すべての調整部品は、使用中に定期的に点
検してください。
取付位置
落下阻止時の高負荷と振り子状態を防ぐた
めに、固定のための取付位置は、安全確保
の対象となる個人に対して常にできる限り
垂直でなければなりません。安全確保の対
象となる個人への連結装置は、取付位置に
常にできるだけしっかり取り付けてくださ
い。ロープが絶対に緩まないよう、ご注意
ください。PPEの固定時に強度を低下させ
る要素がなく、使用中に損傷を受けないよ
うに、取付位置を準備する必要がありま
す。強度を著しく損なう可能性のある鋭い
エッジ、バリや溝は、必要に応じて適切な
手段で被覆してください。取付位置及びア
ンカは、最悪の事態を想定した負荷に耐え
るものでなければなりません。EN 363(墜
落防止システム)に規定される落下緩衝装
置(EN 355に準拠)を使用する場合、最低
12 kNの緩衝力をもつ取付位置が必要です
(EN 795 タイプBも参照)。
接続用具を使用する場合、(場合によって
は延長用具「FIX」も入れた)落下緩衝エレ
メントの長さも含めて、接続用部品の全長
が2.0 mを超えないようにご注意ください。
ギアループは取付けや安全確保の目的には
使用しないでください。
図6a ~ 6c
6a 位置の自由調節が可能
6b EN 354及びEN 355に準拠した接続用
具の取付位置
6c 荷重が5 kgを超えると自動的に外れる
図7a ~ 7c
7a 左右のウェイストベルト
7b ~ 7c 左右のレッグループ
安全に関する注意事項
本製品を他の部品と組み合わせて使用する
と、相互に使用上の安全性が損なわれる危
険があります。本製品を救助システムや落
下防止システムの他の部品と組み合わせて
使用する場合、使用者はそれらを使用する
前に、推奨事項、注意事項、指示事項の記
載された同梱の情報をよく読み、その内容
を熟知し、遵守しなければなりません。高
所からの落下の防止にお使いになる場合
は、基本的に必ずCEマーク付きの個人用保
護具(PPE)の部品と組み合わせて使用し
てください。
本製品の純正部品が改造または取り外され
た場合、これにより安全性能が制限される
ことがあります。製造者が書面で推奨しな
い方法による改造や、追加部品を適合させ
て取り付けることを禁じます。
本製品の使用前と使用後には製品に損傷が
ないか検査し、製品が使用可能な状態にあ
り、正しく機能することを確認してくださ
い。製品使用時の安全性について、僅かで
も疑念が生じる場合は、直ちに製品を廃棄
してください。
注意:製品を有害な影響にさらさないでく
ださい。そのような影響には、腐食性及び
侵食性の物質(酸、アルカリ、はんだ付け
用水、油、洗浄剤など)や極端な低高温、
火花などとの接触が含まれます。さらに、