1.5
有効範囲でのログオンとログオフ
はじめに
有効範囲は、HMI デバイスの起動ボタンで、マシンなどのプラントユニットを操作できる範
囲です。 このための前提条件は、オペレータが有効範囲で HMI デバイスにログオンしてい
ることです。
有効範囲でのログオン
オペレータが HMI デバイスと共に有効範囲に入ると、システムは"有効範囲名"オブジェクト
を介して、オペレータが HMI デバイスにログオンできることを表示します。
ログオンするには、"有効範囲名"オブジェクトにタッチします。 すると、プラントの有効範
囲 ID が表示され、この ID を[有効範囲ログオン]ダイアログボックスに入力します。
入力された有効範囲 ID が設定されている ID と一致すると、HMI デバイスにログオンします。
HMI デバイスにログオンすると、起動ボタンが有効になります。
システムはオペレータに対して、HMI デバイスに有効範囲でログオンしたと、以下のように
警告します。
● LED "RNG"が点灯します。
● "有効範囲名"オブジェクトが緑色で表示されます。
● プロセスセルで、ランプなどの有効範囲を示すインジケータが有効になります。
有効範囲で HMI デバイスにログオンすると、以下の規則が適用されます。
● オペレーが有効範囲外に出るときは、ログオフする必要があります。 オペレータがログ
● この有効範囲では、他の HMI デバイスはログオンできません。
有効範囲でのログオフ
オペレータは、HMI デバイスにログオンしている有効範囲から出る前に、有効範囲からログ
オフする必要があります。 ログオフするには、"有効範囲名"オブジェクトにタッチしてダイ
アログボックス[有効範囲ログオフ]を編集します。
HMI デバイをログオフすると、起動ボタンが無効になります。 LED "RNG"が消灯します。
下記も参照
有効範囲でのログオンとログオフ (ページ 91)
Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作
機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01
オフせずに 30 秒以上有効範囲外に出ると、ローカルランプダウンが起こります。
用語の要約と定義
1.5 有効範囲でのログオンとログオフ
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