4.2.3. デフォルトの設定にリセット
デフォルトの設定に人口模型を戻すには、 リセッ トボタン (2.10) を押します。
5. 訓練の準備
人体模型はスーツケースに収納されて納品されます。 スーツケースを開けて人体模型をと
脚部を出します。
5.1. 胴体を脚部に取り付け ③
胴体の腰のあたりを少し 下げます。 脚部を取り付ける位置に置き、 腰の部分にある 2 つの
く ぎを人口模型の体の下の方にある接合するへこみに入れます (3.1 参照)。
2 つの Velcro ス ト ラップをかたく体にしめます(3.2 参照)。
脚部を取り外すには、 Velcro ス ト ラップを取って、 脚部を離します。
5.2. インジケーターバー
留め具を押してインジケーターを有効にします。 インジケーターが有効でない(引っ張られ
ている)場合は、 胸部を圧迫中に人体模型とインジケーターが損傷することはありません。
5.3. 胸部のしこりの調節 ④
必要であれば人口模型の背面にあるネジを緩めて、 胸部のしこ りを調節できます。 しこ りを
減らすには 'LOW' に設定し、 増やすには 'HIGH' の位置に設定します。
表示される値は約 6 N/mm (0,6 kg/mm) と 11 N/mm (1,1 kg/mm) で、 1 mm の力で胸部を
圧迫することが適用されます。
例: 'LOW' の設定で 40 mm で胸部を圧迫すると、 約 240 Newton (24 kg) の力です。
通常の設定は 'MEDIUM'で約 8,5 N/mm (0,85 kg/mm) です。
5.4. 電池の配置 ⑤
電池は人口模型の背面にあります。 留め具を押して電池パック(5.1) を開けて取り外し
ます。
注記: 電池部分に電池を正しく気を付けて置いて ください。
5.5. 電源 ⑤
直線型の接続プラグ (5,5 x 2,1 x 12 mm) の一般の外部 AC/DC アダプター (出力 12 V /
2,0 A)を使用して、 人口模型の電源を入れることができます。 コネク ターを電池部分にある
ソケッ トに接続します(5.2 参照)。
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6. 人体模型の使用
6.1. 人工呼吸 ⑥
人口模型は通常蘇生器が使用されるので、 衛生システムは提供されません。 マウスツーマウ
スまたはマウスツー ノーズの人工呼吸向けには設計されていません。
人工呼吸はマスクを装着し人工呼吸器 (6.1) で行うか、 気管内チューブ (6.2) またはその他
の最新の起動管理デバイスを介して人工呼吸を行います。
正しく人工呼吸を行う と人口模型の胸部が上がったり下がったり します。 バッグ/マスク 人工
呼吸を行う と、 胃が膨らむことがあります。 これは人口模型の胃が上がってしまったことが
原因です。 これは人工呼吸が速すぎたり、 容量が多すぎたり、 または頭部が正しく固定され
ていない場合に発生します。 実際の状況で挿管チューブを介して人工呼吸を行う と、 チュー
ブが正しく配置されていれば胃が膨らむリ スクが減少します。
6.2. オフ
人口模型を口から挿管します(経口挿管)。 鼻からの挿管(経鼻挿管)はできません。
挿管は ET-tube (8 mm I.D. の気管内チューブを推奨)、 supraglottic airway 、 または
Combitube
TM
などの最新の気道管理デバイスで行って ください。
喉頭鏡や気管内チューブの挿入は、 かなり痛みを伴うのでとても慎重に行って ください。 付
属の水溶性の潤滑ジェルを使って、 経口挿管の下から声帯を模範した白のス ト ライプまで
の舌の部分を滑らかにし、 舌の部分はよ く乾燥するので潤滑剤を塗ることは重要です。 潤
滑ジェルを直接舌の部分にかけるのではなく、 その部分に薄く塗って滑らかにします。 ま
た、 気管チューブと喉頭鏡にも潤滑ジェルを塗ることは重要です。
滑らかでないと、 その部分、 特に下の部分が損傷し、 また舌の部分からフェースピースが取
れてしまうおそれがあります。
シリ コン オイルまたはシリ コン スプレーを使用すると、 その部分がねばねばして洗浄で
きなく なるので絶対に使用しないでください。 ユーザーは絶対にフェースマスクを取り外さ
ないでください。 サービスまたは修理中以外分解しないでください。
6.3. 圧迫 ⑦
外的胸部圧迫を訓練でき、 圧迫の深さはミ リ メートル単位でインジケーターバーに表示さ
れます。 患者の胸部が柔らかい、 普通、 硬い場合のそれぞれを再現するために胸部のしこ
りを調節することができます。
胸部の圧迫中は正しい圧迫ポイントを圧迫していることを確認し、 インジケーターには間
違った手の位置も示されます(7.1 参照)。
頚動脈波は胸部圧迫中、 または ECG 制御で手動でシミュレートして首の両側で感じるこ
とができます(7.2 参照)。
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