または
b. 洗浄消毒器を使用する(下記の「洗浄消毒器」を参照) 。
a) または b) を行った後は、ライナーの検査を行ってください(下記の「ライ
ナーの検査」を参照) 。
手作業による洗浄および消毒
1. ライナーを裏返して、表面が十分に湿潤するまでアルコール含浸ワイプ
で拭きます。 そのまま乾燥させてください。
2. ライナーを通常の形状に戻し、 外側の面に対しても同じ作業を行います。
洗浄消毒器
1. 洗浄消毒器を使用して 90 ℃、 5 分間の曝露時間で洗浄および消毒を行い
ます。
2. 遠位端を上にしてライナーを洗浄消毒器に入れます(図 6 ) 。 スタンド
が十分に長く、近位端が開いた状態にできることを確認してください。
3. 洗浄剤を投入し、洗浄消毒器を起動します。
注意:洗浄消毒器の使用後は、ライナーを再使用する前に滅菌する必要があ
ります(下記の「滅菌プロセス」を参照) 。
ライナーの検査
1. ライナーのシリコン層に汚れや亀裂がないかどうかを目視で確認しま
す。
2. シリコン層に亀裂がある場合は、ライナーを廃棄します。
3. 汚れがある場合は、手作業による洗浄と消毒をもう一度行います(上記
の「滅菌の準備」を参照) 。
4. 亀裂も汚れもなければ、 ライナーを滅菌します(下記の「滅菌プロセス」
を参照) 。
滅菌プロセス
1. 滅菌フィルムにライナーを入れ、両端をシールします。
2. 必要なラベルを貼付します。
3. オートクレーブ内で分割前真空と湿式加熱によって 134 ℃、 5 分間以上
の曝露時間で滅菌します。
注意:滅菌に他の薬剤を使用しないでください。シリコンは曝露した物質を
吸収します。
仮(予備)義足での使用
警告:下腿切断患者による仮(予備)義足の一部としてのみライナーを使用
してください。
注意:ライナーの性能を確認します。 性能に変化がある場合は、ライナーの
使用を中止して医療提供者に連絡してください。
仮(予備)義足のライナーサイズの選択
正しいライナーサイズを決定します( 「ライナーサイズの選択」の項を参照) 。
ライナーマトリクスが骨構造を 4 cm にわたって覆っていることを確認してく
ださい。 マトリクスが腓骨頭より上にこないようにしてください。
注意: ライナーがきつすぎると、ピストニングが発生したり、しびれが生じ
たりする可能性があります。 ライナーが緩すぎると、発汗量が増えたり、断
端が動いたりする可能性があります。 いずれも水疱や発疹の原因となること
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