の高さを調整します。 胸部パッドの上端が胸骨切痕の約 2 . 5 cm ( 1 インチ)
下になるように配置する必要があります(図 11 ) 。
11. 付属の工具を使用して、ねじを 1 . 5 回転ほど緩めてから、ヒンジのつい
た調整機構の角度を胸骨の輪郭に合わせて調整します(図 12 ) 。
注:ヒンジのついた調整機構が十分に締まっていて、所定の位置に固定され
ていることを確認してください。
12. ラベルの付いていないベルト端部を ATE パネルに固定します。
13. ラベルが付いていないベルト端部の上を通して、保持ストラップを ATE
パネルの柔らかい部分に固定します(図 13 ) 。ベルトを閉じます。
14. 必要に応じて加圧システムのコードの長さを調整します(図 14 ) 。
15. クイックリリースバックルを両方とも接続し、ショルダーストラップを
締め、快適に装着できるようにショルダーパッドを配置します(図 15 ) 。
16. 必要に応じて、ワニ口クリップを取り外してストラップを切り取り、ワ
ニ口クリップを交換します。
17. 加圧システムの 2 つのハンドルの穴に指を通し、ベルトが適切な締め具
合になるまで引っ張ります(図 18 ) 。
18. 座ったり、立ったり、歩いたりするときに、快適さ、フィット感、安定
性が得られるように、装具の微調整が必要になる場合があります。これ
は、ストラップ、加圧システム、硬性パネル、ATE/PTE の調整や締め付
けなどによって行います。
腋窩ストラップ構成だけに適用されるステップ / 調整
• ステップ 14 の変更:ストラップアンカーをベルトの滑らかな後部領域
に固定し、ストラップを締めます(図 16 )
• 手順 15 と 16 に進みます。
ATE + PTE デュアルストラップ構成に適用されるステップ / 調整
• ステップ 15 の前に、腋窩ストラップを 2 個目のバックルに取り付けま
す(図 16 )
• ストラップアンカーをベルトに固定し、ストラップを締めます(図 17 )
• 手順 15 と 16 に進みます。
ヒンジ / 長さの調整
装具の高さを大きくする必要がある場合(図 19 ) :
1. 付属の工具を使って慎重にヒンジねじを取り外します。プレロードスプ
リングを緩めないでください。
2. 伸展ピースを下側のステイに取り付けます。
3. ヨークを伸展ピースに取り付けます。
4. 付属の工具を使用して、ヒンジのついた調整機構の角度を胸骨の輪郭に
合わせて調整します。
注:ヒンジのついた調整機構が十分に締まっていて、所定の位置に固定され
ていることを確認してください。
装具の取り外し
1. 右肩のストラップバックルを取り外します。
2. 加圧システムのハンドルを取り外して緩めます。緩めた後でベルトに固
定します。
3. オーバーラップ留め具を取り外し、装具を取り外します。
4. 装具を再装着する前に、適切にフィットするように、ベルトの端を引っ
張って、 加圧システムが最大幅まで伸びていることを確認してください。
装具を再装着する前に、右側のストラップバックルを取り付けます。
パネルの調整
硬性前面パネルと後面パネルは、患者の装着感と快適さを最大限にするため
必要に応じて調整できます。パネルをファブリックスリーブから取り外し、
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