦 や 抵 抗 が なく
スムーズに動くことを確認してください。
ロープが正しくセットされていること、 器具
が正しく作動するこ とを確認するため、 使用
(2)固定サイ ドプレ
前に必ずセルフビレイをとった状態で作動
点検をしてく ださい(図2) 。
図3. 下降
ロ ー プ の 末 端 に 結 び 目 を 作
る こ と を 忘 れ な い で く だ さ い 。
安 全 の 為 、下 降 中 ロ ー プ の 末 端
側 は 絶 対 に 離 さ な い で く だ さ い 。
ロープの末端側を握る強さを変えることで
、 ブレーキと下降の制御ができます。 ハンド
ルから手を離すとロックがかかります。 ロッ
クを解除するには、 ハンドルを握ってくだ
さい。
3A. 制動力を強める方法
さらに制動力を強めるには、 図のように末端
側のロープをカラビナに通してく ださい。
3B. セルフブレーキ機能を解除しての
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使用
セルフブレーキを解除して使用する場合は
、 必ず予備ブレーキを付けてく ださい。
3C. 仮固定
3D. 固定
図4. レスキュー
4A. 固定アンカーを使用してのレスキ
ュー
「ストップ」がアンカーに固定されている場
合、 制動力を強めるために末端側のロープ
をカラビナに通してく ださい。
4B. ハーネスを使用してのレスキュー
「ストップ」をハーネスにつけた状態でロー
ワーダウンさせる場合は必ずセルフブレー
キ機能を使い、 セルフビレイをとり、 予備ブ
レーキを付けてく ださい。
4C. 特別なレスキュー
この 方 法 は、 この 技 術 のトレ ーニングを
受けた人のみが使うようにしてください。
最大荷重は 250 Kgで、 衝撃荷重を絶対に
避け、 予備ブレーキを付けてく ださい。
図5. ロープを登る場合
図6. 逆戻り防止ポイント + プー
リーシステム
ストップは、 チロリアントラバース用のロー
プにテンションをかける際に使用すること
ができます。