マニュアル発光撮影
被写体条件によっては、ETTL(TTL)での露出では意図した画面と異なってしまうことがあります。この様な
ときに、自分の意図を反映させることのできる方法として、マニュアル発光があります。マニュアルの発光量は
ボタンを押すたびに切り換わり、1/1〜1/128 の範囲で設定できます。
◆ EOS700、750、850 では使用できません。
① カメラの撮影モードを M にセットします。
② MODE ボタンで M を選択します。
③ SEL ボタンを押して発光量表示を点滅させます。
④ + 或いは − ボタンを押して発光量を設定します。
⑤ SEL ボタンを押して表示を点灯させます。
⑥ ピントを合わせ、レンズの距離目盛の示す撮影距離とフラッシュの液晶パネル上に表示されている適正撮影
距離がおおむね一致するように、フラッシュの発光量もしくは絞り値を変えます。
⑦ 充電完了を確認して撮影します。
◆ マニュアル発光での適正露出は、次の計算式で割り出せます。
フラッシュの発光量(ガイドナンバー)/撮影距離(m)=絞り値(F)
(このフラッシュは、上記の計算より適正露出となる撮影距離を算出して表示します。ガイドナンバーは巻末の
[表 1]を参照してください。 )
後幕シンクロ撮影
スローシンクロで、 動いている被写体を撮影すると、 通常は被写体の軌跡が動く被写体の前方に写し込まれます。
これは、シャッター幕が全開したときにフラッシュが発光するため、フラッシュ発光後〜シャッター幕が閉じる
までの軌跡が写し込まれるためです(先幕シンクロ) 。後幕シンクロモードを使用すると、シャッター幕が全開
した後、閉じるときにフラッシュが発光するため、シャッター幕全開〜フラッシュ発光までの軌跡が、動く被写
体の後方に写し込まれ、自然な動きが表現できます。
◆ EOS700、750、850 では、使用できません。
① カメラの撮影モードをセットします。
② +或いは − ボタンを押して液晶パネルに
③ ピントを合わせ、充電完了を確認して撮影します。
◆
が消灯している時は、先幕シンクロに設定されています。
◆ カメラが全自動モードにセットされていると、設定できません。
◆ 解除するには、
ハイスピードシンクロ撮影(FP 発光)
通常のフラッシュ撮影は、シャッター幕が全開になったときにフラッシュを光らせます。このため、同調
速度より高速のシャッターは使用できませんでした。ハイスピードシンクロはフラッシュを連続発光させ
て、シャッターの走行開始から終了まで発光を維持することにより、同調速度より高速のシャッターの使
用を可能にしました。
① カメラの撮影モードをセットします。 (Tv、M のモードで使用できます。 )
② カメラのシャッター速度を同調速度より速い速度に設定します。
③ フラッシュの電源を ON にします。
④ フラッシュのモードを
モードで使用できます。 )
⑤ + 或いは
ボタンを数回押して液晶パネルに
−
⑥ 被写体にピントを合わせます。
⑦ 被写体が撮影可能範囲にあるか、液晶パネルの距離表示で確認します。
⑧ カメラのファインダー内で
の表示を消します。
MODE
ボタンで選択します。 (ETTL、M の
の点灯を確認してから撮影します。
を表示させます。
を表示させます。
(A タイプカメラのみ)
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