► 指定されたトルク値で取り付けてください。
► ネジの長さおよび取付方法に関しては、取扱説明書を参照して
ください。
5.1 下腿ソケットのラミネーション
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必要な材料:99B81*
ネット、616B1*カーボンファイバー帯ひも、699B1*ファイバーグ
ラスロービング、616G12*カーボンファイバーシート、
616G15*ファイバーグラスロービング、617H119*
ネーションレジン80:20 PRO
1)
PVAバッグを陽性モデルの上に被せます。 PVAバッグは、遠位端
部をアイロンなどで熱溶着して封をします。
2)
更にペルロンストッキネットを2層被せます。
3)
3層のカーボンファイバーシート( 15 cm x 1 5 cmなど)を繊維の
方向をずらしながら、モデルの遠位端部分に配置します。
4)
更にペルロンストッキネットを2層被せます。
5)
注意! ラミネーションアンカーのアームを曲げないでください。
APおよびML面で正しい位置に合わせて、ラミネーションアン
カーの位置を決めます。
6)
4X3ラミネーションダミーをラミネーションアンカーのピラ
ミッドアダプターに配置します。
7)
4R63、4R100の場合:4R63・4R100の場合:4X52ラミネーション
ダミーをラミネーションアンカー近位に設置します。ラミ
ネーションダミーは義肢ソケットの中に残しておきます。
8)
必要に応じて、ソケット端末の適切な位置にラミネーションアン
カーを設置します。4X3ラミネーションダミーの上に印をつけま
す。
9)
ジーゲルハルツとタルカムパウダーを混合した補強材を使用して
ラミネーションアンカーを固定します。
10) ファイバーグラスロービングをアンカーアームの穴から引き、
ループ状に掛かるようにします。アームに穴がない場合は、グラ
スファイバーロービングをループ状にしてアームに掛けます。
11) 3層のカーボンファイバーシート( 15 cm x 15 cmなど)をラミ
ネーションアンカーアームの周辺に配置します。
102
PVAバッグ、623T3*ペルロンストッキ
Orthocrylラミ
12) 1層のペルロンストッキネットを陽性モデルの上に被せます。
13) 2層のカーボンファイバーストッキネットを陽性モデルの上に被
せます。
14) 更に2層のペルロンストッキネットをモデルに被せ、ラミ
ネーションアンカーの溝の下で結びます。
15) PVAバッグを陽性モデルの上に被せます。
16) Orthocrylラミネーション用樹脂を使用してラミネーション工程を
完成させます。
17) ラミネーション樹脂が硬化したら、4X3ラミネーションダミーを
取り外します。
5.2 遠位義肢パーツの取り付け
ピラミッドアダプターとピラミッドレシーバーの接続
ピラミッドアダプターは、止めネジでピラミッドレシーバーに固定し
ます。
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必要な材料:トルクレンチ(710D20など)、636K13 Loctite 241
1)
適合:
ネジを回してしっかり締めてください。
トルクレンチを使用して止めネジを締めてください(10 Nm)。
2)
最終組み立て:
Loctiteでネジを固定します。
ネジを回してしっかり締めてください。
トルクレンチを使用し、トルク値10 Nmで止めネジを軽く締めて
から、トルク値15 Nmでしっかり締めます。
3)
止めネジが飛び出し過ぎたり深く入り込み過ぎたりしている場合
は、適切な長さのネジに交換してください(一覧表を参照)。
止めネジ一覧表
製品番号
506G3=M8X12-V
506G3=M8X14
506G3=M8X16
長さ (mm)
12
14
16