安全について
1
安全について
1.1
一般的な安全上の注意
本製品を使用する前に、本取扱説明書をよくお読みください。
本取扱説明書の記載事項を遵守し、 『使用目的』の項に記載してある目的
以外では使用しないでください。
製品の正しい使用方法がいつでも確認できるよう、本取扱説明書は大切に
保管してください。
本製品は、使用方法の練習を行ってから使用してください。
本製品は、それぞれの国や地域が定める規則に従ってお取扱いください。
この酸素自己救命器はメンテナンス不要です。ただし定期的に点検を行う
必要があります 3.3 章 ( 133 ページ)を参照。
Dräger 純正部品以外は使用しないでください。これを守らないと、製品が
正しく機能しない可能性があります。
本製品に異常が認められた時は、絶対に使用しないでください。また、本
製品は絶対に改造しないでください。
本製品に異常が認められた場合は、弊社サービスセンターまでご連絡くだ
さい。
1.2
警告表示について
以下の警告表示とともに記載してある項目は、本製品の使用にあたって特に注
意が必要な内容です。
警告
!
この表示の注意事項を守らないと、
死亡や大けがなどの人身事故につながることがあります。
注意
!
この表示の注意事項を守らないと、けがをしたり周辺の物品に損害
を与えたりすることがあります。
情報
i
i
製品の使用に関する付加情報です。
2
本製品について
2.1
各部名称
2.1.1 ケース
1
2
3
4
6
1
ケース上部
2
開封具およびシール
3
ケース下部
4
締め付けバンド
5
湿度インジケータ付のぞき窓 (セイフティアイ)
6
ショルダーストラップ
(酸素自己救命器をベルトに装着するためのベルト通しは図示されませ
ん)
7
摩耗防止ラバーケース (オプション)
8
ラベル
132
5
7
8
00131209
2.1.2 マウスピースおよびノーズクリップ付の機能ユニット
10
9
18
9
マウスピース
10 ネックストラップ
11 ノーズクリップ
12 熱交換器
13 呼吸用ホース
14 スターター
15 呼吸袋
16 KO
カートリッジ
2
17 保護ゴーグル
18 チェストベルト
2.2
機能の説明
Dräger Oxy 3000/6000 MK II は、閉鎖循環式の酸素自己救命器です。環境空気
に依存せず、呼気を化学反応によって浄化して酸素を供給します。酸素発生源
は超酸化カリウムです (KO
、K タイプの酸素自己救命器) 。
2
Dräger Oxy 3000 MK II の公称持続時間は 30 分です。 Dräger Oxy 6000 MK II の
公称持続時間は 60 分です。ただし持続時間は、使用者の呼吸量によって異な
ります。
日常的に携行する場合、酸素自己救命器は、肩に掛けるかベルトに装着しま
す。所定の場所に壁掛けで保管することも可能です。
2.3
使用目的
酸素自己救命器は、煙や有毒ガスが存在する区域や酸素が不足する区域から避
難する際に、非常用呼吸用保護具として使用します。
2.4
制限事項
大気圧よりも気圧が高い区域で、酸素自己救命器を使用しないでください。
酸素自己救命器は、温度等級が T1 および T2、T3、T4 である区域での使用に
のみ適します (ドイツの指針 「VDE 0171」または国際標準 「IEC 60079」を
参照) 。スターター付近の酸素自己救命器の最大表面温度は 135 °C 未満です。
酸素自己救命器にはマウスピースと保護ゴーグルが付属しているため、入れ歯
や眼鏡を装着している場合は、条件付きでのみ使用可能です。適性はトレーニ
ング装置で確認できます。
2.5
認証
酸素自己救命器は以下の規格および指針に準拠します:
DIN EN 13 794
89/686/EEC
AS/NZS 1716:2012 (MDG 3609:2010)
TP TC 019/2011
SANS 10338:2009 (Dräger Oxy 6000 MK II)
11
12
13
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16
17
00231209.eps
Dräger Oxy 3000/6000 MK II