機器破損にご注意ください
「Plasma Error (プラズマエラー)」メニューの設定は、工場出荷時に「failure (エラ
ー)」に設定されています。本装置が停止して、ピエゾ素子の破損につながるおそれが
あるエラー状況から、交換モジュールを保護します。このほか、現在のプラズマ放電
条件が加工材料に適しておらず、表面活性化が実行できない場合にも、エラーが表示
されます。
「failure (エラー)」に設定した場合、加工ができなくなる素材があります (複合材料、
液体など)。エラーモードを「警告」モードに変更した場合、素材の種類やプロセスパ
ラメーターの設定によっては、交換モジュールの破損につながるおそれがあります。
プロセス支援
7.4
7.3 で説明したように、本装置では、プロセス支援として様々な機能を利用できます。
•
Stopwatch (ストップウォッチ)
本装置は、開始/停止ボタン操作による開始から停止まで、プラズマ生成の持続時
間を 1 秒刻みで測定します。次回のプラズマ生成が始まるまでは、直近に測定し
た
この機能は、例えばプロセス進捗の目安として、プローブの種類に応じて加工時
間を一定に保つ手段として利用できます。
このモードでは、「Timing (タイミング)」メニューの設定が無効になります
(「not applicable―使用不可」と表示)。
•
Countdown (カウントダウン)
「カウントダウン」モードではあらかじめ、「Timing (タイミング)」メニューか
ら、プラズマ生成の持続時間を設定できます。本装置の始動と停止の操作は、開
始/停止ボタンで行います。ただし、活性化処理については、設定時間の経過後に
自動的に実行します。開始/停止ボタンを押すと、プラズマ生成を中断することが
できます。
この機能は、一度に多数のサンプルをプラズマで活性化させたい場合などに利用
できます。
•
Metronome (メトロノーム)
このモードでは「カウントダウン」モードとは違って、一定時間の経過後にプラ
ズ マ 生 成 を 無 効 化 す る の で は な く 、 規 則 的 に 信 号 音 を 鳴 ら し ま す 。
この機能は、サイズの大きな基材に直線状の加工を施したい場合や、線ごとの加
工時間をほぼ同じに揃えたい場合などに利用できます。
116
値
が
ホ
ー
ム
メ
ニ
ュ
ー
に
表
示
さ
れ
ま
BA-PZ3_ML / F0354401
す
。