Siemens SIMATIC HMI Mobile Panel 277 IWLAN Manual Del Usuario
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SIMATIC HMI
SIMATIC HMI
Mobile Panel 277F IWLAN
のフェールセーフ操作
機能マニュアル
次の補足事項はこのマニュアルの一部です。
番号
製品情報
1
Use of subassemblies/
modules in a Zone 2
Hazardous Area
バージョン 1.04
08/2008
A5E01003835-01
図面番号
エディション
A5E02615843-01
08/2009
まえがき
______________
用語の要約と定義
安全対策情報、標準、およ
______________
び注意事項
アプリケーションプランニ
______________
ング
______________
設定
______________
システムの試運転
______________
操作
______________
診断
______________
保守
______________
技術データ
______________
適用例: 安全機能
1
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9
A

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Resumen de contenidos para Siemens SIMATIC HMI Mobile Panel 277 IWLAN

  • Página 1 まえがき SIMATIC HMI ______________ 用語の要約と定義 安全対策情報、標準、およ ______________ び注意事項 SIMATIC HMI アプリケーションプランニ ______________ ング Mobile Panel 277F IWLAN ______________ のフェールセーフ操作 設定 ______________ システムの試運転 機能マニュアル ______________ 操作 ______________ 診断 ______________ 保守 ______________ 技術データ ______________ 次の補足事項はこのマニュアルの一部です。 適用例: 安全機能 番号 製品情報 図面番号 エディション Use of subassemblies/ A5E02615843-01 08/2009 modules in a Zone 2...
  • Página 2 ルおよび操作は有資格者のみが行うものとします。有資格者とは、法的な安全規制/規格に準拠してアースの取り 付け、電気回路、設備およびシステムの設定に携わることを承認されている技術者のことをいいます。 シーメンス製品を正しくお使いいただくために 以下の事項に注意してください。 警告 シーメンス製品は、カタログおよび付属の技術説明書の指示に従ってお使いください。他社の製品または部品 との併用は、弊社の推奨もしくは許可がある場合に限ります。製品を正しく安全にご使用いただくには、適切 な運搬、保管、組み立て、据え付け、配線、始動、操作、保守を行ってください。ご使用になる場所は、許容 された範囲を必ず守ってください。付属の技術説明書に記述されている指示を遵守してください。 商標 ®マークのついた称号はすべて Siemens AG の商標です。本書に記載するその他の称号は商標であり、第三者が 自己の目的において使用した場合、所有者の権利を侵害することになります。 免責事項 本書のハードウェアおよびソフトウェアに関する記述と、実際の製品内容との一致については検証済みです。 し かしなお、本書の記述が実際の製品内容と異なる可能性もあり、完全な一致が保証されているわけではありませ ん。 記載内容については定期的に検証し、訂正が必要な場合は次の版て更新いたします。 Siemens AG A5E01003835-01 Copyright © Siemens AG 2008. Industry Sector Ⓟ 08/2008 変更する権利を留保 Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG ドイツ...
  • Página 3: まえがき

    まえがき この機能マニュアルの目的 この機能マニュアルには、フェールセーフシステムで 277F IWLAN Mobile Panel を操作す るために必要な情報が記載されています。 この機能マニュアルの対象者: ● システムプランナ ● プロジェクトプランナ ● コミッショニングエンジニア ● ユーザー ● サービスエンジニア ● 保守要員 「安全対策情報、標準、および注意事項」の章をよくお読みください。 必要な基礎知識 この機能説明書をご理解いただくためには、オートメーション技術とプロセス通信に関する 一般知識が必要です。 また、このマニュアルを使用するユーザーは、パーソナルコンピュータを使用した経験があ り、Microsoft のオペレーティングシステムに関する知識があることを、前提としています。 この機能マニュアルの有効性 この機能マニュアルは、Mobile Panel 277F IWLAN HMI デバイスとソフトウェアパッケー ジ STEP 7 V5.4 SP2 以降、S7 Distributed Safety V5.4 SP3、および HSP Mobile Panel 277 Wireless を搭載した...
  • Página 4 まえがき フェールセーフシステム関連資料 ● システム説明『SIMATIC S7 の安全技術』 – フェールセーフ自動化システム S7 Distributed Safety および S7 F/FH システムの使用、 構造や操作方法の概要について説明しています。 – S7-300 および S7-400 のフェールセーフテクノロジを説明する詳細な技術情報が記載 されています。 – フェールセーフオートメーションシステムの S7 Distributed Safety および S7 F/FH シ ステムの監視や応答時間の計算に関する情報が記載されています。 ● 『S7 Distributed Safety、設定とプログラミング』マニュアル/オンラインヘルプ F-CPU およびフェールセーフ I/O の設定および F-FBD または F-LAD における F-CPU の プログラミングについて説明します。...
  • Página 5 • パス情報 • [ファイル] > [編集] 操作シーケンスです。たとえば、メニューコマンドやショートカ ットメニューコマンドが挙げられます。 <F1>、<Alt+P> キーボード操作 以下のような注が記載されている場合には、その注に従ってください。 注記 注記には、特別な注意を払う必要がある、製品、その取り扱い方法またはマニュアルの関連 部分に関する、重要な情報が記載されています。 商標 ®記号が付いた名称は、Siemens AG の登録商標です。 このマニュアルで使用されているそ の他の商標または製品名も、登録商標の場合があります。このため、第三者が私的な目的で 使用すると、所有者の権利を侵害することがあります。 ● HMI ® ● SIMATIC ® ● SIMATIC HMI ® ● SIMATIC ProTool ® ● SIMATIC WinCC ® Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 6 まえがき 担当者と営業所の所在地 このマニュアルに記載されている製品について不明な点がありましたら、最寄りの担当 Siemens 代理店までご連絡ください。 最寄りのSimens代理店については、"http://www.siemens.com/automation/partner"を参照し てください。 トレーニングセンタ 自動化システムに習熟していただくため、Siemens AG では、各種トレーニングコースを開 設しています。お客様の地域のトレーニグセンタか、または D-90327 Nuremberg, Germany にある中央トレーニングセンタにお問い合わせください。 インターネット: "http://www.sitrain.com" テクニカルサポート 以下の技術サポートにお問い合わせいただくことも可能です。 次のウェブサイトにあるサポートリクエストフォームをご使用ください。 "http://www.siemens.de/automation/support-request" 技術サポートに関する詳細については、オンライン "http://www.siemens.com/automation/service"でご覧いただけます。 インターネットによるサービスとサポート(Service & Support) サービスおよびサポートとして、SIMATIC製品の広範囲な追加情報を、オンラインサービス "http://www.siemens.com/automation/support"で提供しています。 ● ニュースレターで、お使いの製品についての最新の情報を提供いたします ● 当社のサービスおよびサポート(Service & Support)検索エンジンを使用して、大規模な ドキュメントベースをご利用いただけます ● ユーザーおよび専門家による、グローバルな情報交換のためのフォーラム ● 製品の最新情報、FAQ、およびダウンロードサービス...
  • Página 7: Tabla De Contenido

    目次 まえがき ..............................3 用語の要約と定義 ............................ 11 Mobile Panel 277F IWLANの使用....................11 プラント内のエリア........................12 スイッチオフの動作........................16 統合と分離 ...........................18 有効範囲でのログオンとログオフ ....................19 安全指向の操作スイッチ ......................20 1.6.1 緊急停止ボタン ..........................20 1.6.2 起動ボタン ...........................22 [オーバーライド]モード .......................24 安全対策情報、標準、および注意事項 ....................27 安全対策注意事項 ........................27 ガイドライン、標準、および承認 ....................31 操作の安全性..........................33 電源 ..............................34 使用についての注記........................36 リスク分析 ...........................37 緊急停止ボタンの安全機能......................38 起動ボタンの安全機能...
  • Página 8 目次 S7 リモート安全 ......................... 58 4.4.1 チェックリスト:安全プログラムの作成..................59 4.4.2 F-FBの使用..........................60 4.4.3 FB161: Mobile Panelのステータス(F_FB_MP)................64 4.4.4 FB162: 4 つのMobile Panel (F_FB_RNG_4)の有効範囲/FB 163:16 のMobile Panel (F_FB_RNG_16)の有効範囲......................67 WinCC flexible..........................72 4.5.1 設定の概要 ..........................72 4.5.2 [有効範囲]エディタ ........................73 4.5.3 Mobile Panel 277F IWLANのオブジェクト ................74 システムの試運転...
  • Página 9 目次 適用例: 安全機能............................ 113 設定および操作 ..........................113 使用されているコンポーネントと設定..................116 安全プログラムS7 リモート安全....................121 索引 ............................... 127 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 10 目次 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 11: 用語の要約と定義

    用語の要約と定義 Mobile Panel 277F IWLAN の使用 使用 Mobile Panel 277F IWLAN は、緊急停止のモバイル安全機能の可能性をご提供しており、マ シンやプラントのあらゆる地点でご利用いただけます。 有効範囲制限が、Mobile Panel 277F IWLAN に装備されています。 オペレータは、その場所によりますが、安全で、電子 的にモニタされている操作スイッチを使用できます。 HMI デバイスは、WLAN を使用してアクセスポイントと通信します。 このため、オペレー タは、わずらわしいケーブルなしでさまざまなマシンやプロセスセルを操作できます。 HMI デバイスは、PROFINET ネットワークを使用してアクセスポイント経由で接続され、 PROFIsafe プロトコル経由で F-CPU と通信します。 設置例 - Mobile Panel 277F IWLAN を使用した F システム 図示の構成では、各...
  • Página 12: プラント内のエリア

    用語の要約と定義 1.2 プラント内のエリア プラント内のエリア WLAN エリア WLAN エリアは、ワイヤレス LAN によって HMI デバイスが他の通信ノードと通信する、プ ラント内のエリアです。 ① アクセスポイントは、WLAN から LAN にネットワークが切り替わる点です ② WLAN エリアでは、アクセスポイントとの通信が可能です ③ WLAN エリア内のモバイルパネルでは、緊急停止ボタンが有効であり、起動ボタンは機能し ません。 WLAN エリアでコントローラとオペレータパネル間の PROFIsafe 通信が確立されると、 HMI デバイスの緊急停止ボタンが有効になります。 起動ボタンを使用してプラントを安全に操作することができるのは、WLAN エリア内の有 効範囲で、HMI デバイスにログオンした場合のみです。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 13 用語の要約と定義 1.2 プラント内のエリア 有効範囲 有効範囲は、HMIデバイスの起動ボタンで、マシンなどのプラントのセクションを操作でき る範囲です。 有効範囲は、マシン付近に取り付けられたトランスポンダによって物理的に 形成されます。 各トランスポンダには一意のIDがあります。トランスポンダは、このIDを 葉の形をしたエリアに発信します。 このIDをHMIデバイスが受信し、それによってHMIデバ イスはトランスポンダとの距離を測定できます。 トランスポンダの詳細については、有効 範囲の計画 (ページ 45)の章とHMIデバイスの取扱説明書を参照してください。 ① 有効範囲 1、1 台のトランスポンダによって形成 ② 有効範囲 2、2 台のトランスポンダによって形成 ③ このモバイルパネルは有効範囲 3 にあります。緊急停止ボタンが有効です。起動ボタンは、有 効範囲にログオンした後で有効になります。 HMI デバイスが有効範囲内にあることを検出すると、オペレータは有効範囲で HMI デバイ スにログオンできます。 有効範囲によって範囲を定められたプラントユニットを安全に操 作できるのは、正常に接続を確立した以後のみです。 複数の有効範囲が重なってはいけません。 プラントで使用可能なすべての有効範囲は、プロジェクトに保存されます。 有効範囲は、 プラントの受入れ手順によって検証されます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 14 用語の要約と定義 1.2 プラント内のエリア 注記 有効範囲に加えて、プロジェクトのゾーンを定義できます。 ゾーンは、フェールセーフな 操作には関係しません。 オペレータの位置に応じてプロジェクトを制御するために、使用 するだけです。 たとえば、ゾーンに入る場合またはゾーンを出る場合に、ピクチャが変わ るように設定できます。 ゾーンと有効範囲は、たがいに独立しています。 ゾーンの詳細については、HMI デバイスの取扱説明書を参照してください。 HMI デバイスとトランスポンダの間の距離の測定 トランスポンダの送信範囲と HMI デバイスの受信範囲は、約 8 m の範囲の葉のような形を しています。 HMI デバイスおよびトランスポンダの放射特性の詳細については、取扱説明書の付録を参照 してください。 HMI デバイスとトランスポンダ間の距離の測定は、両方のデバイスが互いの範囲内にある場 合のみ可能です。 次の表に、距離の測定が可能な場合を示します。 図では、HMI デバイスとトランスポンダを以下のように示しています。 ● HMI デバイスを円 ● トランスポンダを正方形 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 15 用語の要約と定義 1.2 プラント内のエリア HMI デバイスがトラン はい はい いいえ スポンダの送信範囲内 にある トランスポンダが HMI はい いいえ はい デバイスの受信範囲内 にある 結果 距離測定が可能 距離測定が不可能 距離測定が不可能 距離測定は以下の手順で実行されます。 ● HMI デバイスは、現在のプロジェクトの信号を発信します。 ● トランスポンダは HMI デバイスからの信号に応答し、HMI デバイスに自身の ID を送信 します。 ● HMI デバイスはその ID を評価し、設定されたトランスポンダまでの距離だけを測定しま す。 下記も参照 統合と分離...
  • Página 16: スイッチオフの動作

    用語の要約と定義 1.3 スイッチオフの動作 スイッチオフの動作 はじめに プラントの状況に応じて、以下の異なるスイッチオフ動作が可能です。 ● 緊急停止 ● シャットダウン ● ローカルランプダウン ● グローバルランプダウン プラントのスイッチオフは、トリガと効果に関して違いがあります。 危険 スイッチオフのトリガなし プラントで上記のスイッチオフの動作がトリガされるのは、F-CPU がそのようにプログラ ミングされている場合のみです。 緊急停止 オペレータが、緊急停止ボタンを押して緊急停止をトリガします。 緊急停止は、緊急事態に対応して、危険を及ぼすおそれのあるプロセスまたは動きを停止す るための手順です(EN 60204-1 の付録 D より)。 緊急停止は、安全プログラムを介して F-CPU に割り付けられれているすべてのマシンを、 即座に停止します。 緊急停止は、有効範囲に依存します。 緊急停止ボタンが必ず有効になるのは、HMI デバイスと F-CPU の間で PROFIsafe 通信があ る場合、つまり HMI デバイスが PROFIsafe 通信に統合されている場合です。 シャットダウン...
  • Página 17 用語の要約と定義 1.3 スイッチオフの動作 グローバルランプダウン グローバルランプダウンは、PROFIsafe 通信に統合された HMI デバイスで、F-CPU が通信 エラーを検出した場合に、トリガされます。 グローバルランプダウンは、安全プログラムに割り付けられたマシンが、定義された時間の 間シャットダウンするように定義されたシャットダウンです。 グローバルランプダウンは、有効範囲と関係ありません。 F-CPU の安全プログラムで、PROFIsafe 通信に統合された HMI デバイスで通信エラーが起 こった場合に、グローバルランプダウンを使用できることを確認してください。 トリガ スイッチオフには以下のトリガがあります。 ● オペレータが緊急停止ボタンを押す。 ● 通信エラーが発生する。 ● タイムアウト: HMI デバイスを有効範囲でログオンし、オペレータが HMI デバイスと共 に 30 秒以上有効範囲外に出る。 スイッチオフのトリガ 次の表に、操作状況に応じた種々のトリガの効果を示します。 操作状況 トリガ 緊急停止が押された 通信エラー タイムアウト...
  • Página 18: 統合と分離

    用語の要約と定義 1.4 統合と分離 統合と分離 はじめに フェールセーフ操作では、安全プログラムが F-CPU で動作します。 安全プログラムは、 HMI デバイスと通信します。 F-CPU は、この通信のエラーを監視し、信号を分析します。 "統合"および"分離"という用語は、HMI デバイスの F-CPU の安全プログラムとの統合および このプログラムからの分離を表します。 統合 HMI デバイスが安全プログラムに設定されている場合、HMI デバイスが起動すると、自動 的に安全プログラムに統合されます。 統合プロセスは、LED"SAFE" が点灯するとすぐに終 了します。 緊急停止ボタンは、HMI デバイスが統合されるとすぐに有効になります。 分離 分離は、HMI デバイスを安全プログラムから故意に分離することです。 オペレータが HMI デバイスを分離するには、以下に示す複数の方法があります。 ● オペレータがプロジェクトを終了する。 ● オペレータが、4 秒以上[ON/OFF]ボタンを押します。 分離プロセスが終了すると、HMI デバイスのスイッチがオフになります。...
  • Página 19: 有効範囲でのログオンとログオフ

