3 | 仕様
R-134a漏れ率(g/yr)
次の表は、一般的に機械内にありがちな化学物質と、それらが D-TEK 3 を誤って反
応させるかを示しています。
漏れ検査はエンジンを
化学物質
切って実施します。
SAE推奨リーク検査手
順
リーク検査は、必ずエンジンを停止して、実施してください
特許 (出願中)
出願番号 10 2018 208 826.8
160 / 357
4
フロントガラス洗浄液(メタノール含有)
Ford™スポット・しみ抜き剤
Fordさび浸透・防止剤
Fordガスケット・トリム接着剤
Permatex™ナチュラル・ブルー・クリーナー・グリース除去剤
Fordブレーキ・パーツ・クリーナー
Fordスプレー・キャブレター・チューンナップ・クリーナー
Fordクリア・シリコンラバー
Motorcraft™ G-05凍結防止剤/冷却剤
Gunk™リキッドレンチ
Ford軽石/ローション・ハンドクリーナー
Ford Motorcraft DOT3ブレーキ液
Fordシリコン潤滑剤
Dexron™自動変速機フルード
鉱油性エンジンオイル
1.
システム停止時のゲージ圧力が340 kPa(50 psi)になるまでシステムに冷媒を
充填します。気温が15°C(59°F)未満の場合は、必要な圧力に達しないた
め、リーク検査を実施することができないことがあります。
2.
冷媒系統全体を目視点検し、接続部からの潤滑油の漏れや、配管、ホース、お
よび各コンポーネントの損傷や腐食がないことを確認します。漏れが疑われ
る、すべての接続部、ホースと配管の接続部、冷媒制御部、キャップが正しく
取り付けられているサービスバルブ、ろう付けおよび溶接部、および取り付け
ポイント、配管抑え部、各コンポーネントの周辺を、検出プローブを使用して
点検します。明らかに大きな漏れがあると考えられる場合は、まず、感度の設
定を中(7 g/year)または低(14 g/year)にして点検します。
3.
漏れが発生する可能性のあるポイントを見逃さないようにするため、連続した
経路で冷媒回路を検査するようにしてください。途中で漏れが見つかっても、
冷媒回路の終端まで検査を続行してください。
4.
サービスバルブのキャップを外した状態で、もう一度検査します。エアガンで
バルブの周辺を清掃し、感度を中(7 g/year)に設定してリーク検査を実施し
ます。
5.
検出器のプローブを表面から9.5 mm(3/8インチ)を超えて離れないようにし
て、75 mm/s(3 in./s)を超えない移動速度で動かし、点検ポイント(スイッ
チ、センサ、冷媒配管接続部など)の周囲を徹底的に調べます。
6.
プローブを動かす速度を遅くし、プローブを表面に近づけるほど、漏れを見つ
ける可能性が高まります。ただし、この基準に適合するように製作されている
検出器は、9.5 mm(3/8インチ)の距離からの空気のサンプリングを基準にして
います。特に、プローブが接続部で静止したとき、つまり、プローブの移動時
に接続部に物理的に接触したときに漏れが検出された場合は、その部分の検査
をやり直すことを推奨します。漏れが修理可能な程度であることを確認するた
めに、表面からの距離(9.5 mmまたは3/8インチ)を保持してプローブを移動さ
せながら、その部分の検査をやり直します。また、高い感度設定(4 g/year)
で明らかな漏れが見つかった後、感度設定を中(7 g/year)にして再検査する
と有益なこともあります。
R-1234yf漏れ率(g/yr)
4
074-710-P16A D-TEK 3 Operating Manual
INFICON
感度設定
高
誤った反応
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
はい
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ
いいえ