警告
以下は、あなたの安全のための情報です。当製品をご使
●
●
用になる前に、必ず取扱説明書をよく読み、完全に理解
するようにしてください。また、ご不明な点がある場合
には、お買上げの販売店またはダイビングインストラク
ターから必ず説明を受けてください。
当製品を使用してスクーバダイビングを行うにあたって
●
●
は、国際的に認知されている潜水指導団体の講習を必ず
受けてください。
間違った使い方をすると、浮上、潜降のコントロールが
●
●
効かなくなったり、製品自体が壊れたりして、深刻な事
故・死亡事故につながる恐れがあります。
当製品は、いかなる人が使用しても、どんな状況下にお
●
●
いても、沿岸警備隊認可の浮力体ではありません。
水中でBCJ内に空気を出し入れする際には必ずゆっくり
●
●
と行ってください。急激な給排気をすると浮力のコント
ロールを失い、空気塞栓症等の深刻な事故・死亡事故に
つながる恐れがあります。
安全に浮上できるようになるには、相当量の練習が必要で
●
●
す。オーバープレッシャーバルブ機能は、浮力コントロー
ルミスによる急浮上を未然に防ぐ機能ではありません。
ウエイトを増やす際には、BCJのポケットに入れて本体に
●
●
取り付ける事はおやめください。緊急時に、ウエイトを
外せなくなる恐れがあります。また、過度なオーバーウ
エイトは、適正な浮力コントロールの妨げになったり、
浮力自体が低下することがあります。
ウエストベルトは快適で適切なフィット感を得られるよう
●
●
調整してください。BCJを完全に膨らませたとき、呼吸を
制限しないようにしてください。使用前には、全てのベル
トやストラップ、バックルを確認してください。摩耗また
は損傷した部品がある場合には絶対に使用せず、お買上げ
の販売店にて点検、修理を行ってください。
BCJを改造して規格外のパーツを取り付けると、器材が正
●
●
常に作動しなくなり、深刻な事故・死亡事故につながる
恐れがあります。
事故を未然に防ぐため、スクーバダイビングを行う前後
●
●
や、次のダイビングに備えて、必ずBCJの各部を点検して
ください。警告や注意事項に従うことで、BCJ器材トラブ
ルを防止できます。また、インフレーターや他の装置が
適切に作動するかを確認するため、お買上げの販売店に
て定期点検を受けることを強く推奨します。
APAシステムは、ダイビング数でタンク100本、または
●
●
使用状況にかかわらず、購入後もしくはオーバーホール
後1年間を経過した時点で、オーバーホールを受けるよ
うにしてください。
当製品は、21%の酸素と79%の窒素からなる標準の混合
●
●
ガスで使用するように設計されています。(呼吸できる
空気は、EN12021に準拠していなければなりません。)
必ず認定されたコンプレッサーを使用して充填してくださ
い。空気の質(例えば、匂い)に異常がある場合は、ダイ
ビングしないでください。ヘリウムその他を含む混合ガス
を使うと、BCJの腐食、劣化、老朽化の原因となり、金属
製・ゴム製の部品が故障する恐れがあります。規格外の混
合ガスは、火災や爆発の危険性があります。
保管中および、車や船での輸送中は、インフレーター
●
●
ホースを折りたたまないでください。BCJをメッシュバッ
グなどから取り出したり持ち運んだりするときは、イン
フレーター部分を引っ張らないでください。インフレー
ターホースに過度の力をかけると(例えば、折りたたん
だり、ねじったり、強く引っ張るなど)、ホースに亀裂
が生じる恐れがあります。
炎天下の車内やトランク内、直射日光下のボート上や、
●
●
60℃を超えるような極端に熱い場所にBCJを放置しない
でください。熱や紫外線の影響によって、変形や変色が
起こり素材寿命が縮まる場合があります。
ナイフやカッター等、先のとがった鋭利なものを近づけ
●
●
ないでください。
BCJを取扱う時には、重いものを上に乗せたり、引きずっ
●
●
たり、手荒な扱いは避けてください。
取り付け方法
全てのTUSA BCJには、インフレーターシステムが装備され
ています。L.P.(中圧)ホースの取付け方法は次の通りです。
※L Pホースとエアーインフレーションバルブの作動圧力
は、10psi〜174psi(0.7bar〜12bar)です。
レギュレーターへの取付け
L.P.(中圧)ホースを、レギュレーターファーストステージ
のL.P.(中圧)ポートに差し込み、15mmのスパナでしっか
り締め付けてください。接続には3/8 インチUNFネジが使
われています。L.P.(中圧)ホースポートがどれかを確認す
るには、レギュレーターの取扱説明書を参照してください。
タンクに空気が満杯まで充填されているとき、L.P.(中圧)
ポートに接続された低圧計が、0.8M P a(8b a r)以上、
1.2MPa(12bar)以下を指していることを、ダイビング前
に必ず確認してください。
L.P.(中圧)ホースのレギュレーターファーストステージへの
取付けは、お買上げの販売店に依頼することを推奨します。
警告:
L.P.(中圧)ホースを、レギュレーターのH.P.(高圧)
ポートに接続しないでください。ダイバーや器材に重大
な損傷を与える恐れがあり危険です。
BCJへの取付け
L.P.(中圧)ホース先端を親指と人差し指で引っ張りなが
ら、ホースのカプラーをインフレータープラグに押し込ん
で接続します。カプラーがプラグにしっかりと接続されて
いるかどうか、ホースをしっかりと引っ張って確認してく
ださい。[図1]その後、インフレーターホースホルダーに、
L.P.(中圧)ホースとインフレーターホースを固定します。
[図2]また、インフレーターからインフレーターホースを
取り外すには、クイックディスコネクトカラーを後ろに引
き、プラグから継手を外してください。
L.P.(中圧)ホースの固定(APA タイプ)
APAにL.P.(中圧)ホースのカプラーを接続した後、インフ
レーターホースの側面にある溝に差し込みます。これによ
り、ホースがきれいに整えられ、取扱いやBCJの着脱が容
易になります。[図3]
インフレーターの固定(APAタイプ)
APAインフレーターの固定位置は、通常のインフレーター
と同様の位置を推奨します。[図4]通常の排気と、APAイン
フレーター本体を引っ張ることによる急速排気との両方が
使用可能です。また、主にAPA 排気ボタンによる急速排気
を使用する場合は、ホースホルダーを使用してAPA排気ボ
タンを固定することが可能です。常に手元にAPA排気ボタ
ンが来るようになり、操作性が向上します。[図5]
BCJの排気
急速排気
TUSA BCJには、急速排気機能が付いています。速やかに
排気して潜降することが可能です。インフレーター本体を
水平方向に引っ張ってください。必要なだけ排気されるま
でインフレーターを前方へ引っ張り続けます。[図6]手を離
すとバルブが閉じます。
注意:
排気速度が最大なのは、ショルダーダンプバルブ[図7]ま
●
●
たは急速排気バルブ[図6]です。
急速排気バルブの可動範囲は6mm(1/4インチ)に制限
●
●
されています。強く引っ張ったからといって排気速
度は速まりません。力任せに強く引いてバルブを作
動させないでください。部品が損傷し、システムが
J
59