6)
2 枚のカーボンファイバーシート(およそ 15 cm x 15 cm)を、モ
デルの遠位端部の半球状ダミーに置きます。
7)
陽性モデルの上からペルロンストッキネットを 2 層被せ、半球状
ダミーの上で結びます。
8)
シャトルロックを最後までラミネーションアンカーに回し入れ
て、ネジ式クランプでしっかりと締めます(トルク
値:10 Nm)。
9)
ラミネーションアンカーを断端の長軸に合わせて半球状ダミーの
上に配置します。
10) APおよびML面で正しい位置に合わせて、ラミネーションアン
カーの位置を決めます。決してネジ式クランプを前/後方向に位
置合わせしないでください。
11) オプション:ベンディングアイロンを使用して、ラミネーション
アンカーのアームを陽性モデルに沿うように調整します。
12) ラミネーションダミーを使ってシャトルロックを置き直します
(128 ページ参照)。
13) ラミネーションアンカーのクランプ部分にプラスタテープを巻き
付け、ラミネーション樹脂が触れないようにします。こうするこ
とで均等にクランピングできます。
14) ファイバーグラスロービングをアンカーアームの穴から引き、
ループ状に掛かるようにします。アームに穴がない場合は、グラ
スファイバーロービングをループ状にしてアームに掛けます。
15) 3 層のカーボンファイバーシート( 15 cm x 15 cmなど)をラミ
ネーションアンカーのアームに配置します。
16) 更に 2 層のペルロンストッキネットを被せ、ラミネーションアン
カーの止めネジの下で結びます。
17) カーボンファイバーストッキネット 1 片を陽性モデルの1.3倍の
長さに切り、モデルの上に置きます。
18) 余ったカーボンファイバーストッキネットをラミネーションアン
カーの止めネジの下で結び、陽性モデルの上から被せます。
19) 更に 2 層のペルロンストッキネットを被せ、ラミネーションアン
カーの止めネジの下で結びます。
20) PVA バッグを被せます。
128
21) オルソクリル 注型用樹脂を使用してラミネーション工程を終えま
す。
22) ラミネーション樹脂が硬化したら、ラミネーションダミーを取り
外します。
5.2.3 ラミネーションダミーの取り付け
1)
シャトルロックが少し動く程度に、ネジ式クランプの止めネジを
締めます。
2)
ラミネーションアンカーからシャトルロックを取り外します。
3)
ラミネーションダミーをネジで締めます。
5.3 最終組み立て
シャトルロックの取り付け
>
必要な材料:710D4 トルクレンチ、636K13 ロックタイト® 241
1)
シャトルロックを最後までしっかりラミネーションアンカーに回
し入れます。
2)
アライメントの際、ほんの 3/4 回転であれば、シャトルロックの
ネジを緩めても構いません。
3)
ロックタイト®を塗布し、トルクレンチを使用してネジ式クラン
プ部を止めネジで締めます(10 Nm)。
ラチェット装置のネジ止め
>
必要な材料:710D4 トルクレンチ
► ラチェット装置をシャトルロックにネジで固定します(トルク
値:10 Nm)。
6 使用方法
注意
承認されていないピンの取り付けにより発生する危険性
ネジが緩み、負傷するおそれがあります。
► 必ず金属製のネジでピンをライナーに取り付け、指定のトルク
値で締めてください。