6.2.3.2
統合された HMI デバイスの通信エラー
初期状況
HMI デバイスが、F CPU の安全プログラムに統合されています。 HMI デバイスは有効範囲内にログ
オンされていません。
アクション
オペレータが、HMI デバイスを有効範囲から出します。 [COM]LED が点滅します。
F CPU が通信エラーを検知し、グローバルランプダウンを開始します。
"SAFE"および"COM"の LED スイッチをオフにします。 ユーザーに、安全機能を使用できないこと
が通知されます。
シナリオ 1:
60 秒以内にオペレータが WLAN 範囲に戻ります。
結果シナリオ 1: WLAN 範囲に戻る
[Acknowledgment of communication error]ダイアログボックスが開きます。 このダイアログで、オ
ペレータがこの通信エラーを確認します。
グローバルランプダウン信号が取り消されます。 PROFIsafe 通信が再度可能になります。
HMI デバイスは、完全に機能状態に復帰しています。
結果シナリオ 2: WLAN 範囲に戻らない
[Confirm removal]ダイアログボックスが、60 秒経過後に表示されます。
60 秒以内に[Confirm removal]ダイアログボックスを確認すると、ただちにプロジェクトは終了しま
す。
60 秒以内に[Confirm removal]ダイアログを確認しないと、有効なプロジェクトは自動的に終了しま
す。
HMI デバイスに、ローダー付きの Windows CE デスクトップが表示されます。
関連する F_FB_MP を"S7_MP_RES"入力を使って「元の状態」にリセットすることで、ユーザーは
HMI デバイスの障害に応答できます。 このアクションにより、関連する HMI デバイスは「削除」状
態に設定され、グローバルランプダウン信号はキャンセルされます。
オペレータが HMI デバイスにより WLAN 範囲に戻ると、WLAN 通信が再び設定されます。
オペレータは、プロジェクトを再起動し、[Acknowledgment of communication error]ダイア
ログで通信エラーを確認します。 オペレータは、次のステップで起動ボタンのテストを実
行します。
グローバルランプダウン信号が取り消されます。
HMI デバイスは、完全に機能状態に復帰しています。
Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作
機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01
シナリオ 2:
オペレータが WLAN 範囲の外に留まります。
操作
6.2 典型的な用途
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