    用語の要約と定義 1.5 有効範囲でのログオンとログオフ 有効範囲でのログオンとログオフ はじめに 有効範囲は、HMI デバイスの起動ボタンで、マシンなどのプラントユニットを操作できる範 囲です。 このための前提条件は、オペレータが有効範囲で HMI デバイスにログオンしてい ることです。 有効範囲でのログオン オペレータが HMI デバイスと共に有効範囲に入ると、システムは"有効範囲名"オブジェクト を介して、オペレータが HMI デバイスにログオンできることを表示します。 ログオンするには、"有効範囲名"オブジェクトにタッチします。 すると、プラントの有効範 囲 ID が表示され、この ID を[有効範囲ログオン]ダイアログボックスに入力します。 入力された有効範囲 ID が設定されている ID と一致すると、HMI デバイスにログオンします。 HMI デバイスにログオンすると、起動ボタンが有効になります。 システムはオペレータに対して、HMI デバイスに有効範囲でログオンしたと、以下のように 警告します。 ● LED "RNG"が点灯します。 ●...
  • Página 20: 安全指向の操作スイッチ

    用語の要約と定義 1.6 安全指向の操作スイッチ 安全指向の操作スイッチ はじめに Mobile Panel 277F IWLAN には、プロセスセルを安全に操作するために、以下のエレメント が搭載されています。 ● 緊急停止ボタン ● 起動ボタン 1.6.1 緊急停止ボタン はじめに 緊急停止ボタンは 2 チャネルで設計されており、設定されているシステムの緊急停止を可能 にします。 緊急停止ボタンは、DIN IEC 60947-5-5;1997 Annex K で指定されている要件を満たしてい ます。 安全対策情報の詳細については、「安全対策情報、標準、および注意事項」の章を参照して ください。 緊急停止ボタンを使用する場合、以下の F-FB を F-CPU の安全プログラムにリンクする必 要があります。 ● F_FB_MP ● F_FB_RNG_n ①...
  • Página 21 用語の要約と定義 1.6 安全指向の操作スイッチ 緊急停止ボタンは、その位置により、左利きの人でも右利きの人でも同じように使用できま す。 緊急停止ボタンは、その特徴のあるデザインによって、容易に使用できます。 操作スイッ チが損傷しないように、色付きの覆いが使用されています。 これは、特に緊急停止ボタン に適用されます。HMI デバイスを床に落とした場合にも、緊急停止ボタンが作動する場合が あります。 操作 オペレータが、緊急停止ボタンを押して緊急停止をトリガします。 緊急停止ボタンは緊急 停止位置に噛み込みます。 緊急停止ボタンの解除 警告 緊急停止ボタンを使用して設定されているシステムを停止した場合、緊急停止ボタンを解 除できるのは以下の条件の場合だけです。 • 緊急停止の理由が解消された。 • 安全に再起動できる状態になった。 • 緊急停止ボタンの解除によって再起動してはいけません。 オペレータは、必ず別のオペレータアクションを実行して再起動を開始してください。 安全プログラムは、緊急停止ボタンの解除のみでシステムの自動再起動をトリガしない ようにする必要があります。 緊急停止ボタンを解除するには、時計回りに回します。 これで、緊急停止ボタンは、自然 に元の位置に戻ります。 下記も参照 緊急停止ボタンの安全機能 (ページ 38) S7 リモート安全 (ページ 58) Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 22: 起動ボタン

    用語の要約と定義 1.6 安全指向の操作スイッチ 1.6.2 起動ボタン はじめに 起動デバイスは、Mobile Panel 277F IWLAN の両側に取り付けられた 2 つの起動ボタンで、 構成されています。 2 つの起動ボタンのスイッチの設定は、電気式瞬時接触スイッチによっ て決まります。 注記 HMI デバイスは、2 つの起動ボタンのスイッチ設定を、OR ゲートの形で分析します。 ① 起動ボタン 操作 警告 意図しない起動 起動ボタンを押すのは、起動しようとする動作が完了するまでだけます。 起動とは、オペレータが意図的に行うアクションです。 起動ボタンを押し続けたり、どの ような方法であれ固定することは許されません。 起動ボタンを押したまま最大 30 秒間、有効範囲外に出ると、以下が起こります。 有効範 囲を出てから 5 秒後に、起動が取り消されます。 30 秒以内に再び有効範囲に入る場合、起動ボタンを解除して、再び起動ボタンを押して起 動を有効にする必要があります。...
  • Página 23 用語の要約と定義 1.6 安全指向の操作スイッチ 1 つの起動ボタンを有効にするだけで十分です。 PLC は、Mobile Panel 277F IWLAN の起 動ボタンが 1 つ押されたか 2 つ押されたかに関係なく、同じ信号を受け取ります。 注記 起動ボタンとメンブレインキーボードを、同時に操作できます。 起動ボタンを使用する場合、以下の F FB を F CPU の安全プログラムにリンクする必要が あります。 ● F_FB_MP ● F_FB_RNG_n スイッチ設定 次の図に起動時の切り替えシーケンスを示します。 次の図に通常使用時の切り替えシーケンスを示します。 オペレータが起動ボタンを"パニック"設定まで押し込んだ場合、パニック設定のままにして おくと、"起動"設定は評価されません。 新たな起動は、起動ボタンを解除するまでトリガで きません。 下記も参照 起動ボタンの安全機能 (ページ 39) S7 リモート安全...
  • Página 24: オーバーライド]モード

    用語の要約と定義 1.7 [オーバーライド]モード [オーバーライド]モード はじめに HMI デバイスの有効範囲機能を、[オーバーライド]モードで拡張できます。 用途 [オーバーライド]モードは、以下の場合に使用できます。 ● 有効範囲機能の代わりに既存の保護対策を使用 プラントで保護フェンスなどの保護対策が既に使用できる場合、[オーバーライド]モード で、使用している安全コンセプトにそれらを統合できます。 このようにして、安全なプ ラント操作の一貫したコンセプトを実現します。 ● トランスポンダのカバー範囲(ロボットセルの内部など)に入ることのできないプラントユ ニットを、起動ボタンで操作する場合。 この場合、保護フェンスなどの追加の保護対策によって、プラントエリアの安全性を確 保する必要があります。 必要条件 [オーバーライド]モードは、追加の保護対策で安全性を確保した、範囲を定められたプラン トユニットでのみ、使用します。 保護されたエリアへの出入りは、F-CPU によって監視する必要があります。 オペレータは、[オーバーライド]モードが適用されるエリア全体を、見渡せる必要がありま す。 危険な場所は、オーバーライドエリアのあらゆる地点から見える必要があります。 [オーバーライド]モードを使用する場合、HMI デバイスとは無関係で有効範囲内にあるスイ ッチを、設置する必要があります。 オペレータは、このスイッチを使用して[オーバーライ ド]モードを有効にします。 警告 許容されない[オーバーライド]モードの有効化 オペレータは、スイッチを有効にするなど意図的なオペレータアクションによって、 [オーバーライド]モードを有効にする必要があります。 [オーバーライド]モードは、安全エ リアに入った場合などに、自動的に有効にしてはなりません。 F-FB と連携するアプリケーションプログラムは、エリアから出た場合に[オーバーライド] モードを取り消すようにする必要があります。...
  • Página 25 用語の要約と定義 1.7 [オーバーライド]モード 構成例 ① 保護フェンス ② [オーバーライド]モードを有効にするスイッチ ③ 有効範囲でログオンするためのトランスポンダ ④ アクセス監視用フットグレーティング ⑤ HMI デバイス ⑥ 操作対象マシン [オーバーライド]モードの有効化 オペレータは、以下の手順で[オーバーライド]モードを有効にします。 1. オペレータは光バリアを通って、またはフットグレーティングを横切って保護されたエ リアに入ります。 保護デバイスが有効になります。 2. オペレータは、オーバーライドスイッチのある有効範囲でログオンします。 3. オペレータがオーバーライドスイッチを有効化します。 これで、オペレータがオーバーライドスイッチを使って[オーバーライド]モードを無効にす るか、保護されたエリアを出るまで、[オーバーライド]モードは有効になります。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 26 用語の要約と定義 1.7 [オーバーライド]モード 動作原理 次の図に、[オーバーライド]モードが有効なプラントエリアを示します。 [オーバーライド]モードが有効な場合、オペレータは起動ボタンを使用して、関連するプラ ントエリアを安全に操作できます。 HMI デバイスは、有効範囲でいつまでもログオンして いるものと考えられ、トランスポンダ信号を分析しません。 [オーバーライド]モードの無効化 オペレータが、以下の手順で[オーバーライド]モードを無効にします。 1. オペレータがオーバーライドスイッチを有効化します。 [オーバーライド]モードは、安全プログラムによって無効化されます。 2. オペレータが有効範囲からログオフします。 この有効範囲でその次にログオンができるようになるのは、オペレータがオーバーライ ドスイッチによって[オーバーライド]モードを終了させてからです。 3. オペレータが保護されたエリアから出ます。 オペレータが[オーバーライド]モードを無効にせずに保護されたエリアから出た場合、[オー バーライド]モードは安全プログラムによって無効になります。 下記も参照 [オーバーライド]モードの使用時: 保護デバイスの計画 (ページ 48) 設定および操作 (ページ 113) Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 27: 安全対策情報、標準、および注意事項

    安全対策情報、標準、および注意事項 安全対策注意事項 安全規則 警告 人身傷害または物的損傷 本書のすべての指示には、常に厳格に従ってください。 指示に従わない場合、危険な状況 が生じたり、HMI デバイスに組み込まれた安全機能が無効になる場合があります。 このマニュアルの安全上の指示に加え、お使いのアプリケーションに適用される安全および 事故防止指示に従ってください。 設定の要件 警告 人身傷害または物的損傷 マシンまたはシステム PLC の設定エンジニアは、通信エラーや電圧降下または電源障害の 後に、中断されたプログラムを正常に再起動できるように、予防措置をとる必要がありま す。 ユーザープログラムの全シーケンスからトラブルシューティングまで、一時的であって も、危険な操作モードが発生してはいけません。 適切な使用 警告 HMI デバイスで操作するマシンが 98/37/EC 指令に準拠していると間違いなく確認できる まで、HMI デバイスを作動させることは禁じられています。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 28 安全対策情報、標準、および注意事項 2.1 安全対策注意事項 障害のない操作 警告 他のシステムとの干渉 DIN EN 13557 に準拠して HMI デバイスを使用する場合、HMI デバイスが現場にある他の システムに干渉しないこと、および他のシステムが HMI デバイスに干渉しないことを確認 する必要があります。 操作中の安全措置 警告 機能しない緊急停止ボタン 緊急停止ボタンが正しく機能することを、毎年チェックする必要があります。 警告 HMI デバイスの故障 HMI デバイスを落とした場合のように HMI デバイスに激しい衝撃が加わった場合は、機能 の安全性に関連する性能を確認してください。 警告 人身傷害の危険性 この HMI デバイスを手動で制御できるのは、起動ボタンと組み合わせる場合と減速時だけ です。 警告 排他的な操作権 HMI デバイスでプラントを操作する場合、別の HMI デバイスから同時にそのプラントを操 作することはできません。...
  • Página 29 安全対策情報、標準、および注意事項 2.1 安全対策注意事項 バッテリの扱いに関する情報: 注意 バッテリの充電と放電 以下の場合には、火事や、最悪の状況では爆発の危険があります! • バッテリの正しくない充電と放電 • 逆極性 • 短絡 補助バッテリは、必ず HMI デバイスで充電してください。 メインバッテリは、必ず HMI デバイス、または充電ステーションの充電ケースで充電して ください。 注意 バッテリはリチウムイオン電池です。この充電可能なバッテリを使用する場合、以下の安 全上の注意事項に従う必要があります。 • 押しつぶさないでください • 高温や火気に晒さないでください • 短絡させないでください • 分解しないでください • 液体に浸さないでください。バッテリが割れるか、破裂する可能性があります • 保管中の使用しないバッテリに、以下の品を近づけないでください。接点を橋絡する可 能性があります – 書類止めクリップ – 硬貨 –...
  • Página 30 安全対策情報、標準、および注意事項 2.1 安全対策注意事項 Mobile Panel 277F IWLAN のバッテリ交換手順 注意 ログオンされた HMI デバイスのローカルランプダウン 有効範囲でログオンした HMI デバイスがトランスポンダ、つまり有効範囲を認識しなくな った場合、ローカルランプダウンをトリガします。 バッテリを交換するためには、その前面を床に付けて HMI デバイスを置きます。 HMI デ バイスとトランスポンド間の距離がまだ測定できるように、HMI デバイスを配置します。 可能であれば、HMI デバイスを有効範囲からログオフします。 通知 清潔を保つよう注意します。プリント基板や HMI デバイス内部に、異物や液体が付着しな いようにしてください。 損傷から保護するには、HMI デバイスの前面を、平坦で清潔な面に下向きに置きます。 注意 誤動作 HMI デバイスを前面を床に付けて置くと、以下が起動することがあります。 • 緊急停止ボタン これにより、システムが意図せず停止する場合があります。 • キー操作スイッチまたは点灯している押しボタン これにより誤動作が発生する場合があります。...
  • Página 31: ガイドライン、標準、および承認

    ● 2004/108/EC『Electromagnetic Compatibility』(EMC 指令) ● 機械に関する加盟国家の法律および行政上の規制を集約した、1998 年 6 月 22 日の欧州 議会および評議会の 98/37/EG 指令 ● EN 50392 に準拠した特殊吸収率 EC 適合性宣言 EC 適合性宣言は、次の所在地の関係当局から入手できます。 Siemens AG Industry Sector I IA AS RD ST PLC PO Box 1963 D-92209 Amberg UL 承認 Underwriters Laboratories Inc.
  • Página 32 ● EN ISO 13849-1 に準拠した Pl e およびカテゴリ 4 ● EN 60204-1 ● ISO 13850 ● IEC 62061 証明書の請求 証明書および関連する報告書のコピーは、以下の所在地宛にご請求ください。 Siemens AG Industry Sector I IA AS RD ST PO Box 1963 D-92209 Amberg Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 33: 操作の安全性

    安全対策情報、標準、および注意事項 2.3 操作の安全性 操作の安全性 規格 HMI デバイスは以下の規格に適合しています。 ● EN 954-1 機械の安全性 ● EN 60204-1 機械の安全性 - 機器の電気装置 ● EN 62061 機械の安全性 – 安全に関連した電気的、電子的、プログラム可能電子制御システムの機 能上の安全性 ● EN ISO 13849-1 安全に関連した機械制御の開発、テスト、認証 ● ISO 13850 機械の安全性 – 緊急停止 – 設計の原則 ● IEC 61508 電気的、電子的、プログラム可能な電子関連システムの機能上の安全性...
  • Página 34 安全対策情報、標準、および注意事項 2.4 電源 電源 安全仕様について 注意 HMI デバイスの損傷 承認された以下のコンポーネントが付いた HMI デバイスだけを操作してください。 • バッテリ • 充電ステーション • オフィス環境限定: 卓上電源ユニット コンポーネントの注文情報は、インターネットの"http://mall.automation.siemens.com" にあります。 警告 人身傷害または物的損傷 プラントでの HMI デバイスはバッテリか充電ステーションでのみ操作できます。 デスク トップ電源モジュールによる操作はできません。 警告 緊急停止ボタンの有効性 緊急停止ボタンが有効になるのは、HMI デバイスが安全プログラムに統合されている場合 のみです。 充電ステーション 警告 人身傷害または物的損傷 充電ステーションは以下の規格に適合しています。 • EN 50335-2-29 • DIN EN 60204-1 •...
  • Página 35 安全対策情報、標準、および注意事項 2.4 電源 警告 人身傷害または物的損傷 充電ステーションの 24 V 直流電源を適正に設定してください。さもないと、自動化シス テムのコンポーネントが破損したり、人身事故が発生する恐れがあります。 充電ステーションの 24 V 直流電源用の保護超低電圧(PELV)として生成された電圧だけ を、使用してください。 注意 安全な電気的絶縁 充電ステーションの 24 V 直流電源用の PELV 規格準拠品などの、IEC 60364-4-41 または HD 384.04.41 (VDE 0100、パート 410)に準拠して安全に絶縁された電源装置だけを、使 用してください。 電源電圧は指定範囲内でなければなりません。 範囲外の電圧を使用すると、充電ステーシ ョンで誤動作が生じることがあります。 非絶縁システム設計への適用: 24 V 電源出力からの GND 24 V 用コネクタを、等電位ボンディングへ接続して、均一な基 準電位にします。...
  • Página 36: 使用についての注記

