BMP 01-EL1PP _ 1A- _ _ _ _ -00 -P _ _ /P _ _ -S4/P _ _ -S75
磁気ポジションエンコーダシステム
7
IO-Link インタフェース(続き)
測定値設定(MDC)
7.5.1
BMP は測定された位置を測定値(Measurement
Value)を使用して IO-Link マスタに伝送します。測定値
は、以下のパラメータを使用して各アプリケーションに
合わせて適合化することができます。
パラメータ
Offset 0x00C1 (193)
Preset 0x00C2 (194)
Output Charakteristics
0x00C3 (195)
Enable Detection
Range
0x00C4 (196)
MDC Describer
0x4080 (16512)
Physical Measurement
Limits
0x0202 (514)
設定されている測定範囲用の最小値/最大値。測定値は、検出範囲の
1)
ために、この限界値を上回ることができます。
表 7-7:
パラメータデータ MDC
パラメータは相互に影響しあうことがありま
す。そのため、以下の順序で設定を行うこと
を推奨します:ティーチ範囲、出力特性、テ
ィーチのオフセット/プリセット
ティーチ範囲
BMP の測定範囲はティーチ範囲により制限されることが
あります。この機能用にシステムコマンド 最小ティーチ
範囲および最大ティーチ範囲を使用することができます。
新しく設定されている測定範囲内で、限界出力値をパラメ
ータ MDC Describer から読み取ることができます。
出力特性
パラメータOutput Characteristics(出力特性)により、
データ値の信号方向を回転させることができます。その
ため、信号が設定されている測定範囲内に示されます。
オフセットを設定する
出力値はオフセット付きの値が見込まれています。その
ため、任意の値をパラメータOffset(オフセット)内に
書き込むことができます。この値は、BMP によって測
定位置の値に加えられ、出力されます。
日本語
22
サブイン
名称
寸法
デックス
0
–
4 バイト
0
–
4 バイト
0
–
1 バイト
0
–
1 バイト
1
低い方の限
4 バイト
界値
2
高い方の限
4 バイト
界値
3
ユニットコ
2 バイト
ード
4
スケール
1 バイト
1
低い方の限
4 バイト
界値
2
高い方の限
4 バイト
界値
測定値設定の偏光はスイッチング動作に影響
を及ぼします。スイッチング信号設定(章
7.5.2 を参照)は必要に応じて再度行う必要が
あります。
アクセス
値
Read/Write
–600000~+600000 μm(デフォル
ト:0 μm)
Read/Write
–300000~+300000 μm(デフォル
ト:0 μm)
Read/Write
0x00(false) = 立下り(エンドキャップ
でゼロ点)
0xFF(true)
1)
ロ点)
Read/Write
0 = 検出範囲 非アクティブ
0xFF (255) = 検出範囲 アクティブ(デフ
ォルト:0xFF)
Read Only
現在の設定用の測定値の最小値
Read Only
現在の設定用の測定値の最大値
Read Only
0x1010 (4112) = メーター
Read Only
0xFA (–6) = 測定値 × 10
Read/Write
未加工測定値の限界
Read/Write
この値はデータ保存機能用に必要であり、変更してはなりません。
2)
測定範囲はティーチコマンドにより適合化することができます。
ティーチプリセット
ティーチプリセット機能はオフセット値の自動算出を可
能にします。
1. 任意の出力値をパラメータPreset(プリセット)に
書き込みます。
2. ポジションエンコーダを任意の位置に動かします。
3. システムコマンドティーチプリセットを実行しま
す。
4. BMP はオフセットを算出し、それにより動かされた
位置でプリセット値が出力されます。
Detection Range
BMP は設定されている測定範囲を離れるときに、検出
範囲を越えるまでの間に、もう 1 つの位置情報値を出力
します。
この挙動がアプリケーションにおいて望ましくない場合
には、パラメータ Enable Detection Range(検出範囲
可)によりオフにすることができます。
= 立上り(ケーブル側でゼ
1)
1)
= 位置 [m]
–6
2)