注意
不適切な義足ソケッ トを装着した場合の健康上の危険 : 不適切な方法でソケッ トを適合した場合
には、 浮腫によ り断端に液体が溜まるなど、 装着者の健康に危害をおよぼします 。 義足ソケッ トは、
以下の ハーモニー用ソケッ トの組立方法にしたがって組立ててくださ い。
注意
過度の負荷によ り損傷をまねく おそれがあり ます :
ランニングまたはジャ ンプ以上の活動を伴うスポーツ競技などによ り過度の衝撃荷重がかかると、
スプリ ング部の破損につながる可能性があり ます。
事故や怪我の危険性を軽減するため、 機能上の異常に気づいた場合にはただちに義足の使用を
中止してくださ い。
スプリ ング作用や前足部の抵抗が減少したり、 場合によっては異常音が発生することで、 機能上
の異常がわかり ます。
対策: 担当の義肢製作施設に義足の点検を依頼し、 必要に応じて足部を交換してくださ い。
注記
不適切に使用すると機能損失をまねく おそれがあり ます : 装着者に対し、 ハーモニーポンプとハー
モニーシステムの正しい使用方法を指導してくださ い。
注記
バルブの汚れによ り機能損失をまねく おそれがあり ます : 定期的に 30-60 ml (1-2 流量オンス)
の蒸留水を 5 から 10 回ほど流すなど してバルブを洗浄し、 ハーモニーシステムを適切にメ ンテナ
ンスしてくださ い。 洗浄してもプラスチッ ク製バルブ (4Z106 直線型および 4Z108 エルボ型) の不
具合が解消されない場合は、 簡単に交換することができます (図 7 参照)。
備考
• ハーモニーポンプは丁寧に取扱い、 損傷がなく摩耗していないことを定期的に確認してく ださ い。
• ハーモニーシステム が正しく機能している状態や吸引力が落ちた状態、 懸垂吸引によ り肢が持
ち上がる時の状態を良く確認しながら義足を使用してくださ い。
2.4 義肢装具士の資格
本製品の適合は、 オッ トーボッ ク社の行なう ト レーニングを受講し、 認定された技術者のみが実施す
ることができます。
2.5 機能
2.5.1 構成部品 (図 2)
(A) カ ーボンフ ァイバー製前足部スプリ ング
(B) カ ーボンフ ァイバー製ヒールスプリ ング
(C) 強化プラスチッ ク製ベーススプリ ング
(D) カ ーボンフ ァイバー製取付スプリ ング
(E) アルミニウム製アダプター
(F) ヒールウ ェ ッ ジ
(G) 調整リ ング
311