図 13 – ケーブルシースへの潤滑油の塗布
10. ケーブルアセンブリを管内に送り込みます。
この時点でケーブルは回転させません。機械
のハウジングからケーブルが出る場所の近く
で、シースをつかみます。FlexShaft 清掃機
から6 "〜 12 "(150 〜 300 mm)のケーブル
アセンブリを引き出して、ケーブルにわずか
な反りがあるようにします。手袋を着用した
手でケーブルアセンブリを制御およびサポー
トする必要があります。不適切なケーブルサ
ポートは、ケーブルアセンブリがよじれたり
ねじれたりする可能性や、ケーブルを損傷し
たり作業者を傷つけたりする可能性がありま
す。ケーブルアセンブリを管内に送り込みま
す (図 12 、ステップ 1 )。
11. 抵抗を感じるまでケーブルアセンブリを進め
続けます。詰りの部分を通してチェーンノ
ッカーを慎重に動かします。ケーブルアセ
ンブリを無理に押し込まないでください。
チェーンノッカーが回転できない場合は、
排水管を清掃することができません。ケー
ブルがどのくらい中に入ったかに注意して
ください。ケーブルをより大きな排水管に
入り込ませないようにしてください。ケーブ
ルが絡まったり、その他の損傷を引き起こす
可能性があります (図 12 、ステップ 2 ) 。
12. 可能であれば、水を排水管内に流し始めて
ください。これにより、管内のゴミを洗い
流し、ケーブルを回収するときにケーブル
の清掃も行うことができます。システムの
蛇口を開くまたはその他の方法により水を
流してください。排水管が再度詰まる可能
性があるので、水位に注意を払ってくださ
い (図 12 、ステップ 3 )。
13. チェーンノッカーが掃除する詰まりや堆積物
を通過したら、ドリルスイッチを完全に押し
下げてチェーンノッカーを回転させます。
ケーブルアセンブリを排水管からゆっくり
944-733-751.10_REV. A
K9-102+ & K9-204+ FlexShaft™ 排水管清掃機
と引き、回転するチェーンノッカーが排水
管の壁を清掃して詰まりを解消できるよう
にします (図 12 、ステップ 4 & 5 ) 。ケー
ブルの回転が止まったら、ドリルの操作を
続けないでください。ケーブルがねじれた
り曲がったりすることがあります。ケーブ
ルの回転は、ドリルスイッチを放すことで
いつでも止められます。
手の中のケーブルアセンブリの感触と排水管
の中のドリル/ノッカーの音からの反応を確
認してください。ドリルクラッチが外れた
場合は、ケーブルの回転が停止した可能性
があります。 「セットアップ」セクション
の「ドリルの調整可能型クラッチの設定」
を参照してください 。電池式ドリルのトル
ク調整を「ドリル」設定にしないでくださ
い。この設定にするとドリルハンドルにか
かる力が大きくなり、ドリルが振り回され
る原因となる場合があります。ドリルハン
ドルをしっかり握ってコントロールを維持
してください。
チェーンノッカーが元の速度に戻るように
するには、チェーンノッカーを詰まりの部
分から取り出す必要があります。
チェーンノッカーが動かなくなった場合は、
ドリルを逆方向に短時間動かすことで解放す
ることができます。ケーブルの損傷を防ぐた
め、数秒以上逆方向に動かさないでくださ
い。場合によっては、ケーブルアセンブリと
詰まりを手で排水管から引き出すことが可能
です。この場合、ケーブルアセンブリを傷つ
けないように注意してください。ノッカーと
ケーブルから詰まりを取り除き、上述したよ
うに排水管の清掃を続けます。
カメラを併用する場合は、チェーンノッ
カーをカメラヘッドまたはプッシュロッド
に差し込まないでください。
場合によっては、管の反対側を清掃する際
に、ドリルを短時間逆回転させると有効な
場合があります。
14. ケーブルを回収しながら、残りの排水管の
掃除を続けます。排水管が清掃されたら、
ケーブルを回収して排水管清掃機に戻しま
す。ケーブルが格納されている間に、ケー
ブルが詰まりの部分に取り込まれる可能性
があるので、細心の注意を払ってください
(図 12 、ステップ 6 )。
15. ケーブルアセンブリが回収されているとき
に、シースのマーキングに注意してくださ
い。チェーンノッカーが排水管の開口部に
近づいたら、ドリルスイッチを放します。
チェーンノッカーが回転している間は、排
水管からチェーンノッカーを引き出さない
でください。チェーンノッカーが方向を変
えて急に動き回り、大けがを負う可能性が
あります。
16. さらに清掃が必要な場合は、上記の手順を
繰り返してください。
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