面を確認し撮影します。 電池消耗による撮影不能を避けるため電池はでき
るだけダイビング毎にフル充電状態の電池に交換してください。
Q7 :水漏れ有無の確認方法を教えてください。
A7 :事前テストとカメラ装填後の最終テストで確認してください。 事前テストは
カメラをプロテクタに入れずにご使用深度に沈めて水漏れの有無を確認す
るのがいちばん確かですが、 実施が難しい場合は水深1メートル程度のとこ
ろやバスタブでのテストでも実施した方が安全です。 最終テストはバスタブ
やバケツでも実施可能です。
Q8 :水没事故の原因を教えてください。
A8 :水没事故は主に下記のことが原因で起こります。 特に念入りに確認してく
ださい。
(1) Oリングの取付け忘れ
(2) Oリングの一部または全部が溝から外れていた
(3) Oリングの傷、変質、または変形
(4) Oリングへの砂・繊維くず・髪の毛等異物の付着
(5) Oリング溝、 前蓋部Oリング接触面への砂・繊維くず・髪の毛等異物の付着
(6) プロテクタを密閉する際の、ストラップ、シリカゲル包装袋等の挟み込み
(7) 船上から海へ放り投げたり、プロテクタを持ったまま水中に飛び込む等プ
ロテクタに瞬間的に強い力がかかった時。水中に入る際は手渡しを行うな
ど衝撃を与えないようご注意ください。
Q9 : Oリングメンテナンスの注意点を教えてください。
A9 :下記の点にご注意ください。
(1) Oリングはクリーニングの際にアルコール・シンナー・ベンジン等の有機
溶剤や化学洗剤の使用は避けてください。 これらの薬品を使用するとOリ
ングが変質し劣化を速めます。
(2) グリスはオリンパス純正のシリコンOリング用 (白キャップ) グリスをお使
いください。PT-008までのプロテクタに付属のグリス (赤キャップ) や他
社製のグリスは本シリコンOリングに適しておりませんので、 使用すると
表面が変質して防水機能を損なうことが有ります。
(3) 長期間使用しない時はOリングの変形を避けるためにOリングをプロテク
タから外して専用グリスを薄く塗り、 清潔なポリ袋等に入れて保管してく
ださい。 再度使用する場合はOリングに傷・ひび割れがないこと、弾力が
十分にあること、 表面がべとつく等の異常が無いことを確認した上で専用
グリスを薄く塗り直してご使用ください。グリスは塗りすぎても防水機能
や許容耐圧は上がりません。 かえって砂やゴミなどが付き易い結果になり
ます。薄く均一に塗ることで最大の効果を発揮します。
(4) Oリングは消耗品です。少なくとも1年に1回は交換するようにしてくだ
さい。
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