a.
圧縮ツールを開けます。
b. 圧縮ツール内に調整リ ングを置きます (図 9)。
c.
ネジを完全に締めるか、 あるいは、 万力で固定して調整リ ングに圧力をかけます (図 10)。
d.
圧力をかける時間は、 3 分以上、 15 分未満にしてくださ い。
e.
圧縮ツールを開けて調整リ ングを取出します。
7. 調整リ ングをシャフ トの上にスライ ド させます (図 6-4)。
8. 注意 - 意図しないネジの緩みとそれに伴う転倒の危険性を避けるため、 義足側のネジ穴と固定
ネジを清潔に保ち、 グリ ースや他の汚れがつかないよう にしてくださ い。
9. 再度、 義足を組立てます (図 6-5 および図6-6)。 固定ネジに ロ ッ クタイ ト243か246 塗布し、 6 mm
の トルク レンチを使用して、 トルク値 15 Nmで 固定します。 ピラミ ッ ド上部の孔から 6 mm のアレ
ンソケッ トを挿入してネジを締めます。
10. フ ッ トシェルに足部を挿入します (4.2.1の項 を参照)。
4.4 フォームカバー
フ ッ トシェル幅狭用 (2C20) とフ ッ トシェル標準用 (2C19) のコネクシ ョ ンプレー トは、 フォ ームカバーと
フ ッ トシェルの着脱を容易にします。 フ ッ トシェルの近位縁に取付てくださ い。
次の推奨事項を確認してくださ い。
1. フ ッ トシェルに取付ける際は、 21-25 サイズのコネクシ ョ ンプレー トを切取り線に沿って裁断しま
す (図. 8)。
2. フォ ームカバーを裁断します (下腿フォームカバーの先端の圧縮部分は約 1 cmの余裕、 大腿フォ
ームカバーの先端の圧縮部分は約 4 cmの余裕をもって裁断してくださ い)。
3. コネクシ ョ ンプレー トをフ ッ トシェルに装着した状態で、 義足の上からフォームカバーをかぶせ、 コ
ネクシ ョ ンプレー トの外側輪郭に印を付けてくださ い。
4. 取外したコネクシ ョ ンプレー トを イ ソプロ ピルアルコ ールで拭きます。
5. 接着剤を使って、 フォームカバーの裁断面と コネクシ ョ ンプレー トを接着します。
6. 接着剤が完全に乾燥した後 (約 10 分後)、 フォームカバーを少しく り抜く よう に切り取り、 アダプ
ター上部にスペースをつく り ます。 アダプターが動ける充分なスペースがあると、 正常に機能しや
すくなり、 雑音を防ぎやすくなり ます。
7. フォームカバーの外観は通常の方法で仕上げてくださ い。 コ ンプレッ シ ョ ンス ト ッキングやスーパ
ースキンを使用する場合はその分も考慮して外観を形成してくださ い。
4.5 調整および最終組立て
アダプター部分には強い力がかかるため、 チューブアダプターの調整ネジはトルクでしっかり締めて
くださ い(トルク値 : 15Nm)。
トルク レンチ 710D1 を使用してくださ い。 最終組立てが終わったら ロ ッ クタイ トでネジを固定してく
ださ い。
4.6 メ ンテナンスの方法
• 足部の部品は、 使用開始から30日(4週間)後に点検することをお勧めします。
• 通常の定期点検を行う際には、 義足各部の消耗具合も調べてくださ い。
• フ ッ トシェルの磨耗がひどい場合は交換してくださ い。
調整リ ング 4X262 の硬さおよび復元力は時間とともに衰えるため、 オッ トーボッ ク社では使用 1 年で
の交換を推奨しています。 活動量や環境状態によっては交換時期が早まる (または遅くなる) 場合も
あり ます。 緩衝力が弱まり吸引速度が遅くなるなどの減少が、 交換時期のサイ ンとなり ます。
注:新品の調整リ ングの場合、 最初の数日間は少し硬いと感じることもあり ます。
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