Hilti 製バッテリーの使用が許可されている製品については、最寄りのHilti Store またはwww.hilti.group で
ご確認ください。
安全について
▶ Li-Ion バッテリーの安全な取扱いと使用のために、以下の安全上の注意を遵守してください。これを守
らないと、皮膚の炎症、重篤な腐食負傷、化学火傷、火災および/あるいは爆発の原因となることがあり
ます。
▶ 損傷を防止して健康にとってきわめて危険なバッテリー液の漏出を防ぐため、バッテリーは慎重に取り
扱ってください!
▶ バッテリーは決して改造したり手を加えたりしないでください!
▶ バッテリーを分解したり、挟んだり、80°C 以上に加熱したり、燃やしたりしないでください。
▶ ぶつけたり、あるいはその他の損傷を受けたバッテリーは、使用したり充電したりしないでください。
バッテリーは、損傷の痕跡がないか定期的に点検してください。
▶ リサイクルあるいは修理されたバッテリーは、決して使用しないでください。
▶ バッテリーまたはバッテリー式電動工具は、決して打撃工具として使用しないでください。
▶ バッテリーは、決して直射日光、高温、火花の発生、裸火に曝さないでください。これを守らないと、
爆発の原因となることがあります。
▶ バッテリーの電極に、指、工具、装身具あるいはその他の導電性のある物体で触れないようにしてくだ
さい。これを守らないと、バッテリーの損傷、物財の損傷および負傷の原因となることがあります。
▶ バッテリーを雨、湿気、液体から保護してください。バッテリー内に湿気が入り込むと、短絡、感電、火
傷、火災あるいは爆発の原因となることがあります。
▶ 必ずご使用のバッテリータイプ用に指定された充電器と電動工具を使用してください。これについて
は、充電器や電動工具の取扱説明書の記述を確認してください。
▶ バッテリーは、爆発の可能性がある場所で使用あるいは保管しないでください。
▶ バッテリーが掴むことのできないほどに熱くなっている場合は、故障している可能性があります。バッ
テリーを、目視確認が可能で可燃物のない場所に、可燃性の資材から十分な距離を設けて置いてくださ
い。バッテリーを冷ます。1 時間の経過後にも掴むことのできないほどに熱い場合は、そのバッテリー
は故障している可能性があります。バッテリー火災の際の処置の章の指示に従ってください。
バッテリーが損傷した場合の対処
▶ バッテリーが損傷した場合は、必ずHilti サービスセンターにご連絡ください。
▶ バッテリー液が漏出しているバッテリーは使用しないでください。
▶ 漏出したバッテリー液は、直接眼および/または皮膚に触れないようにしてください。バッテリー液の
取り扱いの際には、必ず保護手袋とアイシールドを着用してください。
▶ 漏出したバッテリー液を取り除くには、そのための許可を得ている化学洗浄剤を使用してください。
バッテリー液の清掃に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
▶ 故障したバッテリーは可燃性の容器内に置かず、乾燥した砂、石灰粉(CaCO3)あるいはケイ酸塩(バー
ミキュライト)を被せます。続いてカバーを空気が入らないように密閉し、容器を可燃性の気体、液体、
物体から遠ざけて保管します。
▶ 容器の廃棄は、最寄りのHilti Store あるいは適切な廃棄物処理業者に依頼してください。損傷したバッ
テリーの搬送に関する各国(地域)の規則を遵守してください。
バッテリーが機能しなくなった場合の対処
▶ 正常ではない充電、異常に長い充電時間、感知できるほどの出力低下、通常ではない LED 動作、あるい
はバッテリー液の漏出などのバッテリーの異常動作に注意してください。これらは、バッテリー内部に
問題があることを示唆しています。
▶ バッテリー内部に問題があることが疑われる場合は、Hilti サービスセンターにご連絡ください。
▶ バッテリーが機能しない場合、バッテリーの充電が不可能な場合、あるいはバッテリー液が漏出する場
合は、バッテリーを廃棄する必要があります。メンテナンスおよび廃棄の章を参照してください。
バッテリー火災の際の処置
警告
バッテリー火災による危険! 燃えているバッテリーは、腐食負傷、火傷あるいは爆発の原因となることが
ある、(爆発の危険も伴った)危険な液体と揮発性ガスを放出します。
▶ バッテリー火災を消火する際は、個人保護用具を着用してください。
▶ 危険なガスおよび爆発の危険があるガスを逃がすために、充分な換気を確保します。
▶ 煙の発生が著しい場合には、直ちにその場を離れてください。
▶ 気管に刺激痛のある場合は医師に相談してください。
▶ 消火を試みる前に、消防に連絡してください。
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