胃の減圧用にエクステンシ ョ ンセッ ト を接続する方法
1.
MIC-KEY*経胃空腸栄養補給チュ ー ブの上端にある栄養補給ポー トカバー(図A-3)を取り はずします。
2.
ロ ッ ク とキー コネク タ ーが揃う よ う に位置を合わせて、 MIC-KEY*ボーラスエクステンシ ョ ンセッ ト(図C)を 「GASTRIC」 (胃)と記
載のあるポー トに挿入します。 セッ トにある方向を示す黒いマーク を、 胃ポー トの一致する方向を示す黒い線に揃えます。
3.
コネク タ ーを押し込みながらかすかに抵抗が感じられるまで時計回り に(約4分の3ほど)ひねっ て、 セッ トを胃減圧ポー トの
定位置に固定します。
注 : コネク タ ーは自然に止まっ た位置から先へはひねらないでく ださい。
4.
エクステンシ ョ ンセッ トを取り はずすには、 コネク タ ーを反時計回り に回し、 セッ トの黒い線を栄養補給ポー トの黒い線に揃
えます。 セッ トを取り はずしてから、 付属の栄養補給カバーでMIC-KEY*の胃と空腸の各ポー トにキャ ッ プをかぶせます。
胃の減圧
医師によ っ ては、 栄養補給の前後に、 胃の減圧(空気または液体を抜く こと)を行う ことを勧めた りする場合があ り ます。
主治医の指示に従っ て く ださい。 MIC-KEY*ボーラスエクステンシ ョ ンセッ トを 「GASTRIC」 (胃)と記載のあるポー トに接続します。
エクステンシ ョ ンセッ トの先端は重力利用 ド レナージ用に常に開けた状態、 または断続的な弱吸引を行うために接続した状態
にできます。 これによ っ て、 胃の内容物とガスが流出できます。 胃ポー トは6時間おきに最低30 mlの水で洗い流します。 持続
的、 断続的な強吸引は使用しないでく ださい。 高圧をかける と、 チュ ー ブがつぶれた り、 胃の組織を損傷させ出血の原因となる
場合があ り ます。
下痢
•
注入する速度が速すぎる場合があ り ます。 その場合には、 注入量を減ら してから、 規定の注入量に達するまで徐々に増や
していきます。 下痢をま しにする には、 配合栄養剤を水で薄めても効果的な場合があ り ますが、 事前に主治医に確認して
く ださい。
•
毎回の栄養補給には新しい配合栄養剤を用意します。 24時間経過した未使用の配合栄養剤は廃棄して く ださい。
•
お使いの装置は常にきれいに保っ ておきます。 8時間に必要な量の配合栄養剤だけを用意するよ う に して く ださい。 毎回
使用後、 装置を洗浄してから、 すすいで乾燥します。
•
いろ いろなことを試みても下痢が4日以上続く場合には、 主治医に連絡して く ださい。
•
ボーラス栄養補給は絶対に空腸ルーメンを使っ て行わないでく ださい。
スト ーマのケア
1日3回通常の生理食塩水を使っ て部位を洗浄し、 ス トーマ周辺に一般に蓄積しがちな微量の粘液を取り除きます。 粘液が乾
燥する と、 皮膚を刺激する場合があ り ます。 少量の水をつける と、 乾燥した蓄積物をふやけさせる場合があ り ます。 ス トーマの治
癒後は、 水と石鹸を使っ て十分に洗浄する方法が最善です。 包帯類は不要で、 皮膚の浸軟と感染の原因となる場合があ り ま
す。 主治医が勧める場合を除いて、 薬用の軟膏または散剤は使わないよ う に して く ださい。 鉱物油やワセ リ ンを使っ た製品は使
用しないでく ださい。 チュ ー ブは回転させて使わないでく ださい。 空腸チュ ー ブがよ じれて しま うので、 回転させないでく ださい。
万一チュ ー ブがよ じれて しまっ た場合には、 主治医に連絡して く ださい。
チュ ーブのケアと メンテナンス
1.
バルーンのメンテナンス。 バルーンに入っ ている水の量は週に1回チェ ッ ク して く ださい。 体外ボルスタ ーを定位置に固定し
て、 ルアースリ ッ プシ リ ンジをバルーン膨張ポー トへと挿入します。 バルーンから水を抜きます。 抜く水の量は規定量と同じ
である必要があ り ます。 規定量よ り少ない水を抜いた場合には、 主治医から勧められた量を注入します。 バルーンからすべ
ての水を抜く まで、 水は一切注入しないでく ださい。 注 : ルアーロ ッ ク シ リ ンジを使用する と、 この作業が難し く なる場合があ
るので、 ルアースリ ッ プシ リ ンジの使用をお勧め します。
•
小児サイズのチュ ー ブ用バルーン(15、 22、 30で終わる注文番号の場合)
には、 絶対に5 mlを超えて注入しないでく ださい。
•
成人サイズのチュ ー ブ用バルーン(45で終わる注文番号の場合)には、 絶対に10 mlを超えて注入しないでく ださい。
2.
チュ ー ブの閉塞。 閉塞物は、 通常、 チュ ー ブ内に配合栄養剤が蓄積する ことで発生します。 体液と薬剤がチュ ー ブを詰ま ら
せる場合もあ り ます。 これを防ぐには、 6時間おきに最低30 mlの水で十分に洗い流します。 流れがよどんでいる場合には、
水を静かに注入し、 閉塞物がな く なるまでチュ ー ブの外へ水をあふれ出させます。 かなりの抵抗が感じられ、 しかも水を
まっ た く注入できない場合には、 チュ ー ブがよ じれているので、 位置を替えるか交換する必要があ り ます。 高圧をかける と、
チュ ー ブが破裂する ことがあ り ます。 チュ ー ブの中には異物を挿入しないでく ださい。 これを行う と、 チュ ー ブに穴を開ける こ
とがあ り ます。 上記の処置のいずれを使っ ても、 うま く いかない場合には、 主治医に連絡して く ださい。
3.
肉芽組織。 ス トーマ部位周囲の余分な組織は傷を癒やそう とする身体の試みに過ぎず、 正常です。 余分な組織から微量
の粘液が分泌されるのも、 正常なことです。 この組織から度を超えて出血がある場合、 ド レナージがある場合、 または体外
ボルスタ ーに干渉する場合には、 主治医に連絡して く ださい。
4.
異常な症状。 以下の症状のいずれかが現れたら、 主治医に相談して く ださい。 腹痛 • 腹部不快感 • 腹部圧痛 • 腹部膨満
• めまいや失神 • 原因不明の発熱 • チュ ー ブからまたはチュ ー ブ周囲の異常な出血量
直径
ストーマの長さ
DEHP (フタル酸ジ-2-
エチルヘキシル) 無使用製剤
空腸チューブ
の長さ
バルーンの容量
数量
再使用禁止
ガンマ線照射滅菌済み
処方による使用のみ
注文番号
包装が破損している
場合は使用禁止
REF
LOT
バッチコードまたは
ロット番号
53