装着に関する補足説明
1. 任意で再装着用タブを使用することで、トリムしたストラップをフック
装着部の前面で留めることができます。 これにより、患者が再現可能
な位置でカラーを着脱するための接点が決められます。 使用するには、
ストラップの端をタブに通し、フックへの取り付けタブに成形します
(図 10 ) 。患者はそのタブをつかみ、フック装着部前面の同じ位置までタ
ブを引きます。 練習することで、患者は鏡などの補助具を使用しなく
ても繰り返し行えるようになります。
2. 胸骨部解放ノブを使用して患者の自由度を増やすと、食事や会話などの
活動をより快適に行うことができます。 カラーを正面から見て、ノブ
は時計回りに 90 度回転します (図 11 ) 。
装着の最終チェックリスト
Miami J Select を適切に装着すると図 12 のようになります。
• 下あごから胸骨切痕のすぐ下までがカラーで覆われます。 あご受けの
中央であごが落ち着くようにします。 あごが Sorbatex ™パッドから出
たり、カラーの中に埋もれたりしないようにします。
• カラーストラップはまっすぐに合わせ、両方のタブの長さを同じにしま
す。
• 後面の両側と前面の両側は重なる必要があります。
• カラーの前部は耳に向かって高くなるようにします。 プラスチックの
下の端が患者の鎖骨にのったり、 僧帽筋を押したりしないようにします。
• プラスチックが肌に触れてはいけません。 そのため、Sorbatex ™パッド
の長さはプラスチックの先端より長くします。
• どのストラップにも緩みや裂け目がないようにします。
• 気管開口部と後方の通気穴は体の中心線に揃えます。
• カラーは首から離します。 気管開口部と首の間に「指」が入る隙間を
つくる必要があります。 カラーが首に近すぎる/きつすぎる場合、ワ
ンサイズ大きなカラーを装着してください。
その他の調整
医師の推奨に応じて、カラーの角と端は、不快感や圧迫感を緩和するために
調整またはトリミングすることができます。
カラーの洗浄(図 13 )
• プラスチック部品からパッドを外します。
• 刺激の少ないせっけんと水でパッドを手洗いします。 すすぎます。
• 絞って余分な水分を落とし、タオルで水気を取ります。
• 平らに置いて乾燥させます。
• プラスチックのカラーシェルは、 刺激の少ないせっけんと水で拭きます。
• パッドを交換します。光沢のない面をカラーの内側のフックに取り付け
ます。
重大な事故を報告する
ヨーロッパに居住する装着者と患者への重要な通知:
装着者および / または患者は、デバイスに関連して発生した重大な事故を、
製造者、ならびに装着者および / または患者が居住する加盟国の管轄当局に
報告する必要があります。
廃棄
本デバイスや包装材を廃棄する際は必ず、それぞれの地域や国の環境規制に
従ってください。
免責
Össur は、以下に対して責任を負いません。
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