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手入れと保守
6.1
本体の手入れ
警告
清掃 本体の清掃の際には以下のことに注意してください:
▶ スプレーやスチームによる清掃は避けてください。
▶ 本体内部に異物が入らないようにしてください。
警告
突燃による負傷の危険! 本体内に火薬が残っていると、発火して打鋲機が突然作動したり破裂したりする
危険があります。
▶ 本体は定期的に清掃してください。本書に記載されているすべての手入や保守および清掃に関する注意
事項を守ってください。
▶ 品質の劣る空包を使用すると、本体を清掃してもピストンリターンユニット内の残留火薬が発火して打
鋲機が突然作動したり破裂したりする危険を低下させることはできません。このような危険を低下させ
るには、必ずHilti サービスセンターによる手入れや保守が必要です。
▶ 定期的に、少し湿したウエスで本体の表面を拭いてください。
6.2
保守
警告
危険物質 DX 本体の汚れには、健康を害する恐れのある物質が含まれます。
▶ 清掃中に埃や汚れを吸い込まないでください。
▶ 食品に埃や汚れが付着しないようにしてください。
▶ 本体の清掃後には手を洗ってください。
▶ 本体部品の清掃または潤滑には決してグリスを使用しないでください。グリスを使用すると、本体が正
常に作動しなくなることがあります。不適切な洗剤による不具合を防止するために、Hilti スプレーを使
用してください。
1. 本体外側のすべての部品に損傷がないか定期的に点検してください。
2. すべての操作エレメントが支障なく作動するか定期的に点検してください。
3. 本体には必ず推奨された空包を使用し、推奨された威力設定で作動させてください。
◁ 空包の選択が正しくなかったり威力設定が高すぎると、本体が早期に故障してしまいます。
6.3
本体サービスを実施する
▶ 以下の場合には、本体サービスを行います:
◁ 威力が不安定。
◁ 空包の不発。
◁ 操作快適性の明らかな劣化。
◁ 必要な押し付けの明らかな増大。
◁ トリガーの反発力の増大。
◁ 威力調整が困難。
◁ 空包ストリップの取外しが困難。
◁ メンテナンスカウンターが本体サービスが必要なことを表示。
6.4
単発用本体を分解する
1. 空包ストリップまたはファスナーが本体内にないことを確認してください。本体内に空包ストリップま
たはファスナーがある場合は、空包ストリップを手で本体から上方へと抜き取り、ファスナーをファス
ナーガイドから取り除いてください。
2. ファスナーガイドを取り外すには、ファスナーガイドの横のロック解除ボタンを押します。
3. ピストンリターンユニットを取り外します。
4. ファスナーガイドからバッファを折り曲げるようにして取り外します。バッファを取り外します。
5. ピストンを取り外します。
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Printed: 30.05.2018 | Doc-Nr: PUB / 5433084 / 000 / 00
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