    安全対策情報、標準、および注意事項 2.5 使用についての注記 卓上電源ユニット 注意 主電源との接続を完全に切るためには、主電源コネクタを外す必要があることに注意して ください。 HMI デバイスは、プラントでは卓上電源ユニットを使用して操作しないでください。 卓上電源ユニットが適しているのは、オフィス環境だけです。 装置は、接地された電源ネットワークで動作するように設計されています(VDE 0100、パー ト 300、または IEC 364-3 に準拠した TN システム)。 接地されていない、またはインピーダンス接地された電源ネットワーク(IT ネットワーク)で の使用は、認可されていません。 使用についての注記 HMI デバイスの使用 HMI デバイスが認証されている国や地域を一覧にしたリストは、HMI デバイスに同梱され ている製品情報に含まれています。 工業用の使用 HMI デバイスは、工業用途向けに設計されています。この理由から、以下の規格を満たして います。 ● 干渉放出要件、DIN EN 60947-1、環境 A のパラグラフ 7.3 ●...
  • Página 37: リスク分析

    安全対策情報、標準、および注意事項 2.6 リスク分析 ケーブルのない制御装置を使用 警告 ケーブルのない制御装置を使用する場合、現場にある他のシステムに干渉しないように、 あるいは他のシステムがこの装置に干渉しないようにする必要があります。 リスク分析 リスク分析の実行 リスク分析には、以下の標準を使用します。 ● EN ISO 12100-1 および EN ISO 12100-2、機械の一般的デザインガイドライン ● EN 1050、機械のリスク分析 ● EN 954-1、機械の安全性 これらの検討事項は、設定されるシステムの安全面をどのように装備するかを最終的に指示 する EN 954-1 に準拠した、安全カテゴリ(B、1、2、3、4)につながります。 Mobile Panel 277F IWLAN の安全に関連するパーツによって、以下の要件を満たすことがで きます。 ● EN 954-1 に準拠したカテゴリ 4 ●...
  • Página 38: 緊急停止ボタンの安全機能

    安全対策情報、標準、および注意事項 2.7 緊急停止ボタンの安全機能 緊急停止ボタンの安全機能 安全対策注意事項 Mobile Panel 277F IWLAN には緊急停止ボタンがあります。 Mobile Panel 277F IWLAN の緊急停止ボタンは、EN 60204-1:1997, Section 9.2.5.3 に準拠 して設定されたマシンを、安全上の理由で停止します。EN 60204-1: 1997、Section 9.2.2 に従って、カテゴリ 0、1 または 2 の停止機能を実装することもできます。停止機能カテゴ リは、リスク評価に基づいて選択する必要があります。 警告 緊急停止ボタンを使用できない場合 HMI デバイスの緊急停止ボタンを、マシンに恒久機能として配線されている緊急停止/緊急 オフの代わりとして、使用しないでください。 設定されるシステムで常に使用できる固定緊急停止ボタンを、設置します。 警告 緊急停止ボタンの有効性 緊急停止ボタンの効果を発揮するには、以下の要件を満たす必要があります。 • HMI デバイスを、充電ステーション内でまたはバッテリを使用して、操作する必要があ ります。...
  • Página 39: 起動ボタンの安全機能

    安全対策情報、標準、および注意事項 2.8 起動ボタンの安全機能 警告 緊急停止ボタンが無効の場合 通信エラーによってグローバルランプダウンがトリガされると、当該の Mobile Panel では 緊急停止ができなくなります。 緊急停止をトリガするように"グローバルランプダウン"信号を設定するオプションがあり ます。 HMI デバイスの保管 警告 機能しない緊急停止ボタン HMI デバイスが統合されていない場合、緊急停止ボタンは機能しません。 緊急停止ボタンが有効か有効でないかで迷わないようにするために、1 つの統合済み HMI デバイスのみが自由にアクセスできるようにする必要があります。 HMI デバイスを使用しない場合、安全な場所に保管する必要があります。 下記も参照 緊急停止ボタン (ページ 20) 起動ボタンの安全機能 はじめに 起動メカニズムは、HMI デバイスの両側に取り付けられた 2 つの起動ボタンで構成されて います。 数値制御されるマシンとシステムには、"自動モード"と"特殊モード"の動作モードがありま す。 自動モードでは、閉じられ、隔離された保護デバイスおよび/またはアクセスをブロックす る隔離されていない機能的な保護デバイスによって、安全性が確保されます。 特殊モードでは、自動モードと異なる方法で安全性を確保する必要があります。 特殊モー ドでは、マシンまたはシステムの危険ゾーンを入力し、そのゾーン内でコントロールされた...
  • Página 40 安全対策情報、標準、および注意事項 2.8 起動ボタンの安全機能 安全対策注意事項 減速制御および起動デバイスの安全面は、リスク分析が指示する EN 954-1 安全カテゴリを 満足する形で設計されています。 起動デバイスの動作原理は、EN 60204 に記載されています。事故調査の結果と実際に可能 な技術的対処により、3 段階の起動ボタンが、最先端のものになっています。起動ボタンの ポジション 1 と 3 には、オフ機能があります。真ん中のポジションだけを、起動機能とし て使用できます。 EN 60204-1:1997 は IEC 60204-1 と同一であり、3 状態起動ボタンの国 際的な重要性が高まっています。 起動デバイスの停止カテゴリを、リスク評価に基づいて選択し、カテゴリ 0 または 1 の停 止に対応させる必要があります。 警告 人身傷害または物的損傷 起動ボタンは、起動ボタンを有効にする人に以下が適用される場合にのみ、使用してくだ さい。 • 危険区域を見渡すことができる。 •...
  • Página 41: アプリケーションプランニング

    アプリケーションプランニング チェックリスト:アプリケーションの計画 適用計画 HMI デバイスの適用計画中に以下の手順を実行します。 アプリケーション計画のチェックリスト 手順 情報 チェッ ク項目 適用条件および周囲条件の点検 適用条件および周囲条件 (ページ 41) HMI デバイスの適用のためのシステム計画 チェックリスト:システムの計画 (ページ 44) 有効範囲の計画 有効範囲の計画 (ページ 45) [オーバーライド]モードの場合のみ: 保護システム [オーバーライド]モードの使用時: 保 の計画 護デバイスの計画 (ページ 48) データの安全性を高めるための措置の計画 チェックリスト:データの安全性 (ページ 49) 適用条件および周囲条件 機械的および気候的使用条件 HMI デバイスは、風雨から保護された場所での使用を前提として、設計されています。 使 用条件は、DIN IEC 60721-3-3 の要件に準拠しています。...
  • Página 42 アプリケーションプランニング 3.2 適用条件および周囲条件 ● クラス 3K3 (気候的必要要件) この表は、HMI デバイス、充電ステーショ、およびトランスポンダに適用されます。 周囲条件 許容範囲 説明 気温 5~40 °C 相対湿度 5 %~85 %、 相対湿度に対応、IEC 61131、パート 2 に準拠した 結露なし 負荷度 2 絶対湿度 1~25 g/m 大気圧 70~106 kPa 最高 3,000 m の高度に対応 追加対策を施しての使用 以下の場合には、HMI デバイスの使用に追加対策が必要となります。 ● 電離放射線の放射程度が高い場所 ●...
  • Página 43 アプリケーションプランニング 3.2 適用条件および周囲条件 振動の軽減 HMI デバイスが受ける衝撃や振動が大きい場合、適切な対策を講じて、この加速度または振 幅を減らす必要があります。 HMI デバイスの充電ステーションを振動吸収材料(金属製緩衝器など)に取り付けることを、 お勧めします。 HMI デバイスの気候周囲条件 次の表に HMI デバイスの使用に対する許容気候周囲条件を示します。 周囲条件 許容範囲 説明 温度 操作 0℃~40℃ • • 保管/運搬 -20℃~60℃ • • 相対湿度 5 %~85 %、 相対湿度に対応、IEC 61131、パート 2 結露なし に準拠した負荷度 2 大気圧 1,060~700 hPa –1,000~2,000 m の高度に対応...
  • Página 44: チェックリスト:システムの計画

    システム計画に基づいて、オペレータのマシン へのアクセスパスを指定します。 オペレータがマシンを操作する場所を、指定し ます。 ここで、WLAN の有効範囲が必要です。 WLAN エリアを計画します。 システム説明「///工業用ワイヤレスLAN のセットアップ」を、インターネット WLAN の有効範囲が十分に確保されるように、 の次のアドレスのサイトで参照してく アクセスポイントの設置場所を指定します。 ださい: WLAN の有効範囲の計画用に、Sinema E などの "http://support.automation.siemens.com/ 特殊ツールが市販されています。 WW/view/en/22681042" Sinema E については、インターネット の次のアドレスのサイトを参照してく ださい。 "http://www.siemens.com/sinema" オペレータが起動ボタンを使用してマシンを操 有効範囲の計画 (ページ 45) 作できる有効範囲を、指定します。 トランスポンダの設置場所を指定します。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 45: 有効範囲の計画

    アプリケーションプランニング 3.4 有効範囲の計画 ステップ 詳細情報 チェッ ク項目 [オーバーライド]モード使用時: 追加の保護対策 [オーバーライド]モードの使用時: 保護 を計画します。 デバイスの計画 (ページ 48) PROFINET および PROFIsafe 通信の設置を計画 システムマニュアル: します。 『SIMATIC Communication』 特に、HMI デバイス用の PROFIsafe アドレスを プログラミングと操作に関するマニュ 指定します。 アル『SIMATIC S7 リモート安全の設定 とプログラミング』。 有効範囲の計画 有効範囲とトランスポンダ 有効範囲は、マシン付近に設置したトランスポンダによって物理的に形成されます。 各ト ランスポンダは一意の ID を送信します。この ID を HMI デバイスが受信し、HMI デバイス はそのトランスポンダとの距離を測定できます。...
  • Página 46 アプリケーションプランニング 3.4 有効範囲の計画 規則 説明 1 つのプロジェクトに、最大 127 の有効範囲を システム制限 設定できます。 1 つの有効範囲に対して、最大 127 台のトラン システム制限 スポンダを割り付けられます。 HMI デバイスとトランスポンダの間の距離の測定 トランスポンダは、最大範囲約 8 メートルの葉の形をしたエリアに、その ID を送信します。 以下の例に、最大範囲 x = 8 m が指定された設定に基づく、有効範囲の品質の変化を示し ます。 ① 低品質の有効範囲のゾーン ② 高品質の有効範囲のゾーン ③ この線に沿った有効範囲の品質は 100%です。 有効範囲の品質は、葉の形をしたエリアの真ん中が最高です。 白線に沿った有効範囲の品 質は...
  • Página 47 アプリケーションプランニング 3.4 有効範囲の計画 例: ① 有効範囲内から操作するマシン ② 葉の形をした送信範囲を持つトランスポンダ ③ 計画されている有効範囲、ここからマシンを安全に操作することができます ④ 実際の有効範囲、ここからもマシンを安全に操作することができます 手順 1. システム計画で、システムのどの部分を起動ボタンで操作するかを指定します。 システ ムのこれらのエリアについては、有効範囲が必要です。 2. 各有効範囲の空間の拡張を指定します。 オペレータは、該当するプラントユニットを起 動ボタンで操作するために、それぞれの有効範囲内に位置する必要があります。 有効範囲の定義の規則に従います。 3. 有効範囲内のトランスポンダを、有効範囲がトランスポンダの放射によって覆われるよ うに計画します。 有効範囲が広すぎて見えないことがないことを、確認します。そうし ないと、その他の問題が発生します。 4. 以下を指定します。 – 各有効範囲に対して、1~127 の値の、プラント内で一意の ID と名前 – 各トランスポンダに対して、1~65534 の値の、プラント内で一意の ID と名前 – 各有効範囲に対して、HMI デバイスに可能なこの有効範囲のトランスポンダとの最大 距離...
  • Página 48: オーバーライド]モードの使用時: 保護デバイスの計画

    アプリケーションプランニング 3.5 [オーバーライド]モードの使用時: 保護デバイスの計画 [オーバーライド]モードの使用時: 保護デバイスの計画 はじめに [オーバーライド]モードを使用して、有効範囲のコンセプトを拡張します。 必要条件 [オーバーライド]モードは、追加の保護対策を施して安全性を確保した、範囲を定められた プラントエリアでのみ使用します。 オペレータは、[オーバーライド]モードが適用されるエリア全体を、見渡せる必要がありま す。 危険な場所は、オーバーライドエリアのあらゆる地点から見える必要があります。 [オーバーライド]モードを使用する場合、HMI デバイスとは無関係で有効範囲内にあるスイ ッチを、設置する必要があります。 オペレータは有効範囲で HMI デバイスにログオンし、このスイッチを使用して[オーバーラ イド]モードを有効にします。 適切な追加の保護対策 [オーバーライド]モードを使用する場合、HMI デバイスの権限のない使用や間違った操作を 防ぐ追加の保護対策を、プラントで施す必要があります。 追加の保護対策は、プラントの 要件に見合った安全カテゴリを持っている必要があります。 たとえば、以下の対策が適切です。 ● 保護ドア付きの格子 ● 光バリア ● フットグレーティング/安全シャットダウンマット ● プラント標準的な追加安全対策 保護ドア付きの格子を使用する場合、光バリアやフットグレーティングなどさらなる保護対 策を施して、オーバーライドエリアへのアクセスから保護する必要があります。 これによ り、[オーバーライド]モードでプラントを運転している間、避難ルートとして保護ドアを開 け放しておくことができます。...
  • Página 49: チェックリスト:データの安全性

    アプリケーションプランニング 3.6 チェックリスト:データの安全性 チェックリスト:データの安全性 はじめに データの安全性、自動化技術の安全性は、特に工業プラントの可用性と故障のない運転を確 保するうえで役立ちます。 Mobile Panel 277F IWLAN に関して WLAN を経由した信号の安全な送信を確保するには、 特に無許可のアクセスからシステムを守る必要があります。 以下のタイプの無許可のアクセスが予想されます。 ● 外部からのアクセス 外部からの無許可のアクセスから守るには、オフィス通信用の WLAN の保護と同じ方法、 つまりファイアウォールで WLAN を保護する必要があります。 ● 内部からのアクセス 調査の結果から、データの安全性に対する攻撃の大部分は、プラント内部から実行され ていることがわかっています。 データの安全性を確保するには、プラント内部で特別な 対策を施す必要があります。 考えられる攻撃目標 HMI デバイスは、PROFIsafe 経由でフェールセーフコントローラと通信します。 ここに、 以下のような考えられる攻撃目標が存在します。 ● パラメータ割り付けと設定 考えられる攻撃の目標は、デバイスへのパラメータの割り付けと設定です。 ● 生産時運転データ 生産時データは、一連の偽りの...
  • Página 50 アプリケーションプランニング 3.6 チェックリスト:データの安全性 チェックリスト 以下のチェックリストに、WLAN 経由で転送する時に、可能な最高レベルのデータ安全性 を達成するために必要な、組織的な対策を示します。 プラントの要件に応じて、実装する必要のある組織的な対策を指定します。 以下のすべて のフェーズを考慮します。 ● コンフィグレーションフェーズ ● HMI デバイスへのプロジェクトの転送 ● HMI デバイスを使用してプラントを操作して監視するプロセス管理フェーズ。 指定した対策の相互作用を確認します。 この表に一覧にした対策は、以下のようにマークが付いています。 ● PROFIsafe 適合性を達成するには、この表でアスタリスク*マークが付けられ、太字で強 調表示されている対策をすべて実施する必要があります。 ● 追加の任意の対策には、マークが付いていません。 対策 詳細情報 チェッ ク項目 * マニュアル『PROFIsafe - 環境要件』に記載されてい マニュアル『PROFIsafe - 環 る規則に準拠します。 境要件』 アクセスポイント 必要なエリアのみが提供される無線機能に合致するよ...
  • Página 51 アプリケーションプランニング 3.6 チェックリスト:データの安全性 対策 詳細情報 チェッ ク項目 * オートメーションネットワークの接続を、他のネット システムマニュアル『工業用 ワークから完全に解除します。 これらのネットワーク ワイヤレス LAN の基本』の への接続が必ず存在しなければならない点で、ファイ 「VPN (Virtual Private アウォールまたは VPN を使用します。 ネットワーク間 Network:仮想プライベートネ の通信を必要最小限に抑えます。 ットワーク)」の章 * 認証メカニズムを使用して、ワイヤレストラフィック への無許可の参加を防止します。 認証方法として、証明書だけでなく共有キーも使用で きます。 パスフレーズは少なくとも 20 文字の長さが必要です。 このパスフレーズには、英数字と特殊文字が含まれて いる必要があります。 HMI デバイス * パスワードを使用して、無許可のアクセスから HMI HMI デバイスの取扱説明書の...
  • Página 52 アプリケーションプランニング 3.6 チェックリスト:データの安全性 詳細情報 データの安全性に関する詳細情報については、以下のマニュアルを参照してください。 ● システムマニュアル『工業用ワイヤレス LAN の基本』の「IEEE 802.11 に準拠したワイ ヤレス通信のデータセキュリティ」の章。 ● 情報セキュリティ担当ドイツ連邦オフィス(Bundesamt für Sicherheit in der Informationstechnik)が発行した小冊子: 『Wireless communication systems and their security aspects(無線通信システムとその安全面)』。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 53: チェックリスト:設定

