POWERFUL SOLUTIONS. GLOBAL FORCE.
L2905
Rev. A
06/10
はじめに
1.0
本書の指示および説明は、 以下のTSPスイベルモデルに適用しま
す。
TSP100およびTSP100MK
-ENERPAC
W4000油圧トルクレンチに使用
TSP200およびTSP200MK - ENERPAC S6000、 S11000、 S25000、
W8000、 W15000油圧トルクレンチに使用
• モデルTSP100およびTSP200には、 スイベルアセンブリが付属され
ています。 モデルTSP100MKおよびTSP200MKには、 スイベルアセ
ンブリ、 スイベルマニホールドポストおよび着脱ボルト4本が付属
されています。
• スイベル保持リングとマニホールドポストOリング3個は、 すべ
てのTSPモデルに同梱されています。 モデルTSP100MKおよび
TSP200MKには、 マニホールドポストの下に取り付けるOリング
2個が付属されています。 確実に操作できるように、 セクション2.0と
4.0の指示に従って、 既存の部品を供給部品に交換してください。
4.0.
• 油圧継手はTSPスイベルに付属されていません。 ニップル、 アダプ
タ、 カップリングについては、 スイベルに既存のものをセクション
3.0の指示に従って、 TSPスイベルに取り付けてください。 既存の
油圧継手が再使用できる状態でない場合、 新品の継手を個別に
Enerpacからご購入ください。
• セクション2.0、 3.0および4.0の手順実施時は、 本書2ページの部品
図を参照してください。
重要 : 以下の手順を開始する前に、 すべての表面を拭いてきれいに
してください。 レンチにほこりが入り込まないように、 細心の注意を
払ってください。 ほこりが入り込むと、 レンチの故障およびレンチの
操作が不安定になる原因となります。
警告 : 以下の手順を開始する前に、 必ず油圧ホースをレン
チから取り外してください。
2.0 既存のスイベルとTSP100またはTSP200の交換:
1.
マニホールドポスト上部の保持リングを外します。 ドライバを
2本使用して、 マニホールドポストから既存のスイベルをゆっ
く り取り外します。
2. 着脱ボルト4本でマニホールドポストがしっかりと固定されてい
ることを確かめます。 トルク値については、 セクション4.0、 手順
6.0を参照してください。
3. マニホールドブロックOリング2個およびスイベルポストOリング
を取り外して廃棄します。 TSPスイベル用の新品のOリングと交
換します。
4. このセクションの手順5に進む前に、 既存のカップリング、 ニップ
ルおよびアダプタをTSPスイベルに再取り付けします。 セクショ
ン3.0の指示を参照してください。
5. マニホールドポストとマニホールドブロックOリングをシリコン
グリースでコーティングします。 TSPスイベルを注意しながら
Oリング上にスライドさせ、 マニホールドポストに完全に取り
付けます。
6. TSPスイベル用の新品の保持リングを取り付けます。
S1500、 S3000、 W2000、
7. ホースを接続して、 レンチを69 bar[1,000 psi]に保って、 オイル
3.0 カップリング、 ニップル、 アダプタの再使用:
をレンチに取り付け中は、 油圧継手を絶対に締め付けないでくだ
さい。
以下の手順に従って、 既存のスイベルのカップリング、 ニップルおよ
1.
2.
3.
4.
5.
6.
いでください。 重大な人身傷害およびレンチ構成部品破損の原因
となります。
23
説明シート
TSP プロシリーズスイベル
が漏れていないか点検します。 漏れがなければ、 レンチを700
bar[10,000 psi]に保ち、 漏れがないか再点検します。 漏れが見
つかった場合、 レンチを使用する前に、 漏れの原因を特定して
補正します。
注意 : 以下の手順に従って油圧継手を取り外しおよび取り
付けるときは、 あごの柔らかいバイスを使用してスイベル
を保持してください。 レンチを破損しないように、 スイベル
びアダプタをTSPスイベルに再取り付けします。
既存のスイベルをあごの柔らかいバイスに固定して、 カップリ
ング、 ニップルおよびアダプタを外します。
再取り付けの準備中に、 カップリング、 ニップルおよびアダプタ
に乾いたネジシーラントが残っていれば取り除きます。
TSPスイベルをあごの柔らかいバイスに固定します。
重要 : 再組み立て前に、 すべての構成部品を点検してくださ
い。 摩損または破損している部品があれば、 必ず新品に交換し
てください。
カップリングのネジ部をLoctite 577ネジシーラントでコーティ
ングします。 カップリングを後退位置ポート( 「B」 の印)にねじ込
みます。 40~50 Nm[30~37 ft-lbs]トルクで締めます。
アダプタ両端のネジ部をLoctite 577ネジシーラントでコーテ
ィングします。 ニップルをアダプタの片端にねじ込みます。 アダ
プタのもう一方の端を前進位置ポート( 「A」 の印)にねじ込みま
す。 40~50 Nm[30~37 ft-lbs]トルクで締めます。
シーラントが安定するまで十分な時間待ちます。 レンチに圧力
をかけるまでに、 温度20~40° C [68~104° F]で最低3時間また
は温度5~20° C[40~68° F]で最低6時間待ちます。
警告 : TSPスイベルの旋回部分は、 1本のボルトで互いに
固定された2つのスイベルアームで構成されています。 ボ
ルトが緩んでいたり無い状態で、 絶対にレンチを操作しな