団用保護具とみなされます。
使用方法
本製品の設置にはリング(製品番号1040xx)を固定する支持構造またはカラビナ(製品番号0981E)を
接続するType A支持構造型アンカーの策定が必要です。
可能な限り、1箇所または複数箇所の中間アンカーの使用を推奨します。中間アンカーはリング(製品番号
1040xx)付き支持構造の周り、またはType Aアンカーポイントに直接作ることができます。ベルトをカラビナ
(製品番号0981E)に通し、スムーズに滑ることを確認してください。中間アンカーの入口側スパンと出口側スパ
ンのあいだの最大角度は15度です(図3)。
アンカーおよび支持構造は破壊に対する耐性が19kN以上あることがわかっているもの、または確認されたもので
なくてはいけません。墜落時にアンカーに伝わる最大荷重は14kNです。ライフラインの引張強度は26.2kNです。
表Aには最小スパン、最大スパン、中間スパンが示されています。
設置方法
• 設置は適切な能力のある作業者がおこなってください。
• 固定側末端[1]を末端アンカーに取り付けてください。
• ラチェット[2]をポジション3にセットしてください。
• フリーベルト[3]を伸ばし、伸張側先端[4]をもう一方の末端アンカーに接続してください。
• フリーベルト[3]を手の力だけで軽く張りながら、回収してください。
• ラチェットをポジション2にセットし、ベルトが最低でも軸の上を2周するだけの張力をかけてください。その際、
過剰な張力がかかるのを避けるため、ラチェットは片手で操作してください。
• ラチェットをポジション1にセットしてください。
• フリーベルト[3]を巻き直してください。
• 必要に応じて、中間アンカーにもベルトをセットしてください。
• 設置後に記録を提出する必要はありません。使用後には撤去する一時的なラインだからです。
撤去方法
• ラチェットをポジション3にセットし、すべてのアンカーからベルトを外してください。ベルトを適切なやり方
で巻き直してください。
作業員のポジショニング用または墜落防止用サブシステムの接続方法
• EN362 Type B/A/T、いずれかの規格のコネクターを使用してください。コネクターが命綱の上をスムーズに
移動することを確認してください。
• 中間アンカーの通過時には第2の安全装置を用意してください。
作業環境の危険性を評価し、使用すべき個人用保護具(DPI)を判断するためには、墜落ファクター(図4)を次
の計算式で算出します:墜落距離÷ランヤードの長さ。
墜落ファクターが0、すなわち作業者がアンカーポイントの下にいてランヤードがぴんと張っている場合、または
墜落ファクターが1でも、動くことのできる範囲が0.6m以下の場合はポジショニング用装備を使用することができ
ます。
その他の場合で墜落ファクターが1以上ある時は、制動力を6kN以下に抑える墜落防止器具の使用が義務づけられ
ています。
作業者の足の下に必要な最低クリアランスは、ショックアブゾーバーの伸張分と、柔軟性のあるアンカーラインの
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