4.3
電気接続
このポンプには、 所定の電圧で動作する一般的な電気プラグが工場
出荷時に取り付けられています。 プラグの交換は、 必ず資格を持った
技術者が地域および国の規則に従って行ってく ださい。
絶縁および配線回路の保護はお客様が行ってください。 ライン
1.
回路保護機能は、 最大使用圧力におけるモーターの最大電流
の115%に設定しなければなりません (図1参照) 。
2.
詳細については、 ポンプのネームプレートの定格電力を参照し
てください。
4.4
オイルレベル
始動前にポンプのオイルレベルを確認し、 必要に応じてカバープレ
ートからSAE #10プラグを外してオイルを補給します (図3参照) 。 オ
イルレベルが図5の状態に達したら、 タンクは満杯の状態です。 .
図5 サイ トガラス (覗き窓)
重要 : すべてのシステム部品を完全な後退位置にしてからオイルを
補給します。 これに従わないと、 オイルタンクの容量を超えるオイル
がシステムに入ってしまいます。
4.5
油圧ホースの接続
図6に示すようにホースを接続します。
1.
-E) 型ポンプは、 Enerpac SQDおよびHXDトルクレンチ用です。 「
Enerpac THC-700 Series - 800 Bar/11,600 psi max.」 と表示され
たホースを必ず使用してください。 これらのホースのカプラは、
レンチを適切に作動できるように、 工場で分割されています。
A. ホースとレンチのメス形カプラねじ付きカプラロックリング
を手で締めます。 工具は必要ありません。
B. (-E) 型ポンプのメス形カプラは自動ロック式です。 ロックリン
グが前にカチッとはまるまで、 接続先のカプラに押し込んでく
ださい。 接続を外すには、 カプラのロックリングを左に回し、 外
す方向に押します。
2. ( -Q) 型ポンプは、 Enerpac Sタイプ、 Wタイプおよびその他のトル
クレンチ用です。 「 Enerpac THQ-700 series - 700 bar/10,000 psi
max.」 と表示されたホースを必ず使用してください。 レンチを
適切に作動させるため、 カプラは図5に示すように分割および
配置してください。 使用する前に、 カプラが完全に接続され、 締
められていることを確認してください。 カプラの接続が不十分
な場合、 レンチが正しく作動しません。
警告 : マルチレンチマニホールド付き(-Q)型ポンプを使
用する際は、 ポンプを始動する前に、 使用しないすべて
のカプラに保護キャップを完全に取り付けてください。
注意 : レンチを初めてポンプに接続するとき、 油圧サーキッ ト内に空
気が閉じこめられている可能性があります。 ポンプの下にレンチと
真っ直ぐのホースを配置してエアを抜きます。 レンチが力を加えな
く ても無理なく回転するまで操作します。
オイルレベルがここまで達した
ら、 タンクは満杯
5.0
操作
5.1
ポンプ電源スイッチ (図7参照
電源スイッチの位置:
オン ‒ ペンダントによるポンプ制御。 ペンダントの 「ON/ADV」
1.
ボタンを押し下げる、 とポンプが始動します。
2.
オフ - ペンダント無効。 ペンダントの 「ON/ADV」 ボタンを押し下
げても、 ポンプは始動しません。
回路遮断器 : 回路遮断器が作動 (遮断) した場合、 ボタンを押してリ
セッ トします。
ON
OFF
図7 ポンプ制御パネル
5.2
ペンダン トの操作 (図8参照)
1.
ペンダントの 「ON/ADV」 ボタン :
• ボタンを押し下げた状態 - モーターの電源が入ります。 ボ
タンを押し下げている間、 レンチが前進します。
• ボタンを離した状態 - レンチが後退します。 モーターは
20秒間動作し続けます。
2.
ペンダントの 「OFF/DUMP」 ボタン :
• ボタンを押し下げた状態 - モーターの電源が直ぐに切れ
ます。
注意 : ポンプ動作中にポンプの電源スイッチをオフにすると、 モータ
ーが即座に停止します。
ペンダントのON/ADVボタン :
ON/ADV
OFF
図8 ペンダントのボタン
78
ポンプ電源スイッチ
CIRCUIT BREAKER
Press to Reset
ペンダント 「OFF」 ボタン