▶ 作業保護具および保護メガネを常に着用してください。負傷の危険を低減するために、本製品の使用状
況に応じた粉じんマスク、耐滑性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。
▶ 本体がまだ冷めていないうちに作業を行う必要がある場合は、必ず保護手袋を着用してください。
▶ 適切な耳栓を着用してください(製品仕様の「騒音について」を参照) 。ガスと空気の混合気体に点火す
ることにより、ファスナー打鋲機構が作動します。その際に発生する騒音で聴力の低下を招く場合もあ
ります。現場で直近に居合わせる人も適切な耳栓を着用してください。
▶ 作業中は不安定な姿勢をとらないでください。足元を安定させ、常にバランスを保つようにしてくださ
い。これにより、万一本製品が異常状況に陥った場合にも、適切な対応が可能となります。
▶ 鋲打機、アクセサリー、先端工具などは、それらの指示に従って使用してください。その際は、作業環境
および用途についてもご注意ください。指定された用途以外に本体を使用すると危険な状況をまねく恐
れがあります。
▶ 作業中は、作業関係者以外、特に子供が近づかないようにしてください。
打鋲機を使用しての安全な作業
▶ 打鋲機を身体に押し付けると、意図しない打鋲により重傷を負う可能性があります。打鋲機の先端部は
決して手や身体の他の部分に押し付けないでください。
▶ ファスナー打鋲する際はトリガーから指を離し、ファスナーガイドは強く押さないでください。用途に
応じたファスナー(ワッシャー、クリップ、クランプなど)をファスナーガイドに装填する際には、意図
しない打鋲により重傷を負う可能性があります。
▶ 打鋲機の先端部を、決して自分や周囲の人に向けないでください。
▶ 打鋲機を使用する際、腕は軽く曲げた状態にしてください(決して腕をピンと伸ばして突っ張らないこ
と) 。
▶ 打鋲の際は常に鋲打機をグリップでしっかりと保持し、母材に対して垂直にしてください。それにより
ファスナーが母材からそれて打鋲されるのを防止できます。
▶ ネイルプッシャーを引き戻す際には、ネイルプッシャーがロックされていることを必ず確認してくださ
い。
▶ ファスナーを打鋲する前に、打鋲動作の際に作業領域の前方、後方、または下方に人や物に対する危険
が生じることがないかどうか確認してください。ファスナーが打鋲される作業面の後方に人がいたり、
あるいは身体の一部があってはなりません。
▶ ファスナーは、溶接された鋼材あるいは鋳鋼などの極めて硬い母材へ打鋲しないでください。これらの
母材への打鋲は、正常でない打鋲およびファスナーの破断の原因となることがあります。
▶ ファスナーは、木材あるいは支持材による支えのない石膏などのきわめて柔らかい母材へ打鋲しないで
ください。これらの母材への打鋲は、正常でない打鋲およびファスナーの母材貫通の原因となることが
あります。
▶ ファスナーは、ガラスあるいはタイルなどの割れやすい母材へ打鋲しないでください。これらの母材へ
の打鋲は、正常でない打鋲および母材破砕の原因となることがあります。
▶ 打鋲を行う前に、母材の背面で人が負傷する危険のないこと、また物財損傷の危険がないことを確認し
てください。
▶ 必ず鋲打機を母材に完全に垂直に押し付けてからトリガーを操作してください。
▶ 高い打鋲数で長時間使用した場合、グリップ部分以外の表面が高温になることがあります。火傷を防止
するために保護手袋を着用してください。
▶ 鋲打機が過度に熱くなった場合には、ガス缶を取り外して鋲打機を冷ましてください。最大打鋲数を超
えないようにしてください。
▶ 打鋲動作中には、母材、ファスナーまたはマガジンストリップなどから母材材料が飛散することがあり
ます。破片が身体の一部、眼などを傷つけることもあります。アイシールド、耳栓および保護ヘルメッ
トを着用してください。負傷の危険を低減するために、打鋲機の使用状況に応じた粉じんマスク、耐滑
性の安全靴、ヘルメット、耳栓などの個人用保護具を着用してください。現場で直近に居合わせる人も
アイシールドと保護ヘルメットを着用してください。
▶ 決して同じ位置に 2 個目のファスナーを打鋲しないでください。このような打鋲は、ファスナーの破断
や噛み込みの原因となることがあります。
▶ マガジンの交換、清掃および保守作業を行う前に、必ずガス缶(指示 → 頁 256) 、バッテリー(指
示 → 頁 256) 、およびマガジンの内容物を取り出してください。鋲打機を監視のない状態で放置、搬送あ
るいは保管する場合は、ガス缶、バッテリー、マガジンの内容物を取り出してください。
▶ 熱の影響による破裂の危険! 鋲打機、アクセサリー、および資材は、裸火、ヒーター、はんだおよび溶
接機などの熱源からの過度の熱にさらされないように保護してください。
▶ 打鋲機とアクセサリーに損傷がなく、作業に影響を及ぼすことなく規定どおりの機能を発揮できること
を確認してください。可動部分が問題なく動作し、 動きに硬さがないか、 あるいは部品に損傷がないか点
検してください。すべての部品が正しく取り付けられて、打鋲機が支障なく作動するための条件が整っ
ているか確認してください。安全装置や部品に不具合があり、取扱説明書に解決方法が明記されていな
い場合は、弊社営業担当またはHilti サービスセンターに適切な修理/交換を依頼してください。
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