    設定 チェックリスト:設定 設定 以下のステップで設定します。 設定用チェックリスト ステップ 情報 チェッ ク項目 STEP 7、HW Config: HMIデバイスとコントローラ間の通信 HMI デバイスのプラント設定への統合 用のパラメータの割り付け (ページ 55) PROFIsafe パラメータの設定 S7 リモート安全: F-FBの使用 (ページ 60) HMI デバイスに必要な安全プログラムで F-FB を 呼び出します WinCC flexible: 設定の概要 (ページ 72) 一意のプロジェクト ID、有効範囲、必要なオブジ ェクトを設定します HMI デバイスパラメータの設定 HMI デバイスの取扱説明書、付録...
  • Página 54 設定 4.2 設定の手順 基本的な手順 必ず以下の手順に従って設定します。 1. SIMATIC Manager で STEP 7 プロジェクトを作成します。 2. ハードウェア設定"HW Config"で、必要な F-CPU および PROFINET 接続を設定します。 3. Mobile Panel 277F IWLAN を、ステーションウィンドウでドラッグアンドドロップによ って PROFINET 接続までドラッグして、HW Config のハードウェアカタログから設定 に挿入します。 4. コンテキストメニュー(右のマウスボタン)を使用してMobile Panel 277F IWLANのオブ ジェクトプロパティを呼び出し、HMIデバイスとPLC間の通信を設定します。HMIデバ イスとコントローラ間の通信用のパラメータの割り付け (ページ 55)を参照してください。 5.
  • Página 55: Step 7: Hw Config

    HMI デバイスのプロパティで、HMI デバイスと F-CPU 間の通信を設定します。 4.3.1 STEP 7 への GSD ファイルの統合 HMI デバイスが HW Config のハードウェアカタログに載っていない場合、HMI デバイスで 有効な GSD ファイルを、STEP 7 データベースに統合する必要があります。 GSD ファイルは、マニュアル CD またはインターネットの以下のアドレスで入手できます: "http://www.siemens.com/automation/support" 注記 WinCC flexible のインストール時に、WinCC flexible と共に供給される GSD ファイルは、 自動的に STEP 7 に統合されます。 4.3.2 HMI デバイスとコントローラ間の通信用のパラメータの割り付け...
  • Página 56 設定 4.3 STEP 7: HW Config ● [アドレス]タブ プロセスイメージのアドレスエリアを、このタブで設定します。 プロセスイメージは、 HMI デバイスとコントローラが共にアクセスする、コントローラのメモリエリアです。 サイクリックコントロールプログラムの開始時に、HMI デバイスの入力の信号状態が、 プロセス入力イメージ PII を介してコントローラに転送されます。 サイクリックプログ ラムの終了時に、出力のプロセスイメージ PIQ が、信号状態として HMI デバイスに転送 されます。 パラメータ 意味 [入力|アドレス|アドレスエ プロセスイメージの入力の開始アドレス。 HMI デバイスの安全関 リアの開始] 連のユーザーデータが表示されます。 デフォルトは、使用するコントローラによって異なります。 [入力|プロセスイメージ] 入力のアドレス範囲が属するプロセスイメージ、PII. このパラメータは、SIMATIC CPU 300 タイプのコントローラでは 設定できません。 [出力|アドレス|アドレスエ...
  • Página 57 けの短さでなければなりません。 "F_WD_Time"パラメータは、1 ms のインクリメントで設定できま す。 デフォルトの監視時間は 500 ms です。 Excel テーブル"s7fcotia.xls"を使用して、最小の監視時間を計算し ます。 このテーブルは、オプションパッケージ S7 リモート安全に含ま れています。 このテーブルの最新バージョンは、インターネット の以下のアドレスにあります。 "http://www.siemens.de/automation/support"、文書ID 21627074。 監視時間を計算するために必要なパラメータについては、「一般 仕様」を参照してください。 通知 エラーが発生した場合、監視時間は最大応答時間に含まれています。 選択した監視時 間は、プロセスのエラー許容時間を超えないように短くする必要があります。 STEP 7 での F-I/O の設定に関する詳細情報 STEP 7 でのフェールセーフ I/O の設定の詳細については、マニュアル『S7 リモート安全の 設定とプログラミング』およびシステムマニュアル『SIMATIC S7 の安全設計』を参照して...
  • Página 58: S7 リモート安全

    ンクションブロック(F FB)を使用する必要があります。 フェールセーフファンクションブロックを使用しない場合、HMI デバイスを F CPU の安全 プログラムに統合できません。 HMI デバイスのプロジェクトを開始できません。 F FB は HMI デバイスと共に CD で提供されます。 F FB は、インターネットの以下のアドレスからも入手できます。 "http://www.siemens.de/automation/support" 追加情報 S7 Distributed Safety の操作の詳細については、プログラマとオペレータ向けのマニュアル 『SIMATIC S7 リモート安全 - 設定とプログラミング』と S7 Distributed Safety のオンライ ンヘルプを参照してください。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 59: チェックリスト:安全プログラムの作成

    設定 4.4 S7 リモート安全 4.4.1 チェックリスト:安全プログラムの作成 緊急停止アプリケーション用の安全プログラムを設定するためのチェックリスト S7 リモート安全については、プログラミングと操作に関するマニュアル『S7 リモート安全 - 設定とプログラミング』を参照してください。 プログラミングと操作に関するマニュアル『S7 リモート安全 - 設定とプログラミング』に 記載されているすべての追加指示に従ってください。 以下のステップで設定します。 ステップ 情報 チェッ ク項目 ハードウェアの設定 S7 リモート安全、「設定の概要」の 章 F-CPU の設定 S7 リモート安全、「F-CPU の設定」 の章 保護レベル[CPU に安全プログラムが含まれる] • パスワード • F 固有のパラメータを定義/設定します: • 安全プログラムが実行される...
  • Página 60: F-Fbの使用

    設定 4.4 S7 リモート安全 ステップ 情報 チェッ ク項目 安全プログラムの確認 F-FB のオンラインヘルプ • FB161: Mobile Panelのステータス • (F_FB_MP) (ページ 64) FB162: 4 つのMobile Panel • (F_FB_RNG_4)の有効範囲/FB 163:16 のMobile Panel (F_FB_RNG_16)の有効範囲 (ページ 67) 安全プログラムの F-CPU へのロード 安全プログラムのテストと受け入れテスト S7 リモート安全、「安全プログラム の受け入れテスト」の章 4.4.2 F-FB の使用 必要な...
  • Página 61 設定 4.4 S7 リモート安全 警告 障害のあるフェールセーフアプリケーションブロック F アプリケーションブロックの数を変更しないでください! F アプリケーションブロックの名前を変更するときは、以下が一致することを確認しま す。 • シンボル表のシンボル名 • ブロック(ヘッダ)のオブジェクトプロパティ内の名前 安全プログラムの規則 警告 緊急停止ボタンが評価されない場合 緊急停止ボタンを評価できるのは、安全プログラムで F_FB_RNG_n を呼び出した場合の みです。 プラントで有効範囲を使用しない場合でも、必ず安全プログラムで F_FB_RNG_n を呼び 出します。 警告 プラントの再起動禁止 一旦緊急停止ボタンがトリガされると、プラントはオペレータが確認してからでなければ 再起動して操作できません。 安全プログラムで FB 215 F_ESTOP1 を使用して、オペレー タが確認できるようにします。 警告 緊急停止ボタンの評価が遅れる場合 OB 35 のサイクル時間が過大な値に設定されている場合、メッセージフレームが失われ、 F_FB_RNG_n の"E-STOP"の評価が遅れる場合があります。...
  • Página 62 設定 4.4 S7 リモート安全 警告 緊急停止ボタンが有効の場合 通信エラーによってグローバルランプダウンがトリガされると、当該の Mobile Panel では 緊急停止ができなくなります。 緊急停止をトリガするように"グローバルランプダウン"信号を設定するオプションがあり ます。 使用される F FB は安全プログラムで、特定の順序で周期的に呼び出されます。 安全プログ ラムで、以下の順序で F FB を呼び出す必要があります。 1. すべての F_FB_MP 2. すべての F_FB_RNG_n オペレータは、通信エラーなどのエラーを必ず確認する必要があります。 そのため、安全 プログラムでは自動確認を使用することはできません。 警告 通信エラーの確認後の意図しないプラントの再起動 HMI デバイスでの通信エラーを確認した後で、プラントを自動的に再起動することはでき ません。 そのため、プラントを再起動できるようになる前に、安全プログラムが追加のユーザーア クションを必要とすることを、確認します。 F FB の相互接続 ブロックは互いに相互接続され、Mobile Panel 277F IWLAN のプロセスイメージと相互接続...
  • Página 63 設定 4.4 S7 リモート安全 警告 PII および PIQ を、プログラムで直接評価することはできません。 適用例 F_FB_RNG_nを使用する場合は、適用例: 安全機能 (ページ 113)を読み取ります。 別の詳細な適用例については、インターネットの"http://support.automation.siemens.com"、 記事番号 25702331 を参照してください。 F I/O DB F I/O DB は、すべての F I/O に対して HW Config で自動的に生成されます。 警告 緊急停止ボタンが評価されない場合 HMI デバイスの F I/O DB で、出力のデフォルト設定 PASS_ON = 0 を保持します。変更す...
  • Página 64: Fb161: Mobile Panelのステータス(F_Fb_Mp)

    設定 4.4 S7 リモート安全 4.4.3 FB161: Mobile Panel のステータス(F_FB_MP) 構造 入力 パラメータ データタイプ 説明 相互接続 QBAD Bool QBAD は、F-I/O が無効化されているかどう F-I/O DB: かを示します。 DBx2.1 = QBAD ACK_REQ Bool 必要な確認 F-I/O DB: DBx2.2 = ACK_REQ 通信エラーの後で、フェールセーフシステ ムは QBAD = 1 および ACK_REQ = 0 を設 定します。...
  • Página 65 設定 4.4 S7 リモート安全 パラメータ データタイプ 説明 相互接続 S7_ACK_ERR Bool 通信エラーが、自動的に確認されない場合 プラントに対して具 があります。 体的に相互接続する 必要があります。 この入力を設定して、PROFIsafe 通信の進 行中に F-CPU が通信エラーを確認するよう にします。 F_FB_MP は立ち上がりにのみ反応します。 MP_DATA ワード フェールセーフプロセスイメージの入力の PII: ユーザーデータ ワード 1 = MP_DATA MP_RNG ワード HMI が含まれる有効範囲の ID。 PII: ワード 2 = MP_RNG MP_STAT ワード...
  • Página 66 設定 4.4 S7 リモート安全 有効性 この説明は、F_FB_MP のバージョン 1.0 に適用されます。 注記 FC 176: F_BO_W ブロックおよび FC 177: F_W_BO ブロックを安全プログラムに挿入しま す。これらが F_FB_MP によって呼び出されるためです。 これらのブロックは、F アプリケ ーションブロックのブロックコンテナ内のリモート安全 F ライブラリにあります。 関係付け F-FB の入力および出力を、手動で関係付ける必要があります。 これらは自動的には関係付 けされません。 目的 割り付けられた Mobile Panel 277F IWLAN HMI デバイスは、F_FB_MP によって監視されま す。...
  • Página 67: Fb162: 4 つのmobile Panel (F_Fb_Rng_4)の有効範囲/Fb 163:16 のmobile Panel (F_Fb_Rng_16)の有効範囲

    設定 4.4 S7 リモート安全 PII および PIQ のアドレス PII および PIQ の開始アドレスは、HW Config の HMI デバイスの PROFIsafe 設定にありま す。 4.4.4 FB162: 4 つの Mobile Panel (F_FB_RNG_4)の有効範囲/FB 163:16 の Mobile Panel (F_FB_RNG_16)の有効範囲 構造 MPn を、以下のように使用します。 ● HMI デバイス 1 から HMI デバイス 4 用に F_FB_RNG_4 と共に ●...
  • Página 68 設定 4.4 S7 リモート安全 入力 パラメータ データタイプ 説明 相互接続 RNG_ID 整数 この入力をクリックして、 F_FB_RNG_n によって監視する有 効範囲の ID を入力します。 RNG_ID はプラント内で一意であ ることが必要で、WinCC flexible- で設定されます。 OVERRIDE Bool 0 = [オーバーライド]モードが無 オーバーライドスイッチと保 効、 護メカニズム間のリンクの結 1 = [オーバーライド]モードが有効 果 MPn_DATA* ワード フェールセーフプロセスイメージ PII: の入力のユーザーデータ。 ワード 1 = MP_DATA MPn_RNG* ワード...
  • Página 69 設定 4.4 S7 リモート安全 パラメータ データタイプ 説明 相互接続 F-KEYS ワード 予約済み RNG_BUSY Bool この出力は、有効範囲の状態を渡 この出力によって、有効範囲 します。 が空いているか使用されてい るかを検出できます。 0 = 有効範囲が空いている、 1 = 有効範囲が使用されている この出力は、たとえばプラン ト内の有効範囲の割付を示す ランプを制御するために、使 用します。 DIAG ワード この出力は、有効範囲でログオン ユーザープログラムで DIAG する権限のある HMI デバイスのう 出力を評価できます。 ち、どの HMI デバイスが実際にロ グオンされているかを示します。...
  • Página 70 設定 4.4 S7 リモート安全 用語"F_FB_RNG_n"を使用する場合、この情報は両方の F-FB に当てはまります。 注記 FC 176: F_BO_W ブロックおよび FC 177: F_W_BO ブロックを安全プログラムに挿入しま す。これらのブロックが F_FB_RNG_n によって呼び出されるためです。 これらのブロック は、F アプリケーションブロックのブロックコンテナ内のリモート安全 F ライブラリにあり ます。 関係付け F FB の入力および出力は手動で関係付けする必要があります。 自動関係付けは実行されま せん。 使用方法 警告 緊急停止ボタンが評価されない場合 緊急停止ボタンを評価できるのは、安全プログラムで F_FB_RNG_n を呼び出した場合の みです。 プラントで有効範囲を使用しない場合でも、必ず安全プログラムで F_FB_RNG_n を呼び 出します。...
  • Página 71 設定 4.4 S7 リモート安全 動作 F FB は、有効範囲に割り付けられた HMI デバイスの状態に応じて、以下を実行します: ● F_FB_RNG_n の出力を接続します ● 出力ユーザーデータを準備します それぞれの HMI デバイスは、有効範囲で以下の状態の 1 つになります。 ● 通信エラーなしで削除済み HMI デバイスは、F-CPU の安全プログラムから正常に削除されています。 これにより、 PROFIsafe 通信が終了します。 HMI デバイスは、F_FB_RNG_n の出力に影響を及ぼし ません。 ● 通信エラーなしで統合済み 有効範囲での HMI デバイスの実際の動作状態 F_FB_RNG_n は、以下のように反応します。 – HMI デバイスが有効範囲内にある場合、有効範囲 ID や有効範囲での HMI デバイスの ステータスなどのユーザーデータが、HMI デバイスに供給されます。...
  • Página 72: Wincc Flexible

