4.2 安全に関する注意事項
警告
包装材の不適切な取り扱いによる危険性
監視を怠ることでお子様が窒息するおそれがあります。
包装材は、必ず小児の手の届かない場所に保管してください。
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注意
シートクッションを使用することで重心が変化する危険性
不安定さが原因で転落や転倒をするおそれがあります。
車いすにシートクッションを取り付けたら、装着者の座位や、車いすの重心が使用目的に適
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しているか、装着者の能力にあっているか、確認してください。座位と重心は、使用目的
や、装着者の要望に沿っていなくてはなりません。装着者が適切な座位で座れているか確認
してください。
必要に応じて、座位や車軸を調整して安定性を保ちます。または、転倒防止装置の使用を検
►
討してください。
注意
長時間使用する前にテストを行わないことで発生する危険性
不適切なシートクッションを選ぶと、皮膚の発赤や褥瘡が発生するおそれがあります。
どのようなシートクッションでも、長時間使用する前には、医療従事者が同席して試用をし
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てください。皮膚に発赤や損傷が生じないか確認してください。
4.3 装着者/同伴者への注意事項
警告
火元の不適切な取り扱いによる危険性
シートクッションやパッド、背もたれカバーに引火して、ひどい火傷を負うおそれがありま
す。
シートクッション、パッド、カバーは耐燃性の基準を満たしています。ただし、火気を不適
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切または不注意に扱うと、点火するおそれもあります。
あらゆる火元、とくにタバコの火や裸火からは離れてください。
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警告
耐用年数を超えて使用した場合に発生する危険性
製造元の推奨に従わないと、装着者がひどい怪我を負うおそれがあります。
指定された耐用年数(142 ページ参照)を超えて製品を使用すると、断端への危険性が高ま
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るため、義肢装具士による詳細な検査を受ける必要があります。
耐用年数に達した場合は、装着者または代理の方から、装着を行った義肢製作施設または製
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造元のサービスセンターに連絡をしてください(裏表紙内側の住所をご確認ください)。装
着者は、既知の危険性や製品を修理する際の選択肢を知ることができます。
警告
独自に設定を変更することで発生する危険性
製品に許可されていない変更を行うと装着者がひどい怪我を負うおそれがあります。
義肢製作施設にて行った設定は変更しないでください。取扱説明書の「使用方法」のセク
►
ションに記載された設定のみ、独自に調整することができます。
設定に問題がある場合は、調整を行った義肢製作施設にご連絡ください。
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