着用
注意
• 以下の手順に従わないと、快適さや懸垂性が損なわれる可能性がありま
す。
• デバイスを装着する直前に断端にローションを " 塗らないでください "。
デバイスの損傷を防ぐため、断端は清潔で乾燥した状態にしておく必要
があります。
• 開いた傷口や荒れた皮膚は包帯などの適切な素材で覆い、デバイスと傷
口が直接接触しないようにしてください。
• デバイスの内側が清潔で乾燥した状態であり、皮膚炎を起こす可能性が
ある異物が入っていないことを確認してください。
1. 向き:
– 下腿用デバイスは断端の正面にロゴがくるように装着します(図 3 ) 。
– 大腿用デバイスは特に向きを気にする必要はありません。
2. 内側からデバイスの先端をつかみ、内部面が完全に表に出るまでデバイ
スを手の上でスライドさせます。この際、爪でデバイスを傷つけないよ
うご注意ください(図 4 ) 。
3. 可能な限りデバイスの遠位端を露出させたら、デバイスを断端の遠位端
に合わせます(図 5 ) 。
4. 断端に当てて軽く押しながら、デバイスを完全に下肢の上方まで巻き上
げます(図 6 および図 7) 。この際、爪でデバイスを傷つけないようご
注意ください。無理に引っ張り上げないようにご注意ください。
5. 空気が入っていないことを確認します。
ソケット製作ガイドライン
デバイスの機能を長期間保つために推奨されるソケットの素材:
– PETG 100 % の素材
– ラミネート加工されたソケット
– 表面が滑らかな熱可塑性の内ソケット素材
– EVA 内ソケット素材
ソケットの内側表面は、ソケットの素材にかかわらず気密性があり、できる
だけ滑らかである必要があります。
石膏製の陽性モデルの表面をできるだけ滑らかにするために、シリコンスプ
レーを塗布した後で研磨微粉を使用して最終的な平滑化を行うことを推奨し
ます。
ソケットの内張りに柔らかく滑らかな素材を使用すると、デバイスの密閉機
能を長く保つことができます。
デバイスの懸垂性が適切に機能するためには、Icelock 500 シリーズなどに
使用されている開放機能付き排気バルブが不可欠です。ソケットバルブは
Iceross Seal-In X Seal の下にあり、できるだけ遠位に位置している必要があ
ります。
ソケットの着用
注意
• アルコールスプレーは " 使用しないでください "。Iceross Seal-In X Seal
に使用されている低摩擦コーティングが剥がれてソケットを正しく着用
することが困難になり、デバイスの機能が低下します。
• デバイスにクリームやローションなどの潤滑剤を " 塗らないでください
"。時間とともに Iceross Seal-In X Seal が柔らかくなって広がり、デバ
イスとの間の張力によって位置を保持する力が低下します。
注意:Iceross Seal-In X Seal リングはソケットの着用前に装着する必要があ
ります。
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