    設定 4.5 WinCC flexible 安全プログラムでのオーバーライド オーバーライドスイッチが有効なのは、保護メカニズムが作動している場合に限定する必要 があります。 以下を安全プログラムに接続して、確実にこのように反応するようにします。 ● 保護デバイスの評価信号による、オーバーライドスイッチのスイッチ位置 ● F_FB_RNG_n の OVERRIDE 入力による、最初のリンクの結果 PII および PIQ のアドレス HW Config の PII および PIQ AA の開始アドレスは、HIM デバイスの PROFIsafe 設定にあ ります。 WinCC flexible 4.5.1 設定の概要 HMI のフェールセーフ操作のために、WinCC flexible ES の以下のエリアを設定する必要が あります。...
  • Página 73: 有効範囲]エディタ

    設定 4.5 WinCC flexible 4.5.2 [有効範囲]エディタ 作業エリア WinCC flexible ES で、[有効範囲]をダブルクリックして、[デバイス設定]のプロジェクトウ ィンドウで、[有効範囲]作業エリアを開きます。 作業エリアには、有効範囲とそのトランスポンダのテーブルウィンドウがあります。 設定 設定は、以下のタスクから構成されます。 1. "名前"、"表示名"、"ID"を指定して、有効範囲を作成します。 有効範囲の"表示名"と"ID"を、同じにすることはできません。 2. トランスポンダの"名前"と"ID"を指定して、トランスポンダを設定します。 3. トランスポンダを有効範囲に割り付けます。 4. それぞれの有効範囲に"限界"を設定します。 [限界]パラメータは、HMI デバイスと有効範囲の各トランスポンダの間の最大距離を決定 します。 [限界]パラメータは、有効範囲のすべてのトランスポンダに適用されます。 HMI デバイスがトランスポンダから[限界]よりも遠く離れた場所にある場合、有効範囲外 にあることになります。 試運転 プラントを試運転する場合、有効範囲の検証中に決定されたチェックサムを、このエディタ の[チェックサム]ボックスに入力する必要があります。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 74: Mobile Panel 277F Iwlanのオブジェクト

    設定 4.5 WinCC flexible 4.5.3 Mobile Panel 277F IWLAN のオブジェクト はじめに WinCC flexible ES には、Mobile Panel 277F IWLAN を設定するために特別に設計された、 さまざまなオブジェクトが用意されています。 これらのオブジェクトにより、オペレータは、ランタイム中の有効範囲やバッテリに関する 最新情報を、得ることができます。 有効範囲名 "有効範囲名"オブジェクトは、現在 HMI デバイスが位置している有効範囲の、名前とログオ ンステータスを表示します。 ランタイム時の表示: 説明 HMI デバイスは表示された有効範囲内にあります。 HMI デバイスは有効 範囲内でログオンされていません。 この有効範囲にログオンできます。 HMI デバイスは表示されている有効範囲内にあり、この有効範囲内でロ グオンされています。 起動ボタンを使用して、有効範囲で安全に操作することができます。 HMI デバイスは表示された有効範囲内にあります。 別の...
  • Página 75 設定 4.5 WinCC flexible バッテリ "バッテリ"オブジェクトは、HMI デバイスのメインバッテリの充電状態を示します。 注意 バッテリを、常に十分に充電しておく必要があります。 バッテリが空になると、通信エラ ーが発生します。 F CPU が、以下の対策の 1 つを開始します。 • 有効範囲で HMI デバイスにログオンしている場合: シャットダウン。 • 有効範囲で HMI デバイスにログオンしていない場合: グローバルランプダウン。 シンボル 色 意味 充電状態 緑 バッテリが十分に充電されています。 >20% 黄 バッテリが弱っています。バッテリを充 10%~20% 電する必要があります。または、充電さ れた予備のバッテリを挿入します。 赤 バッテリが切れようとしています。バッ <10% テリを充電する必要があります。また...
  • Página 76 設定 4.5 WinCC flexible Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 77: システムの試運転

    システムの試運転 システムの受け入れ はじめに 関連するアプリケーションに固有の全ての標準やこの章で説明する手順を、プラントの最終 的な受け入れ中に遵守する必要があります。 フェールセーフシステムが使用されているプラントの最終的受け入れに関する重要情報 注記 このマニュアルは、Mobile Panel 277F IWLAN HMI デバイスの操作に必要な、付加的な受 け入れ手順に関する詳細情報のみを提供しています。 プラントの最終的な点検の間に、『S7 リモート安全、設定とプログラミング』マニュアル の「プラントの最終点検」の章に記載されている、基本的な測定の詳細な説明を厳密に遵守す る必要があります。 必要条件 ● ハードウェア設定が HW Config で作成されていること。 ● 安全プログラムが作成され、生成されていること。 ● STEP 7 プロジェクトのバックアップが作成されていること。 基本的な手順 プラントの受け入れには、以下の範囲が含まれます: ● F CPU およびフェールセーフ I/O の設定 ● 安全プログラム ●...
  • Página 78 システムの試運転 5.1 システムの受け入れ 安全プログラムの受け入れ ● 安全プログラムを印刷してアーカイブします。 ● マニュアル『S7 リモート安全の設定とプログラミング』の「安全プログラムの受け入 れ」の章に記載されている基準に従って、安全プログラムのプリントアウトを確認しま す。 ● 安全プログラム全体を F-CPU にダウンロードします。 ● 安全プログラムの全ての機能をテストします。 詳細については、マニュアル『S7 リモート安全の設定とプログラミング』の「F-CPU とフ ェールセーフ I/O の設定の受け入れ」の章を参照してください。 有効範囲とトランスポンダの受け入れ ● 有効範囲とトランスポンダを受け入れるために、プラントで CRC チェックサムを決定し、 それをプロジェクトに入力する必要があります。 その後、HMI デバイスにプロジェクト を転送してから、HMI デバイスでプラントを操作することができます。 ● 出力フォーマット「完了」でプロジェクトのプリントアウトを生成します。 ● プロジェクトをアーカイブします。 プロジェクトの印刷やアーカイブの詳細な説明は、WinCC オンラインヘルプにあります。 注記 プラントでトランスポンダを変更する場合、プラントで別の受け入れを実行する必要があり...
  • Página 79: 有効範囲とトランスポンダの受け入れ

    システムの試運転 5.2 有効範囲とトランスポンダの受け入れ 有効範囲とトランスポンダの受け入れ はじめに プラントのほとんどの部分の操作の安全性は、しっかりした安全計画と安全機能の注意深い 実現にかかっています。 安全に操作するためには、HMI デバイスのプロジェクトが正確にプラントに適合している必 要があります。 そのため、プラントで最初にプロジェクトを開始するとき、すべての有効範囲をすべてのト ランスポンダで検証する必要があります。 検証の結果は CRC チェックサムであり、これを プロジェクトに入力する必要があります。 次に、プロジェクトを HMI デバイスに再び転送 する必要があります。 注記 1 つのゾーンに排他的に割り付けられるトランスポンダは、この検証では考慮されません。 変更があった場合の受け入れ システムでトランスポンダと有効範囲の設定を変更した場合、設定を調整する必要がありま す。 その後、再び有効範囲とトランスポンダを受け入れる必要があります。 必要条件 ● プロジェクト内: – 有効範囲とトランスポンダを、そのプロジェクトで設定する必要があります。 – HMI デバイスに、プロジェクトが転送されていること。 ● プラント内: – プロジェクトに保存されている有効範囲が形成されるように、トランスポンダをプラ ントに取り付ける必要があります。 –...
  • Página 80 システムの試運転 5.2 有効範囲とトランスポンダの受け入れ 手順 以下のように行います。 1. HMI デバイスをオンにします。 ローダー付きの Windows CE デスクトップが表示されます。 2. プロジェクトが自動的に開始しない場合、プロジェクトを開始します。 [トランスポンダのテスト]ダイアログボックスが開きます。 左側に、設定されている有効範囲すべての名前のリストが、表示されます。 3. [有効範囲]リストで、検証する最初の有効範囲を強調表示します。 右側の"トランスポンダ"リストは、プロジェクトの有効範囲に割り付けられたトランス ポンダの ID を示します。 4. "トランスポンダ"リストで、検証するトランスポンダまで移動します。 5. システムで、強調表示されている ID を読み取って、この ID を[有効範囲]ボックスに入力 します。 6. 自分の位置のトランスポンダの ID を、[トランスポンダ]ボックスに入力します。 7. 入力された ID を、[テスト]ボタンで検証します。 HMI デバイスが対応するトランスポンダの信号を受信した場合、そのトランスポンダは 検証されたと考えられます。...
  • Página 81 システムの試運転 5.2 有効範囲とトランスポンダの受け入れ 9. リストで次の有効範囲を選択します。 10. この有効範囲に割り付けられているすべてのトランスポンダに対して、ステップ 4~7 を繰り返します。 11. リストの左側の追加の有効範囲をすべて、検証します。 12. すべての有効範囲を問題なく検証できたら、[計算]ボタンにタッチします。 HMI デバイスが CRC チェックサムを計算します。 CRC チェックサムが[CRC]ボックス に表示されます。 13. WinCC flexible ES でプロジェクトを開きます。 14. チェックサムを[有効範囲]エディタに入力します。 15. プロジェクトを HMI デバイスに再び転送します。 結果 これで、このプロジェクトはプラントの操作と監視に使用できます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 82 システムの試運転 5.2 有効範囲とトランスポンダの受け入れ プラントの有効範囲のテスト トランスポンダと有効範囲を問題なく検証した後、プラントで、設定済みの有効範囲の拡張 が計画に対応するかどうかをテストする必要があります。 特に、以下の場合を確認します。 ● 有効範囲の境界が計画どおりに動作するか? 非常に遠い地点から、または見えないエリアからのマシン操作が許可されないように、 特に注意します。 ● 有効範囲に属するインジケータが、HMI デバイスが有効範囲でログオンされているかど うかを示しているか? ● 装置の可動部がトランスポンダの受信に影響していないか?装置の可動部が異常な位置 にないかどうかも確認します。 ● WLAN の有効範囲が、有効範囲のあらゆる場所で確保されているか? Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 83: 組織的措置

    操作 組織的措置 HMI デバイスは、バッテリを使用して、または充電ステーションでのみ、使用してください。 HMI デバイスのフェールセーフ操作を確実に行うために、以下の組織的措置に従ってくださ い。 HMI デバイスの保管 警告 機能しない緊急停止ボタン HMI デバイスが統合されていない場合、緊急停止ボタンは機能しません。 緊急停止ボタンが有効か有効でないかで迷わないようにするために、1 つの統合済み HMI デバイスのみが自由にアクセスできるようにする必要があります。 HMI デバイスを使用しない場合は、施錠した区域に保管する必要があります。 操作中の HMI デバイスの取り扱い 注意 バッテリが空になったことによるシステムのシャットダウンまたはランプダウン 統合された HMI デバイスのバッテリが空になると、通信エラーが発生します。 これに対 し、F CPU が以下のように反応します。 • 有効範囲で HMI デバイスにログオンしている場合: シャットダウン • 有効範囲で HMI デバイスにログオンしていない場合: グローバルランプダウン [BAT]LED で、操作準備のできたデバイスの、バッテリの充電状態を確認します。...
  • Página 84: 典型的な用途

    操作 6.2 典型的な用途 Mobile Panel 277 IWLAN を取り扱う場合は、下記の点に注意します。 ● [SAFE]LED に注意します。 HMI デバイスがフェイルセーフ通信に統合されている場合は、[SAFE]が点灯し、緊急停 止ボタンが有効です。 ● [COM]LED に注意します。 十分な WLAN 有効範囲に入っているエリアを離れると、[COM]LED が点滅します。 HMI デバイスと PLC の間の通信が機能しません。HMI デバイスを使ってシステムを操作でき ません。 ● HMI デバイスが有効範囲にログオンしているときに、[RNG]LED を確認します。 HMI デバイスが有効範囲にログオンしているとき、[RNG]LED が点灯します。 起動ボタ ンを有効化するには、有効範囲にログオンする必要があります。 注意 無許可の操作が可能 HMI デバイスが有効範囲にログオンしている間は、HMI デバイスを持たずに有効範囲 を離れてはなりません。...
  • Página 85: Hmiデバイスをオンにします

    操作 6.2 典型的な用途 LED 表示の例 図 意味 適用例で説明されている状況で、HMI デバイスに表示される LED のステー タス この例では、すべての LED が点灯し ています。 緊急停止ボタン 図 意味 緊急停止ボタンを押すと、緊急停止操作をトリガします。 緊急停止を押しても効果はありません。 起動ボタン 図 意味 オペレータは、起動ボタンを使用することにより、割り付けられている装置の動作を 解除できます。 起動ボタンを押しても効果はありません。 6.2.2 HMI デバイスをオンにします。 初期状況 HMI デバイスの電源がオフです。 バッテリを充電する必要があります。 アクション オペレータは、[ON/OFF]ボタンを使用して HMI デバイスのスイッチを入れます。 WLAN 経由の通信が始動します。 WLAN を接続している間、[COM]LED が点滅します。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 86: Hmiデバイスの統合と分離

    操作 6.2 典型的な用途 結果 WLAN 通信が確立されます。 HMI デバイスに、ローダー付きの Windows CE デスクトップが表示されます。 6.2.3 HMI デバイスの統合と分離 6.2.3.1 HMI デバイスの統合(プロジェクト開始) 初期状況 HMI デバイスがオンになっていること。 WLAN 通信が確立されます。 HMI デバイスに、ローダー付 きの Windows CE デスクトップが表示されます。 アクション 設定により、プロジェクトは自動的に、またはローダーを使ってオペレータによって起動されま す。 PROFIsafe 通信が確立されます。 接続する間、[Establishment of safety connection]ダイアログボッ クスが表示されます。 HMI デバイスが、F-CPU の安全プログラムに統合されています。 [Test enabling switch]ダイアログボックスが開きます。...
  • Página 87: 統合されたhmiデバイスの通信エラー

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.3.2 統合された HMI デバイスの通信エラー 初期状況 HMI デバイスが、F CPU の安全プログラムに統合されています。 HMI デバイスは有効範囲内にログ オンされていません。 アクション オペレータが、HMI デバイスを有効範囲から出します。 [COM]LED が点滅します。 F CPU が通信エラーを検知し、グローバルランプダウンを開始します。 "SAFE"および"COM"の LED スイッチをオフにします。 ユーザーに、安全機能を使用できないこと が通知されます。 シナリオ 1: シナリオ 2: 60 秒以内にオペレータが WLAN 範囲に戻ります。 オペレータが WLAN 範囲の外に留まります。 結果シナリオ 1: WLAN 範囲に戻る [Acknowledgment of communication error]ダイアログボックスが開きます。...
  • Página 88: 起動中の不一致エラー

