6 試験の実施
試験機本体を⽚⼿でしっかり⽀え、加圧
1
ハンドルをゆっくり⼀定の速度で回しま
す。ドリーが引っ張り上げられ、塗膜に
引っ張り圧⼒が加わります。
圧⼒を加える速度(加圧ハンドルを回す速度)
4
は、試験法に準拠している必要があります。
次のいずれかが発⽣するまで圧⼒を加えます。
塗膜が破れてドリーが剥がれる(破
(a)
壊式試験)
あらかじめ決めた最⼩圧⼒を加える
(b)
(⾮破壊式試験)
表⽰されている測定値(a)を記録し、加圧ハンドルと加圧調整
2
ネジを緩めます。
最⼤圧⼒を超えて加圧しないでください。試験機が壊れるおそれがあります。
注:使⽤後のドリーは、清掃して再利⽤できます。ただし、ドリーの上部が変
形したり、底⾯が平らでなくなったら使⽤を中⽌してください。ページ7の
セクション8.2「ドリーの清掃」を参照してください。ドリーのご注⽂は、
Elcometerまたは最寄りの代理店で承ります。詳しくは、9ページのセクシ
ョン10「交換⽤部品とアクセサリー」を参照してください。
7 試験結果の判定
試験結果を判定するには、剥がれたドリーの底⾯を観察します。
正常:ほとんどの場合、ドリーの底⾯全体に
a)
塗膜が付着しているはずです。この場合は、
検査結果が100%有効であると⾒なせます。
部分破壊:ドリーの底⾯の⼀部だけに塗膜が
b)
付着しています。ドリーの底⾯の50%以上に
塗膜が付着している場合は、接着剤層または
塗膜の部分破壊を記録してください。
凝集破壊:塗料が塗布⾯で剥離せずに塗料層
内でちぎれ、ドリーの底⾯と試験⾯の両⽅に
同じ塗料が残っています。
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MAX
a)
b)
R
a
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