注意:ID:CORE V4アンプはメインのUSBポートを介して接続するようにしましょ
う。これは、多くの場合、コンピューターの背面にあります。
ID:CORE V4アンプは、レコーディングソフトウェア内では、オーディオキャプチ
ャデバイスとして表示されます。 ID:CORE V4アンプからのUSBオーディオ信号出
力レベルは、フロントパネルのGAINコントロール(3)を回しながらタップスイッ
チ(11)を押すことで、アンプのスピーカー音量とは関係なくコントロールできま
す(「高度な機能」セクションを参照)。 これにより、出力をより低く、より快適
なレベルでモニターしつつ、適切かつ高レベルな録音信号レベルを確保できます。
また、フロントパネルのVOLUMEコントロールを0にすることでスピーカーのボリ
ュームをゼロにして、スピーカーから音を出さずに録音することもできます。
USB経由してID:CORE V4アンプから直接コンピューターに出力されるオーディオ
は、4つの独立したマルチチャネルで送信されます。
チ ャ ン ネ ル 1 : ス テ レ オ ス ピ ー カ ー シ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 左 チ ャ ン ネ ル で す 。 C a b
RigLiteスピーカーキャビネットシミュレーションとエフェクト処理されたギター
サウンドです。スーパーワイドステレオエフェクトの左チャンネルになります。
チ ャ ン ネ ル 2 : ス テ レ オ ス ピ ー カ ー シ ミ ュ レ ー シ ョ ン の 右 チ ャ ン ネ ル で す 。 C a b
RigLiteスピーカーキャビネットシミュレーションとエフェクト処理がなされたギタ
ーサウンドです。スーパーワイドステレオエフェクトの右チャンネルになります。
チャンネル3:プリアンプの出力です。エフェクトに入る前に分岐された、スピーカ
ーキャビネットエミュレーションなしの状態で、VOICEおよびEQステージのプリ
アンプサウンドになります。 レコーディングソフトウェア/ DAWに装備されてい
る独自のエフェクトやキャビネットエミュレーションプラグインでの使用に最適で
す。
チャンネル4:未処理のギター信号が出力されます–ギターから直接出力される信号
で、この信号を録音するのは、後でリアンプに使用するためです(以下の「リアン
プ」セクションを参照)。
これら4つのオーディオストリームは、使用しているレコーディングソフトウェア/
DAW内で同時に録音できます。
ヒント:ステレオスピーカーで録音したトラックを再生するときに忠実に再現され
る、スーパーワイドステレオ効果のあるサウンドを録音するには、ステレオエミュ
レートされた左チャンネルをミックスの100%左にパンし、右チャンネルを100%
右にパンします。
ID:CORE V4アンプは、コンピューターからオーディオ入力を受信することもでき
ます。
チャンネル1:ライン入力、左チャンネル–オーディオモニタリングまたはMP3 /バ
ッキングトラックの再生に使用されます。 内蔵スピーカーの左側から再生します。
チャンネル2:ライン入力、右チャンネル–オーディオモニタリングまたはMP3 /バ
ッキングトラックの再生に使用されます。 内蔵スピーカーの右側から再生します。
チャンネル3:リアンプ入力–リアンプモードの場合、リアンプのために、録音済みの
未処理のギター信号をアンプに送信します。
チャンネル4:未使用です。
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リアンプ
ID:CORE V4アンプは、Blackstar Architectソフトウェアでリアンプモードに切
り替えることができます。 この設定は保存不可能な設定で、USBケーブルが取り外
されるか、アンプの電源がオフになるとオフになります。
リアンプモードを有効にすると、アンプはUSB出力3経由で録音されたドライギタ
ー信号を受け入れ、USB入力1+2で処理したオーディオ信号を返します。このリタ
ーン信号は、接続されたWindows PCまたはMacのソフトウェアを使用して取り込
むことができます。リアンプモードを使用するには、レコーディングソフトウェア
がID:CORE V4をオーディオインターフェースとして使用するように設定しておく
必要があります。
ヒント: リアンプを行うには、レコーディング時にドライギタートラックを録音
しておく必要があります。ID:CORE V4のUSBチャンネル4を使って、チャンネル
1、2と一緒にドライギタートラックを録音し、後でリアンプすることもできます。
注意:ID:CORE V4を他のインターフェイスやスタジオモニターとリアンプモード
で使用したい場合は、複数のインターフェイスを同時に使用できるアグリゲートサ
ウンドデバイスを設定する必要があります。Macでは、OSのAudio / Midi環境設
定を使ってアグリゲートデバイスを作成することができます。Windowsでは、無料
のツールASIO4ALLを使用してアグリゲートデバイスを作成できます。
https://asio4all.org/
高度な機能
ID:CORE V4アンプには、アンプを最大限に活用することを楽しむより深いユー
ザーを対象とした、さらに高度な機能があります。これらの機能には、アンプのフ
ロントパネルに独立したコントロールはありませんが、代わりに、タップスイッチ
(11)を「シフトキー」として使用し、他のコントロールを使用してこれらの機能
にアクセスすることでアクセスできます。
音楽再生のボリューム調整:TAP+VOLUME
ほとんどの場合、LINE IN / STREAMING入力経由の音楽再生の音量は、再生デバ
イスの方でコントロールするはずです。 ただし、より静かな環境と利便性を図る
ために、フロントパネルのボリュームコントロール(4)を回しながらタップスイ
ッチ(11)を押し続けると、ID:COREV4アンプの音楽再生音量を下げることがで
きるようになっています。
USB録音レベル:TAP + GAIN
USBオーディオのセクション(15ページを参照)で説明したように、ID:CORE V4
アンプからのUSBオーディオ信号の出力レベルは、フロントパネルのゲインコント
ロール(3)を回しながらタップスイッチ(11)を押し続けることで、アンプのス
ピーカー音量とは関係なくコントロールできます。
エフェクトのスピード/タイムの調整:TAP + Effects Level
エフェクトレベルのセクション(10ページを参照)で説明したように、モジュレ
ーションエフェクトとディレイエフェクトのスピード/タイムは、フロントパネル
のエフェクトレベルコントロール(10)を回しながらタップスイッチ(11)を押
し続けることでコントロールできます。 これは、本来のタップスイッチを使用し
て行うよりも、特定のエフェクトテンポを設定するのに非常に便利です。
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