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.3.3 起動中の不一致エラー 起動スイッチは 2 つのチャネルに接続されます。 両方の接触は、起動状態に達するために 平行で閉じている必要があります。 一方の接触が閉じているのに、他方が開いていると不 一致エラーが生じます。 以下の故障のシナリオを識別します。 ● 起動スイッチが動作しない ● 起動スイッチが壊れている 起動スイッチが動作しない場合 初期状況 HMI デバイスが、F CPU の安全プログラムに統合されています。 HMI デバイスは有効範囲内にログ オンしている可能性がありますが、ログオンしてない可能性もあります。 HMI デバイスは有効範囲内にログオンせずに統合されています。 • HMI デバイスは統合され、有効範囲内にログオンしています。 • アクション オペレータが起動スイッチを押します。 起動スイッチの意図的でない誤った操作。 スイッチの中央 を操作する代わりに、オペレータは端を押しました。 結果 不一致が検出された直後に、起動状態は無効になります。 [起動スイッチ不一致エラー]ダイアログボ ックスが、不一致時間の経過後に表示されます(フェイルセーフ操作の技術データ...
  • Página 89 操作 6.2 典型的な用途 起動スイッチが壊れている 初期状況 HMI デバイスは統合され、有効範囲内にログオンしています。 起動スイッチは壊れていて、押され ていません。 2 つのシナリオを識別します。 シナリオ 1: 起動スイッチの 1 つのチャネルがいつまでも開いている。 • シナリオ 2: 起動スイッチの 1 つのチャネルがいつまでも閉じている。 この状況で、不一致が • 検出されます。 [起動スイッチ不一致エラー]ダイアログが表示されます。 アクション オペレータが起動スイッチを押します。 結果シナリオ 1: 起動状態が有効になっていない。 [起動スイッチ不一致エラー]ダイアログボックスが、不一致時間の 経過後に表示されます。 ボタンが開放されて、不一致が解消するまでダイアログは開いたままで す。 オペレータが起動スイッチをもう一度押すと、不一致エラーが再度表示されます。 デバイスを修理する必要があります。 清掃、修理、スペアパーツ (ページ 106)セクションに記載さ れているように、HMIデバイスを修理のために返却します。...
  • Página 90 操作 6.2 典型的な用途 初期状況 プロジェクトを起動する必要があります。 HMI デバイスを、F-CPU の安全プログラムに統合する必要があります。 プロジェクト終了オプション アクション オペレータは、この目的のために提供されているオペレータオブジェクトを使って、プロジェクト を終了します。 プロンプトに続いて、[削除の確定]ダイアログボックスが開きます。 オペレータは、起動ボタンで必 要な削除を確定するように、要請されます。 オペレータは 60 秒以内に、[有効]設定になるまで少なくとも 1 つの起動ボタンを押します。 PROFIsafe 通信が終了します。 HMI デバイスが、F-CPU の安全プログラムから正常に分離されまし た。プロジェクトが終了します。 結果 HMI デバイスに、ローダー付き Windows CE デスクトップが表示されます。 オプション - HMI デバイスの電源を切る アクション オペレータが、4 秒以上[ON/OFF]ボタンを押します。 プロンプトに続いて、[削除の確定]ダイアログボックスが表示されます。 オペレータは、起動ボタン で必要な削除を確定するように、要請されます。...
  • Página 91: 有効範囲でのログオンとログオフ

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.4 有効範囲でのログオンとログオフ 6.2.4.1 有効範囲の検知 初期状況 HMI デバイスを、F-CPU の安全プログラムに統合する必要があります。 アクション "有効範囲名"オブジェクトを使用して、HMI デバイスは、HMI デバイスがある有効範囲の名前とステ ータスを表示します。 オペレータは、"有効範囲名"オペレータコントロールの表示を評価します。 結果 ケース 1: ケース 2: ケース 3: オブジェクトが、文字付きの白 オブジェクトが、文字なしの オブジェクトが、文字付きの灰 色で表示されます。 灰色で表示されます。 色で表示されます。 例: 例: 例: HMI デバイスは"Rangename"有 HMI デバイスが、プラントの HMI デバイスは"Rangename"有 効範囲にあります。 有効範囲で 有効範囲外にあります。...
  • Página 92: 有効範囲でのログオン

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.4.2 有効範囲でのログオン 初期状況 "有効範囲名"オブジェクトが白色で表示されます。 有効範囲でログオンすることはできません 例: アクション オペレータが、"有効範囲名"オブジェクトにタッチします。 "有効範囲名"オブジェクトがパスワード保護されている場合、オペレータはユーザー名とパスワード を入力する必要があります。 関連項目 チェックリスト:データの安全性 (ページ 49) [有効範囲へのログオン]ダイアログボックスが開きます。 オペレータは、プラントの有効範囲 ID を読み取ります。 オペレータは、有効範囲 ID を入力し、 [OK]を押して確定します。 ダイアログボックスが閉じます。 結果 HMI デバイスに有効範囲でログオンしている必要があります。 "有効範囲名"オブジェクトが緑色で表示されます。 例: Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 93: 有効範囲でのログオフ

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.4.3 有効範囲でのログオフ 初期状況 "有効範囲名"オブジェクトが緑色で表示されます。 HMI デバイスに有効範囲でログオンしている必要があります。 例: アクション オペレータが、"有効範囲名"オブジェクトにタッチします。 "有効範囲名"オブジェクトがパスワード保護されている場合、オペレータはユーザー名とパスワード を入力する必要があります。 関連項目 チェックリスト:データの安全性 (ページ 49) 照会後、HMI デバイスが有効範囲からログオフします。 結果 "有効範囲名"オブジェクトが白色で表示されます。 例: HMI デバイスが有効範囲からログオフしている必要があります。 注記 オーバーライドスイッチに属する有効範囲の場合のみ オペレータがオーバーライドスイッチに属する有効範囲からログオフしている場合、"有効 範囲名"オブジェクトは、以下の場合に灰色で表示されます。 オペレータがオーバーライド スイッチを押さずに有効範囲から離れた。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 94: 有効範囲での動作

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.5 有効範囲での動作 6.2.5.1 ログオフせずに有効範囲から退出 初期状況 HMI デバイスを持ったオペレータが、有効範囲の境界にいます。 アクション オペレータが、HMI デバイスと共に WLAN エリアから離れます。 5 秒後に以下が発生します。 起動ボタンが無効になります。 • [ログオフせずに有効範囲から退出しました]ダイアログボックスが開きます。 • HMI デバイスの設定により、振動アラームがトリガされます。 • オペレータは、25 秒以内に有効範囲に再び入るか、[ログオフせずに有効範囲から退出しました]ダ イアログボックスを使って有効範囲からログオフします。 ケース 1: ケース 2: オペレータが、25 秒以内に有効範囲に再び入り オペレータが、25 秒以上有効範囲外に留まりま ます。 す。 結果ケース 1: 有効範囲に時間内に戻る HMI デバイスが再び完全に機能します。...
  • Página 95: オーバーライド]モード

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.6 [オーバーライド]モード 6.2.6.1 [オーバーライド]モードの有効化 初期状況 システムに、[オーバーライド]モード用に指定された保護デバイスがあります。 アクション オペレータが、保護ゾーンに入ります。 オペレータは、オーバーライドスイッチのある有効範囲で、HMI デバイスをログオンします。 オペレータがオーバーライドスイッチを有効化します。 結果 [オーバーライド]モードが有効です。 "有効範囲の品質"オブジェクトが全体的に緑色で表示されます。 トランスポンダは、有効範囲の検知用には評価されません。 オペレータは、あたかも有効範囲の中央にいるかのように、オーバーライド範囲全体のマシンを操 作できます。 他の HMI デバイスは有効範囲にログオンできません。 6.2.6.2 [オーバーライド]モードの終了 はじめに [オーバーライド]モードは、オペレータが閉じることも、F CPU の安全プログラムによって 自動的に閉じることもできます。 オペレータが閉じる オペレータは、以下の操作をして[オーバーライド]モードを閉じます。 1. オペレータがオーバーライドスイッチを有効化します。 2. オペレータが、有効範囲から HMI デバイスをログオフします。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 96 操作 6.2 典型的な用途 自動的に閉じる オペレータがオーバーライドスイッチを有効化せずにオーバーライド範囲を離れた場合、F CPU の安全プログラムが、オーバーライドモードを自動的に閉じます。 トランスポンダが、 有効範囲を検知するために再び評価されます。 オペレータがオーバーライドスイッチをリ セットする場合のみ、[オーバーライド]モードを再び有効化できます。 初期状況 [オーバーライド]モードが有効です。 アクション シナリオ 1: シナリオ 2: オペレータがオーバーライドスイッチを有効 オペレータが、保護ゾーンを離れます。 化します。 シナリオ 1 の結果: [オーバーライド]モードが無効になります。 トランスポンダが、有効範囲を検知するために再び評価されます。 [オーバーライド]モードが閉じるときにオペレータが有効範囲外にいる場合、システムは、ログオフ せずに有効範囲から退出 (ページ 94)セクションで説明されているように動作します。 シナリオ 2 の結果: [オーバーライド]モードが、F CPU の安全プログラムによって自動的に閉じられます。 トランスポンダが、有効範囲を検知するために再び評価されます。 [オーバーライド]モードが閉じるときにオペレータが有効範囲外にいる場合、システムは、ログオフ せずに有効範囲から退出 (ページ 94)セクションで説明されているように動作します。 オペレータがオーバーライドスイッチをリセットする場合のみ、[オーバーライド]モードを再び有効...
  • Página 97: 特殊な操作条件

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.7 特殊な操作条件 6.2.7.1 内部エラー 初期状況 HMI デバイスが有効範囲にログインしています。 アクション HMI デバイスで内部エラーが発生します。 結果 F CPU がシャットダウンを実行します。 有効範囲に付属するシステム部分が停止します。 プロジェクトが即時に閉じられます。 HMI デバイスに赤色のエラーが表示されます。 すべての LED が消えます。 有効範囲は割り当てられたままです。 下記も参照 診断 (ページ 101) Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 98: Hmiデバイスが有効範囲にログオンした状態での通信エラー

    操作 6.2 典型的な用途 6.2.7.2 HMI デバイスが有効範囲にログオンした状態での通信エラー 初期状況 HMI デバイスに有効範囲でログオンしている必要があります。 アクション 通信エラーが発生します。 F CPU がシャットダウンを実行します。 有効範囲に付属するプラントユニットが停止します。 LED[SAFE]と LED[RNG]が消えます。 オペレータに、安全な接続がないことが警告されます。 ケース 1: ケース 2: 通信は 60 秒以内に復旧できます。 通信が中断されたままです。 結果ケース 1: 通信が復旧されます。 [通信エラーの確認]ダイアログボックスが開きます。 オペレータが、このダイアログの通信エラーを 確認します。 シャットダウン信号が取り消され、有効範囲がすべての HMI デバイスに解放されます。 PROFIsafe 通信が再び可能になります。 結果ケース 2: 通信が 60 秒以上中断されたままです。 60 秒後にプロジェクトが終了します。...
  • Página 99: アラームメッセージ

    診断 アラームメッセージ 操作状況に応じて、以下のアラームが HMI デバイスに表示されます。 ダイアログボックス 実行できる動作 状況 追加情報 Establishment of safety [はい]ボタン 状況に応じて、アラームは起動した 統合されたHMIデバイスの connection 理由の 1 つを表示します。 通信エラー (ページ 87) 原因: Connection not yet No safe connection available. • HMIデバイスが有効範囲に completed: ログオンした状態での通信 原因: プロジェクトの起動後、安全接 エラー (ページ 98) 接続が完了していません •...
  • Página 100 診断 7.1 アラームメッセージ ダイアログボックス 実行できる動作 状況 追加情報 Effective range logoff [はい]ボタン HMI デバイスが有効範囲にログオン (シャットダウン) [いいえ]ボタン しています。 オペレータは HMI デ バイスのシャットダウンを試みまし The Panel cannot be switched た。 off. まず有効範囲からログオフ してください。 以下の有効範囲からログオフし ますか? Effective range <<EFFECTIVE RANGE NAME>> Acknowledgment of [OK]ボタン 短い通信エラーの後、通信は回復し 統合されたHMIデバイスの...
  • Página 101 診断 7.2 診断 ダイアログボックス 実行できる動作 状況 追加情報 Test enabling switch "パニック"のスイッ オペレータがプロジェクトを開始し HMIデバイスの統合(プロジ チ位置に達するま た。 オペレータは、起動スイッチの ェクト開始) (ページ 86) Both enabling switches must be で、オペレータは 機能をテストする必要があります。 tested to ensure they are 両方の起動スイッ operational. Fully press both チを押す必要があ enabling switches until the ります。...
  • Página 102 診断 7.2 診断 HMI デバイスの内部故障の診断 HMI デバイスは、故障につながる内部故障に次のように応答します。 ● すべての LED が暗くなります。 HMI デバイスでプロジェクトが開始すると、以下のアクションが起動されます。 ● プロジェクトが終了します。 ● "起動"不一致エラーが検出されると、[Discrepancy error enabling switch]ダイアログが開 きます。起動中の不一致エラー (ページ 88)を参照してください。 ● 他のエラーを通知するため、赤い診断(エラー表示)ビューが画面に出力されます。 1. エラーID をメモしてください。 2. HMI デバイスをオフにします。 3. HMI デバイスを再起動します。 4. エラーが続く場合、技術サポートに問い合わせてください。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 103 診断 7.2 診断 エラーコード エラーコードに基づいて、技術サポートは内部エラーのタイプに関して結論を出します。 以下の表は、不一致エラーのエラーコードです。 状況によっては、自分自身でそのような エラーをトラブルシュートすることも可能です。 エラーコードのはじめの 6 桁が、エラー の正しい識別に非常に重要です。 用語の[左]および[右]起動スイッチは、HMI デバイスの画 面に向かった場合の方向を意味します。 同じ不一致エラーが何度も生成される場合は、技術サポートまで問い合わせてください。 エラーコード エラータイプ 対処法 000 008 緊急停止ボタンでの不一致エラー ボタンを時計回り方向に回して、緊急停 止ボタンを開放してください。 緊急停止 ボタンを最初の位置に戻してください。 000 014 右の起動スイッチでの不一致エラー、 ボタンを押すときは、ボタンを無理に押 パニックスイッチ位置 し込むことがないようにしてください。 000 015 左の起動スイッチでの不一致エラー、 パニックスイッチ位置 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 104 診断 7.2 診断 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 105: ファンクションテスト

    保守 ファンクションテスト チェックリスト 以下のチェックリストにあるテストを、指定された間隔で実行します。 間隔が維持されな いと、HMI デバイスの機能は確保されません。 必要条件 HMI デバイスをオンにし、F-CPU の安全プログラムに統合する必要があります。 テスト テストサイクル チェック 緊急停止ボタンを押します。 最低 1 年に 1 回 両方の起動ボタンを完全に押します。 各プロジェクトの開始時 保守サイクル チェックリスト 以下のチェックリストにある保守手順を、指定された間隔で実行します。 間隔が維持され ないと、HMI デバイスの機能は確保されません。 コンポーネント 保守サイクル チェック トランスポンダのバッテリ 4 年に 1 回交換 補助バッテリ 5 年に 1 回交換 詳細情報...
  • Página 106: 清掃、修理、スペアパーツ

    修理する場合は、HMI デバイスを Fürth のリターンセンターに送る必要があります。 修理 は、Fürth のリターンセンターのみで実施してください。 デバイスの修理に必要な作業によっては、リターンセンターが負担額通知書をお渡しする場 合があります。 この場合に、新品に買い換えることは、お客様の責任といたします。 住所: Siemens AG Industry Sector Return Center Siemensstr. 2 90766 Fürth、ドイツ サービスパック 補修のために、サービスパックを発注できます。 サービスパックには以下が含まれます。 ● カバーキャップ ● バッテリケースカバー ● 補助バッテリ サービスパックは、担当の Siemens 代理店で発注できます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 107 保守 8.3 清掃、修理、スペアパーツ 交換キーセット HMI デバイスの交換用キーセットは、Siemens 販売店でご注文いただけます。 交換用バッテリ メインバッテリと補助バッテリは、シーメンス販売店でご注文いただけます。 インターネットによるサービスとサポート(Service & Support) サービスとサポートでは、SIMATIC製品に関するさまざまな情報を、オンラインで "http://www.siemens.com/automation/support" から提供しています。 ● ローカルサービス ● 修理 ● 交換部品など リサイクルと廃棄処分 このマニュアルで説明されている HMI デバイスに含まれる汚染物質は微量であるため、デ バイスをリサイクル利用できます。不要となったデバイスの、環境に配慮した再利用および 廃棄方法については、電子機器廃棄物の取扱資格を有する廃棄業者にお問い合わせください。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 108 保守 8.3 清掃、修理、スペアパーツ Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 109: 技術データ

