適用例: 安全機能
A.1
設定および操作
はじめに
以下の例は、Mobile Panel 277F IWLAN の安全機能の用途として考えられるものです。
注記
この例は、Mobile Panel 277F IWLAN の一般的な機能(この場合は[オーバーライド]モード)
のみに、限定されます。 プラントによっては、保護ドアを開いたときの減速など、追加の
安全対策も安全プログラムで考慮する必要があります。 ただし、この対策は、[オーバーラ
イド]モードの機能に依存しません。
プログラミングおよび操作マニュアル『SIMATIC S7 リモート安全 - 設定とプログラム』
および S7 リモート安全のオンラインヘルプにある、S7 リモート安全に関する情報にも従
ってください。
構成例
以下の構成例に、保護ドア付き保護柵で保護されているロボットセルを示します。
ロボットを[オーバーライド]モードで操作するには、以下のコンポーネントも設置する必要
があります。
● "オーバーライド"スイッチの有効範囲を形成するトランスポンダ。 この有効範囲にログ
● "オーバーライド"スイッチ オペレータが、関連する有効範囲にログオンした後、"オーバ
● 保護エリアの入り口のコンタクトマット コンタクトマットにより、[オーバーライド]モ
さらに、ランプが設置されていて、有効範囲がログオンされた HMI デバイスによって使用
されていることを示します。
[オーバーライド]モードが有効な場合、オペレータは、デバイスのファンクションキーを押
し、起動ボタンのいずれかを使って操作を確定することによって、ロボットを制御します。
Mobile Panel 277F IWLAN のフェールセーフ操作
機能マニュアル, 08/2008, A5E01003835-01
警告
オンすると、オペレータは、"オーバーライド"スイッチを有効化する権限を付与されま
す。 有効範囲にログオンしないで"オーバーライド"スイッチを有効化しても、効果はあ
りません。
ーライド"スイッチを有効化すると、スイッチの立ち上がりによって[オーバーライド]モ
ードが有効化されます。
ードが有効なときに、オペレータが保護エリアを離れようとしているか、または保護エ
リアに他の人間が入ろうとしているかを、検知することができます。 これらの場合、[オ
ーバーライド]モードが自動的に終了します。
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