手術中
1�
関節を膨張させるために液体を使用すると、周辺組織への液体溢出の可能性が生じま
す。血圧、身長、体重、年齢、組織の質などを含む患者プロフィールに基づいて、最
適な圧力を選択します。推奨圧力設定は、『CrossFlow統合関節鏡ポンプマニュアル』
に含まれていますが、これらは単なる推奨であって、各外科医および各患者に対して
異なるパラメータが必要な可能性があります。
2�
Wash(ウォッシュ)機能は関節内に高圧を生じる可能性があり、それによって液体溢
出が起こる可能性があります。この機能を使用する場合は、関節圧を注意して監視し
てください。
3�
Clear(クリア)機能は、過剰な液体の使用を引き起こす可能性があります。この機能
の使用および灌注バッグ内の液体レベルを監視してください。
4�
酸化剤または可燃物(例:麻酔剤、ガス、液体、皮膚消毒剤、チンキ剤)のある場所
で本システムを使用しないでください。火災に対して常に十分な注意を払ってくださ
い。
5�
システムが故障すると、流量または圧力が予想外に増加したり減少するおそれがあり
ます。本システムの使用する間は、関節を注意して監視してください。
6�
吸引力を必要としない、または低流量の吸引力を必要とする処置に関連する組織に、
長時間吸引をかけないでください。本システムを使用する前に、手術処置に関連する
組織タイプを必ず考慮してください。従わない場合は、重傷事故に至る可能性があり
ます。
手術後
1�
クリーニング、修理、または点検を行う時は、ポンプからフットスイッチを外してく
ださい。
2�
内部の修理や調整は行わないでください。修理が必要な装置は、Strykerまで返品して
ください。Strykerに返品する前に、フットスイッチを滅菌してください。製品が汚染
されている場合、Strykerは修理の実施を拒否することがあります。
3�
フットスイッチのクリーニングに可燃物を使用しないでください。
4�
フットスイッチは滅菌しないでください。
5�
フットスイッチは、本書の「廃棄」の項の説明に従って適切に廃棄してください。
注意
1�
本装置の改変は許可されていません。
2�
フットスイッチのポンプへの着脱は、本書の説明に従って適切に行ってください。着
脱が不適切だと、フットスイッチまたはポンプが破損する場合があります。
3�
以下の場合は、Strykerは直接的または結果的損害に対していかなる責任を負わないも
のとします。
•
フットスイッチの使用が不適切な場合
•
本マニュアルに記載されている指示や規則に従っていない場合
•
フットスイッチの接続およびメンテナンスが不適切な場合
JP-197