    技術データ このセクションでは、フェイルセーフ操作に関する技術仕様について説明します。 詳細情報は「適用条件および周囲条件 (ページ 41)」を参照してください。 追加の技術仕様については、HMI デバイスの取扱説明書を参照してください。 フェイルセーフ操作の技術データ フェールセーフ操作 警告 仕様の安全特性は、10 年のプルーフテスト間隔と 8 時間の平均修理時間に対して適用され ます。 IEC 61508 に準拠 ハードウェアアーキテクチャ 冗長 1oo2 ハードウェア許容誤差 安全側故障割合 99,5 % 診断テスト間隔 10 ミリ秒 リクエスト比 高デマンドモード 40 °C での高デマンド(PFH: 時間当たりの危険な障害の確率) 8.60E-11 1/時間 達成可能な最高安全クラス(SIL) 耐用年数 10 年 DIN EN ISO 13849-1 準拠...
  • Página 110 F_FB_RNG_4 を使用する場合: HMI デバイス 4 台 有効範囲ごとのログオン権限付き HMI デバイスの最大数 • F_FB_RNG_16 を使用する場合: HMI デバイス 16 台 • トランスポンダと HMI デバイス間の設定可能な最大距離 総応答時間の算出 Excel スプレッドシート"s7fcotia"を使って、総応答時間を算出します。 この表は、S7 リモート安全オプションパッケージと共に提供されます。 この表の最新バー ジョンは、以下のインターネットのアドレスにあります。 "http://www.siemens.com/automation/support"、購読ID 21627074。 下記も参照 適用条件および周囲条件 (ページ 41) Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 111: Hmiデバイス

    技術データ 9.2 HMI デバイス HMI デバイス 重量 重量(梱包を除く) 約 2.2 kg 保護クラスパラメータ IEC 60417 までの保護クラス 説明 シンボル 正面パネルと背面パネル 保護クラス III 保護タイプパラメータ IEC 60529 に準拠した保護等級 説明 正面パネルと背面パネル IP65 ラジオシステムのパラメータ 周波数 2400~2483 MHz 電源 -1.5 dBm (0.7 mW ) EIRP -3.65 dBm (0.4 mW ) ERP WLAN パラメータ...
  • Página 112: 充電ステーション

    技術データ 9.3 充電ステーション 充電ステーション 重量 重量(梱包を除く) 約 1.1 kg 電源電圧 公称電圧 +24 VDC 範囲、許容 19.2 V~28.8 V (–20%、+20%) 過渡時、最大許容 35 V (500 ミリ秒) 2 回の過渡電圧発生間の時間、最短 50 秒 Mobile Panel の消費電流 標準 約 1.5 A • • 定電流、最大 約 1.8 A •...
  • Página 113: 適用例: 安全機能

    適用例: 安全機能 設定および操作 はじめに 以下の例は、Mobile Panel 277F IWLAN の安全機能の用途として考えられるものです。 注記 この例は、Mobile Panel 277F IWLAN の一般的な機能(この場合は[オーバーライド]モード) のみに、限定されます。 プラントによっては、保護ドアを開いたときの減速など、追加の 安全対策も安全プログラムで考慮する必要があります。 ただし、この対策は、[オーバーラ イド]モードの機能に依存しません。 警告 プログラミングおよび操作マニュアル『SIMATIC S7 リモート安全 - 設定とプログラム』 および S7 リモート安全のオンラインヘルプにある、S7 リモート安全に関する情報にも従 ってください。 構成例 以下の構成例に、保護ドア付き保護柵で保護されているロボットセルを示します。 ロボットを[オーバーライド]モードで操作するには、以下のコンポーネントも設置する必要 があります。 ● "オーバーライド"スイッチの有効範囲を形成するトランスポンダ。 この有効範囲にログ オンすると、オペレータは、"オーバーライド"スイッチを有効化する権限を付与されま す。 有効範囲にログオンしないで"オーバーライド"スイッチを有効化しても、効果はあ りません。...
  • Página 114 適用例: 安全機能 A.1 設定および操作 以下の図に、この例で使用される構成を示します。 以下の信号が使用されます。 機能 信号 説明 シンボル名 "オーバーライド"スイ I11.0 "0": "オーバーライド"スイッチがオフ ッチ "1": "オーバーライド"スイッチがオン "Switch_Override" コンタクトマット I11.1 "0": コンタクトマットを踏む "Contact_Mats" "1": コンタクトマットを踏まない HMI デバイスのファン E0.0 "0": ファンクションキーが押されない クションキーF1 "1": ファンクションキーが押される "Functionkey_F1" 起動ボタン ENABLE "0": 有効化せず (F_FB_RNG_4) "1": 有効化 電源オン/オフロボット...
  • Página 115 適用例: 安全機能 A.1 設定および操作 フローチャート 以下のフローチャートに、この例の操作順序を示します。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 116: A.2 使用されているコンポーネントと設定

    適用例: 安全機能 A.2 使用されているコンポーネントと設定 使用されているコンポーネントと設定 必要なコンポーネント ハードウェアコンポーネント ● S7 F-CPU は、CPU-317F-2PN/DP などの安全アプリケーションに使用できます。 ● HMI device Mobile Panel 277F IWLAN ● 保護ドア ● コンタクトマット ● "オーバーライド"スイッチ ● 信号ランプ 設定ソフトウェア ● SIMATIC STEP 7 V5.4(SP2 以降) ● S7 リモート安全、V5.4 SP3 ● HSP Mobile Panel 277 ワイヤレスを装備した WinCC flexible 2007 STEP 7 でのハードウェアコンポーネントの設定...
  • Página 117 適用例: 安全機能 A.2 使用されているコンポーネントと設定 CPU 317F-2PN/DP 1. SIMATIC Manager で STEP 7 プロジェクトを作成します。 2. ハードウェア設定"HW Config"を開き、必要な F-CPU および PROFINET 接続を、以下の ように挿入します。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 118 適用例: 安全機能 A.2 使用されているコンポーネントと設定 3. HM Config で F-CPU をダブルクリックして、設定を開きます。 以下は最も重要な設定 です。 設定 説明 サイクリック割り込み: ここで、OB 35 のサイクル時間を設定しま す。 注記: OB 35 のサイクル時間の設定が大きすぎる と、メッセージフレームが不足し、 F_FB_RNG_n の"E-STOP"出力の評価に遅れが 発生することがあります。 OB 35 のサイクル時間を、PROFINET IO 時間 より遅く設定します。 保護レベル: 安全プログラムのパスワードを割り付けます。 [CPU に安全プログラムが含まれる]チェックボ ックスを設定します。 F モジュールの安全な操作に必要なすべての F ブロックは、STEP 7 の...
  • Página 119 適用例: 安全機能 A.2 使用されているコンポーネントと設定 Mobile Panel 277F IWLAN 1. 以下のようにして、HW Config に Mobile Panel 277F IWLAN を挿入します。 2. デバイス名を定義するには、HW Config で Mobile Panel 277F IWLAN をダブルクリック して、HMI デバイスのプロパティダイアログボックスを開きます。 3. PROFIsafe パラメータを定義するには、選択した HMI デバイスの詳細ビューで、 HW Config の"Mobile277Failsafe_IO"モジュールをダブルクリックして、 "Mobile277Failsafe_IO"モジュールのプロパティダイアログボックスを開いて、 "PROFIsafe"タブに切り替えます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 120 適用例: 安全機能 A.2 使用されているコンポーネントと設定 最も重要な設定は、以下の表のとおりです。 設定 説明 デバイス名: Ethernet サブネットワークで一意な HMI デ バイスのデバイス名を、ここで割り付けま す。 この名前は、HMI デバイスのコントロ ールパネルの、"Device name: (max. 240 characters)"テキストボックスの"PROFINET" に定義されている名前と、一致する必要があ ります。 詳細については、HMI デバイスの取扱説明書 を参照してください。 入力: ここで、入力の開始アドレスと、このアドレ スエリアが属するプロセスイメージ(PII)を、 定義します。 出力: ここで、出力の開始アドレスと、このアドレ スエリアが属するプロセスイメージ(PIQ) を、定義します。 F_Dest_Add: Mobile Panel 277 IWLAN の PROFIsafe アド レス。...
  • Página 121: A.3 安全プログラムs7 リモート安全

    適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 安全プログラム S7 リモート安全 機能 S7-CPU の安全プログラムは、以下を処理します。 ● [オーバーライド]モードは、Mobile Panel 277F IWLAN が有効範囲でログオンされ、オー バーライドスイッチに立ち上がりがある場合に、開始されます。 ● Mobile Panel 277F IWLAN がオーバーライドスイッチのある有効範囲でログオンされた 場合、信号ランプが点灯します。 ● [オーバーライド]モードは、オーバーライドスイッチが再度有効になったとき、またはオ ペレータが保護エリアを離れてコンタクトマットを踏んだときに、終了します。 ● [オーバーライド]モードが有効な場合、オペレータが、デバイスのファンクションキーを 押し、同時に起動ボタンを使って操作を確定することによって、ロボットを制御できま す。 ● 緊急停止後、プラントは、オペレータが追加の確認を実行したときのみ、再起動します。 ● ランプダウンまたはシャットダウン時には、適切なプラント固有の応答が開始されます。 安全プログラムのプログラム実行 構造 安全プログラムは以下のように構成されています。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作...
  • Página 122 適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 使用されるシンボル名 以下のシンボル名が、サンプルプログラムのネットワークで使用されます。 シンボル名 意味 F00256_Mobile277Failsafe_IO HMI デバイスのフェイルセーフ I/O DB MP1_FB_S7_MP_RE HMI デバイスのリセットが F-CPU から実行されるときに、設 定される入力 MP1_FB_S7_ACK_ERR 通信エラーが F-CPU から確認されるときに、設定される入力 MP1_F_DATA_PII HMI デバイスの PII のワード 1 MP1_F_RANGE_PII HMI デバイスの PII のワード 2 MP1_F_DATA_PIQ HMI デバイスの PIQ のワード 1 MP1_F_RANGE_PIQ HMI デバイスの...
  • Página 123 適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 ネットワーク 1 ネットワーク 1 で、HMI デバイスの F_FB_MP が呼び出されます。 このブロックを使って、 コントローラは、Mobile Panel 277F IWLAN の PROFIsafe 通信を監視します。 以下の診断 情報が"DIAG"出力に表示されます。 ● HMI デバイスのステータス: 統合または削除 ● 通信エラーが発生しました。 ● 通信エラーを確認する必要があります。 詳細については、FB161: Mobile Panelのステータス(F_FB_MP) (ページ 64)を参照してくだ さい。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 124 適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 ネットワーク 2 [オーバーライド]モードの起動は、このネットワークで制御されます。 "SR_Override"は、オーバーライドスイッチがオンに切り替えられた場合に設定されます (I11.0 = "1")。 "SR_Override は、コンタクトマットの立下りによってリセットされます (I11.1 = "0")。 これは、オペレータが[オーバーライド]モードを終了せずに、オーバーライ ドエリアを離れた場合に該当します。 "SR_Override"が設定され、オーバーライドスイッチ が"オン"に設定されているときのみ、F_FB_RNG を使って[オーバーライド]モードが有効化 されます。 同時に、F_FB_RNG は、"緊急停止"、"グローバルランプダウン"、"ローカルランプダウン"、 "シャットダウン"信号を監視します。 これは、ネットワーク 3~6 でスキャンされます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 125 適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 ネットワーク 3 ネットワーク 3 では、HMI デバイスの緊急停止信号は、S7 リモート安全の F ライブラリか ら、F_ESTOP1 を使用して監視されます。 F_ESTOP1 を使用することによって、確実に緊 急停止後のプラントの再起動が可能になるのは、"ACK"入力でオペレータが確認した後のみ になります。 注記 F-FB のオンラインヘルプおよびマニュアルの FB 215 に関する指示も、注意してくださ い。 『SIMATIC S7 リモート安全 - 設定とプログラミング』、「FB 215 "F_ESTOP1"。 停止カ テゴリ 1 までの緊急停止」章。 ネットワーク 4、ネットワーク 5、ネットワーク 6 ネットワーク...
  • Página 126 適用例: 安全機能 A.3 安全プログラム S7 リモート安全 ネットワーク 7 "RNG_BUSY"信号が F_FB_RNG で設定されている場合、有効範囲が使用されていることを 示すプラントの信号ランプが、出力 O 11.2 を使用して有効化されます。 ネットワーク 8 オペレータが F1 キーと起動ボタンを同時に押すと、出力 O11.1 を通してロボットが起動さ れます。 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 127 索引 緊急停止ボタン, 20 保管, 83 [ HMI デバイスをオンにします。 適用例, 85 [オーバーライド]モード HMI デバイスを使用した F システム 構成例, 25 設置例, 11 適切な保護対策, 48 HW Config 必要条件, 24, 48 HMIデバイスの表示, 55 無効化, 26 有効化, 25 用途, 24 I F_FB_MP, 64 C F_FB_RNG_n, 68 CE承認, 31 CRC チェックサム...
  • Página 128 索引 あ す アプリケーションのシナリオ スイッチオフの動作 統合後の通信エラー, 87 グローバルランプダウン, 17 統合後の不一致エラー, 88, 89 シャットダウン, 16 アプリケーションのシナリオ ローカルランプダウン, 16 統合, 86 緊急停止, 16 スイッチ設定 起動ボタン, 23 い インジケータ, 47, 79 せ インターネット サービス, 6, 107 セキュリティ, 49 サポート, 6, 107 ち え チェックリスト...
  • Página 129 索引 パラメータ ブロックの相互接続, 62 WLAN, 111 規則, 61 ラジオシステム, 111 必要なブロック, 60 安全指向の操作スイッチ, 20 安全性 ふ 規格, 33, 37 安全対策注意事項, 27 ファンクションテスト カテゴリ 0 の停止, 38 テストサイクル, 105 カテゴリ 1 の停止, 38 フェールセーフアプリケーション 起動ボタン, 28, 40 HMIデバイス, 58 緊急停止ボタン, 28, 30, 38 フェールセーフ操作...
  • Página 130 索引 高周波放射, 28 通信 最大応答時間, 57 HMIデバイスとPLCの間, 55 削除 通信エラー, 101 適用例, 89 適用例, 98 仕様 停止 フェールセーフ操作, 109 安全対策注意事項, 38 重量, 111, 112 適切な使用, 27 電源電圧, 35, 112 適用計画 使用 チェックリスト, 41 条件, 41 適用例 追加対策を施しての, 42 HMIデバイスをオンにします。, 85 使用方法...
  • Página 131 索引 不適切な使用に伴う危険性 特定, 47 起動ボタン, 40 有効範囲からの退出 分離, 18 適用例, 94 保守, 106 有効範囲での 保守サイクル, 105 ログオフ, 19 トランスポンダのバッテリ, 105 ログオン, 19 補助バッテリ, 105 有効範囲でのログオフ 補助バッテリ 適用例, 93 保守サイクル, 105 有効範囲でのログオン 放射, 36 適用例, 92 高周波, 28 有効範囲での放置 無線妨害, 36 適用例, 84 有効範囲, 13 有効範囲の検知...
  • Página 132 索引 Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作 機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01...
  • Página 133 Aussagen in der Betriebsanleitung, in den Release Notes und in der Online-Hilfe in der Verbindlichkeit übergeordnet. Beachten Sie insbesondere Zulassungen und Zertifikate. Hinweis Für das Bediengerät gelten nur die Zulassungen, die auf der Geräterückseite angegeben sind. © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 134 Sicherheitshinweise für Mobile Panel 277 IWLAN und Mobile Panel 277F IWLAN Powermanagement ACHTUNG Meldungen im Energiesparmodus unsichtbar Im Energiesparmodus wird das Display des Bediengeräts je nach Einstellung abgedunkelt ("Power Save 1") oder ausgeschaltet ("Power Save 2"). Wenn Meldungen auftreten, während der Energiesparmodus aktiv ist, dann bleibt die Anzeige abgedunkelt oder ausgeschaltet.
  • Página 135 Umständen garantiert werden. Störungen, die von außen auf das Funknetz wirken, können z. B. zu einer Überlastung des Bediengeräts führen. Die "Storm Threshold"-Funktion beim Siemens Access Point SCALANCE muss aktiviert sein. Diese Aktivierung ist für einen stabilen Anlagenbetrieb auch bei hoher Netzlast notwendig. Für Broadcast-Telegramme ist Folgendes einzustellen: ●...
  • Página 136: Sicherheitshinweise Nur Für Mobile Panel 277F Iwlan

    Beachten Sie das Funktionshandbuch "Fehlersicherer Betrieb des Mobile Panel 277F IWLAN" und die darin enthaltenen Sicherheitshinweise, sowie weitere Informationen im Internet unter: Gesamtdokumentation zum Mobile Panel 277 IWLAN und Mobile Panel 277F IWLAN (http://support.automation.siemens.com/WW/view/de/26268960) Das Funktionshandbuch "Fehlersicherer Betrieb des Mobile Panel 277F IWLAN" liegt in den Sprachen deutsch, englisch und japanisch vor.
  • Página 137: Normen Und Zulassungen

