ポンプモーターが始動します。スイッチを放すと、モー
ターが停止して、クランプ圧が開放されます。必要に応じ
て、スイッチ部分の「OFF」ボタンをペンダントのクラン
プボタンの代わりに使用できます。
5.3 ペンダントの操作
WUD-1100B/EおよびWUD-1101B/Eモデル
Tこれらのポンプは、圧力保持機
能を必要としない工作物保持の
用途で、単動シリンダーを操作
します。
ペンダントクランプボタンを押
すと、モーターが始動して制御
弁がシフトされます。
ペンダントクランプボタンが押
し下げられている場合、クラン
プ圧が圧力スイッチの設定に達
すると、モーターは自動的に停
止します。
圧力スイッチの設定に達する前
に、ペンダントクランプボタン
を放すと、モーターが停止して
クランプ圧が解放されます。
重要:WUD-1100B/EおよびWUD-1101B/Eモデルには、 圧力保持機能
は付いていません。 クランプ圧は、 モーターが停止すると解放されま
す 。
WUD-1,300B/EおよびWUD-1,301B/Eモデル
これらのポンプは、 圧力保持機能
を必要とする工作物保持の用途
で、 単動シリンダーを操作します。
ペンダントクランプボタンを押す
と、 モーターが始動します。 ペンダ
ントクランプボタンが押し下げら
れている場合、 クランプ圧が圧力
スイッチの設定に達すると、 モータ
ーは自動的に停止します。 クランプ
圧は、 モーター停止後も維持され
ます。
圧 力スイッチの 設 定 に達 する前
に、 ペンダントクランプボタンを放
すと、 モーターが停止します。 一部
のクランプ圧は、 モーター停止後
も維持されます。
ペンダントクランプ解放ボタンを押すと、 制御弁がシフトされてクラ
ンプ圧が解放されます。
注意:すべてのWUDポンプモデル: 最大クランプ圧に達する前にペン
ダントクランプボタンを放すと、 モーター停止中にシリンダが余分に
少しだけ動く ことがあります。 この動きは正常です
6.0 保護装置
6.1 サーマルスイッチ
ポンプを損傷から守るため、油圧オイルの温度が65°C(150°F)
に達すると、内部サーマルスイッチがモーターを遮断します。油
温が54°C(130°F)まで下がると、スイッチは自動的にリセット
されます。
クランプボタン
図6 ペンダント
WUD-1100B/Eおよび
WUD-1101B/Eモデル
クランプボタン
クランプ解放ボタン
図7 ペンダント
WUD-1300B/EおよびWUD-
1301B/Eモデル
6.2 回路遮断器
過負荷の場合、ポンプの回路遮断器が切れます。過負荷の原因を
調査して対策を講じた後、回路遮断器ボタンを押してリセットし
てください (図8参照)。
警告:人身障害や器物破損を防止するため、最大移動距離
または最大作動圧力に達した後は、シリンダを加圧し続
けないでください
7.0 リリーフ弁の調整
ユーザーが調整可能な外部リリーフ弁は、ポンプ右側の六角キャ
ップの下にあります (図9参照)。およそ350 bar[5,000 psi ]~100
bar[1450 psi]の範囲で調整が可能です。
リリーフ弁の調整は、以下の手順に従ってください。
1. プラグを制御弁の出口ポートに取り付けます。
2. リリーフ弁調整ネジに取り付けられている六角キャップを外し
ます。
3. アレンレンチを使用して、調整ネジを反時計回りに完全に1回
転させます。
4. ポンプを作動させて、圧力計を監視しながら、目的の最大圧力
を読み取ります。ポンプを停止します。
5. 必要に応じて、目的の最大圧力に達するまで、設定を調整しま
す
注意:最適な値を正確に設定するには、低圧で開始して、目的の圧
力設定まで上げて調整します。
6. ポンプを数回作動させて、リリーフ弁の設定を点検します。
各回の圧力計の読み取り値が同じであれば、設定は安定して
います。
7. 六角キャップを再取り付けして、調整ネジを保護します。
8. 圧力スイッチの設定を点検して、必要に応じて再調整してく
ださい。
セクション8.0の説明を参照してください。
図9 外部リリーフ弁 (六角キャップを外した状態)
注意:個別の安全逃し弁 (ポンプ内に設置) の最大作動圧は、 工場出
荷時におよそ380 bar (5,500 psi) に設定されています。 安全逃し弁の
調整はできません。
警告:器物破損や人身障害を防止するため、最大作動圧
5,000 psi (350 bar) を超えないでください。ポンプの安全
逃し弁は、調整または無効にしないでください。
70
ロッ クナッ ト
調整ネジ