    Die folgende Übersicht informiert Sie über die möglichen Zulassungen. Für das Bediengerät gelten nur die Zulassungen, die auf der Geräterückseite angegeben sind. CE-Zulassung Das Bediengerät stimmt in der von Siemens I IA in Verkehr gebrachten Ausführung mit den Vorschriften der folgenden europäischen Richtlinie überein: 99/5/EG Richtlinie des europäischen Parlaments und des Rates zur Angleichung der Rechtsvorschriften der Mitgliedstaaten über...
  • Página 138 EG-Konformitätserklärung Die EG-Konformitätserklärung wird gemäß den obengenannten EG- Richtlinien für die zuständigen Behörden zur Verfügung gehalten bei: Siemens Aktiengesellschaft Bereich Automatisierungstechnik I IA AS RD ST Postfach 1963 92209 Amberg Deutschland Diese Erklärung bescheinigt die Übereinstimmung mit den genannten Richtlinien, ist jedoch keine Zusicherung von Eigenschaften.
  • Página 139 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 140 Lettland ✓ Türkei ✓ Liechtenstein ✓ Ukraine Litauen ✓ Ungarn ✓ Luxemburg ✓ Vereinigte Staaten ✓ von Amerika Malaysia Zypern ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN, Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 141 Observe the approvals and certificates. Note The HMI device itself is certified as shown on the rear panel labels. © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 142 Safety notes on the Mobile Panel 277 IWLAN and Mobile Panel 277F IWLAN Power management NOTICE Alarms not visible in power-save mode Depending on the setting, the display of the HMI device will either be dimmed ("Power Save 1") or turned off ("Power Save 2").
  • Página 143 The "Storm Threshold" function in the Siemens Access Point SCALANCE must be selected. This option has to be selected to ensure stable plant operation when the load on the network is high. The following settings have to be made for broadcast message frames: ●...
  • Página 144: Safety Notes For Mobile Panel 277F Iwlan

    Internet at: Complete documentation on the Mobile Panel 277 IWLAN and Mobile Panel 277F IWLAN (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/26268960) The function manual "Fail-safe operation of the Mobile Panel 277F IWLAN" is available in German, English and Japanese.
  • Página 145: Standards And Approvals

    The following overview shows the approvals that may be available. The HMI device itself is certified as shown on the rear panel labels. CE approval The HMI device in the version put into circulation by Siemens I IA conforms to the regulations of the following European directive: 99/5/EC Directive of the European Parliament and of the Council relating to Radio Equipment and Telecommunications Terminal Equipment and the Mutual Recognition of their Conformity.
  • Página 146 EC Declaration of Conformity The EC Declaration of Conformity is available for the responsible authorities according to the above-mentioned EC Directive at the following address: Siemens AG Industry Sector I IA AS RD ST PO Box 1963 92209 Amberg Germany This declaration certifies compliance with the directives named above, but does not guarantee any specific properties.
  • Página 147 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 148 Latvia ✓ Turkey ✓ Liechtenstein ✓ Ukraine Lithuania ✓ Hungary ✓ Luxembourg ✓ United States of ✓ America Malaysia Cyprus ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN, Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 149 à elles que vous devez vous reporter. Veuillez tenir compte des autorisations et des certificats. Remarque Les homologations valables pour le pupitre sont uniquement celles indiquées au dos de l'appareil. © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 150 Consignes de sécurité pour le Mobile Panel 277 IWLAN et le Mobile Panel 277F IWLAN Gestion de l'alimentation IMPORTANT Alarmes invisibles en mode d'économie d'énergie En mode d'économie d'énergie, l'écran du pupitre opérateur est sombre ("Power Save 1") ou éteint ("Power Save 2") selon le paramétrage.
  • Página 151 La fonction "Storm Threshold" doit être activée pour le point d'accès Siemens SCALANCE. Cette activation est nécessaire pour que le fonctionnement de l'installation soit stable même quand la charge du réseau est élevée. Pour les télégrammes Broadcast, il faut effectuer le paramétrage suivant :...
  • Página 152 Internet : Documentation complète du Mobile Panel 277 IWLAN et Mobile Panel 277F IWLAN (http://support.automation.siemens.com/WW/view/fr/26268960) La description fonctionnelle du fonctionnement de sécurité du Mobile Panel 277F IWLAN existe en allemand, en anglais et en japonais.
  • Página 153: Normes Et Homologations

    Les homologations valables pour le pupitre sont uniquement celles indiquées au dos de l'appareil. Homologation CE Le pupitre opérateur dans la version mise en circulation par Siemens I IA est conforme aux normes de la directive européenne suivante : 99/5/EG Directive du Parlement et du Conseil Européen pour l'harmonisation des directives sur les installations radioélectriques et...
  • Página 154 Déclaration de conformité CE La déclaration de conformité CE est tenue à la disposition des autorités compétentes, conformément aux directives CE susmentionnées, par : Siemens Aktiengesellschaft Industry Sector I IA AS RD ST Postfach 1963 92209 Amberg Allemagne Cette déclaration atteste la conformité aux directives mentionnées, mais ne tient pas lieu de garantie de propriétés.
  • Página 155 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 156 ✓ tchèque Lettonie ✓ Turquie ✓ Liechtenstein ✓ Ukraine Lithuanie ✓ Hongrie ✓ Luxembourg ✓ Etats-Unis ✓ d'Amérique Malaisie Chypre ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN, Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 157 Release Notes e nella Guida in linea. In particolare è importante tener conto delle omologazioni e dei certificati. Nota Per un dato pannello operatore sono valide solo le omologazioni indicate sul retro dell'apparecchiatura. © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 158 Avvertenze di sicurezza per il Mobile Panel 277 IWLAN e il Mobile Panel 277F IWLAN Power Management ATTENZIONE Segnalazioni non visualizzate nella modalità a risparmio energetico Nella modalità a risparmio energetico il display del pannello operatore viene oscurato ("Power Save 1") o disattivato ("Power Save 2") a seconda dell'impostazione.
  • Página 159 I disturbi esterni che hanno effetto sulla rete radiofonica possono ad es. determinare un sovraccarico del pannello operatore. La funzione "Storm Threshold" nell'Access Point SCALANCE di Siemens deve essere attivata. Questa attivazione è necessaria affinché l'impianto funzioni in modo stabile anche in caso di un elevato carico della rete. Per i telegrammi broadcast devono essere effettuate le seguenti impostazioni: ●...
  • Página 160: Avvertenza Di Sicurezza Per Il Mobile Panel 277F Iwlan

    Internet: Documentazione sul Mobile Panel 277 IWLAN e il Mobile Panel 277F IWLAN (http://support.automation.siemens.com/WW/view/it/26268960) Il manuale di guida alle funzioni "Fail-safe operation of the Mobile Panel 277F IWLAN" è disponibile in tedesco, inglese e giapponese.
  • Página 161 Omologazione CE Il pannello operatore, nella versione commercializzata da Siemens I IA, è conforme alle prescrizioni stabilite dalle seguenti direttive europee: 99/5/CE Direttiva del Parlamento europeo e del Consiglio riguardante le apparecchiature radio e le apparecchiature terminali di telecomunicazione e il reciproco riconoscimento della loro conformità.
  • Página 162 Dichiarazione di conformità CE La dichiarazione di conformità CE è a disposizione delle autorità competenti al seguente indirizzo come stabilito dalle direttive CE sopra indicate: Siemens Aktiengesellschaft Bereich Automatisierungstechnik I IA AS RD ST Postfach 1963 92209 Amberg Germania Questa dichiarazione certifica la conformità alle direttive indicate ma non costituisce una garanzia rispetto alle caratteristiche.
  • Página 163 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 164 ✓ Lettonia ✓ Turchia ✓ Liechtenstein ✓ Ucraina Lituania ✓ Ungheria ✓ Lussemburgo ✓ Stati Uniti ✓ d'America Malesia Cipro ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN, Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 165 Release Notes y en la Ayuda en pantalla. Observe especialmente las homologaciones y certificados. Nota Para el panel de operador son aplicables únicamente las homologaciones indicadas en el lado posterior del equipo. © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 166 Consignas de seguridad para el Mobile Panel 277 IWLAN y Mobile Panel 277F IWLAN Opciones de energía ATENCIÓN Mensajes no visibles en el modo de ahorro de energía En el modo de ahorro de energía, la pantalla del panel de operador se oscurece ("Power Save 1") o se apaga ("Power Save 2") según cómo esté...
  • Página 167 La función "Storm Threshold" tiene que estar activada en el Siemens Access Point SCALANCE. Esta activación es necesaria para el funcionamiento estable de la instalación, incluso a una carga de red elevada. Ajuste lo siguiente para los telegramas broadcast: ●...
  • Página 168: Consignas De Seguridad Exclusivas Para El Mobile Panel 277F Iwlan

    Internet: Consignas de seguridad para el Mobile Panel 277 IWLAN y Mobile Panel 277F IWLAN (http://support.automation.siemens.com/WW/view/es/26268960) El manual de funciones "Fail-safe operation of the Mobile Panel 277F IWLAN" está disponible en alemán, inglés y japonés. Transferencia automática ADVERTENCIA No utilizar la transferencia automática...
  • Página 169: Normas Y Homologaciones

    Para el panel de operador son aplicables únicamente las homologaciones indicadas en el lado posterior del equipo. Homologación CE El modelo del panel de operador comercializado por la Siemens I IA cumple con las prescripciones de la siguiente directiva europea: 99/5/CE Directiva del Parlamento Europeo y del Consejo sobre la aproximación de las legislaciones de los Estados miembros sobre...
  • Página 170 Declaración de conformidad CE Según exigen las directivas CE arriba mencionadas, la declaración de conformidad CE está a disposición de las autoridades competentes en: Siemens Aktiengesellschaft Industry Automation Division I IA AS RD ST Postfach 1963 92209 Amberg Alemania Esta declaración certifica el cumplimiento de las directivas mencionadas pero no garantiza las características.
  • Página 171 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 172 Letonia ✓ Turquía ✓ Liechtenstein ✓ Ucrania Lituania ✓ Hungría ✓ Luxemburgo ✓ Estados Unidos de ✓ América Malasia Chipre ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN, Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 173 - 6AV6 645-0DE01-0AX0 - 6AV6 645-0FD01-0AX0 - 6AV6 645-0FE01-0AX0 ● Mobile Panel 277F IWLAN 注文番号: - 6AV6 645-0DB01-0AX0 - 6AV6 645-0DC01-0AX0 - 6AV6 645-0GB01-0AX0 - 6AV6 645-0GC01-0AX0 この製品情報には、重要な情報が含まれています。 この注意事項は、HMI デバイスの操作説明書を補足し、操作説明書、 リリースノート、オンラインヘルプの記述より優先されます。 承認と認定書を確認してください。 注記 HMI デバイス自体の認証は、背面パネルのラベルに表示されています。 © Siemens Ⓟ2009 A5E02615843-01, 08/2009...
  • Página 174 Mobile Panel 277 IWLAN および Mobile Panel 277F IWLAN の安全に 関する注意事項 電源管理 通知 省電力モードでアラームが表示されない 設定によって、HMI デバイスの表示が暗くなるか("省電力 1")オフになります("省電力 2")。 省電力モードの間にアラーム がある場合は表示が暗いままかオフになったままになります。 この状態で、アラームを確認するのは難しいか不可能で す。 注記 外部電源を使用して HMI デバイスを操作している場合、入力が行われずに 2 分が経過すると、デバイスは「省電力 1」の 省電力モードに切り替わります。 表示が暗くなります。 注記 外部 USB キーボードを HMI デバイスに接続した場合、"省電力 2"の省電力モードの外部 USB キーボードはアクティブのま まです。...
  • Página 175 アクセスポイント - ワイヤレス通信 注記 より広い WLAN エリアをカバーするために、複数のアクセスポイントとの通信を障害なく行うことはできません。 PROFINET IO、HTTP、Sm@rtAccess、Sm@rtService、OPC などのワイヤレス Ethernet ベースの通信の場合、エンドユ ーザーが自分のデータネットワークのセキュリティに責任を負います。 どんな環境でも、HMI デバイスの安全な操作を完 全に保証することはできません。 たとえば、無線ネットワークの外からの干渉によって、HMI 装置の過負荷が引き起こさ れることがあります。 Siemens アクセスポイント SCALANCE の「ストームしきい値」機能を選択する必要があります。 このオプションを選択す れば、ネットワークの負荷が高い場合でも、安定したプラント操業を保証できます。 ブロードキャスト メッセージ フレー ムを作るには、以下の設定を行ないます: ● アドレスしきい値: 255 ● ワイヤレス: 255. PROFINET IO 注記 使用しているアプリケーションの安全性を高めるには、CPU アプリケーションでライフサインビットを要求します。...
  • Página 176: Mobile Panel 277F Iwlan に関する安全注意事項

    Mobile Panel 277F IWLAN に関する安全注意事項 警告 機能マニュアル『Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作』をお読みください 機能マニュアル『Mobile Panel 277F IWLAN のフェイルセーフ操作』および次の Web サイトにある警告と追加情報を熟 読してください。 Mobile Panel 277 IWLAN および Mobile Panel 277F IWLAN に関する総合的なマニュアル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/26268960) 機能マニュアル『Mobile Panel 277F IWLAN のフェイルセーフ操作』はドイツ語版、英語版、日本語版で提供されていま す。 自動転送 警告 自動転送は使用しないでください HMI デバイスでは自動転送(コントロールパネル、オプション「リモートコントロール」)は使用しないでください。...
  • Página 177 規格と承認 この節には、無線システムに関する Mobile Panel 277 IWLAN および Mobile Panel 277F IWLAN HMI デバイスの規格と各国 における承認に関する重要な情報が記載されています。 注意 以下に、使用できる承認の概要を示します。 HMI デバイス自体の認証は、背面パネルのラベルに表示されています。 CE 承認 Siemens I IA が提供するバージョンの HMI デバイスは、以下の欧州指令の規制に準拠します。 99/5/EC 無線装置と通信端末装置および適合性の相互承認に関する欧州議会および欧州理事会指令。 ガイドラインの基本要件との互換性は、以下の規格に準拠することによって証明されています。 EN 60950 情報テクノロジ装置の安全性 EN 301489-1 無線装置とサービスの電磁互換性 EN 301489-17 ブロードバンドデータ伝送システムとローカル高性能無線ネットワークの装置のための固有の要件 (HIPERLAN) EN 300328 電磁両立性および周波数問題(ERM) - 広帯域伝送システム...
  • Página 178 EC 適合性宣言 EC 適合性宣言は、上記の EC 指令に従う下記の住所にある担当機関から入手できます。 Siemens AG Industry Sector I IA AS RD ST PO Box 1963 92209 Amberg Germany この宣言は、上記の指令に準拠していることを認定するものであり、特定の特性を保証するものではありません。 EC 適合性宣言をダウンロードするには、次のアドレスにアクセスしてください。 Mobile Panel 277 IWLAN および Mobile Panel 277F IWLAN に関する総合的なマニュアル (http://support.automation.siemens.com/WW/view/en/26268960) 入力タイプ「認定書」のコメントをフィルタします。 UL 承認 Underwriters Laboratories Inc.
  • Página 179 IEEE802.11b or g operation of this product in the USA is firmware-limited to channels 1 through 11. ______________________________________________________________________________________________________________ Notice Changes or modifications made to this equipment not expressly approved by SIEMENS may void the FCC authorization to operate this equipment. ______________________________________________________________________________________________________________ This equipment has been tested and found to comply with the limits for a Class B digital device, pursuant to Part 15 of the FCC Rules.
  • Página 180 クウェート チェコ共和国 ✓ ラトビア ✓ トルコ ✓ リヒテンシュタ ✓ ウクライナ イン リトアニア ✓ ハンガリー ✓ ルクセンブルグ ✓ アメリカ合衆国 ✓ マレーシア キプロス ✓ Siemens AG Industry Sector Postfach 48 48 90026 NÜRNBERG Mobile Panel 277 IWLAN、Mobile Panel 277F IWLAN A5E02615843-01, 08/2009...

Este manual también es adecuado para:

Simatic hmi mobile panel 277f iwlan

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