手動バルブアセンブリ上部の組み立て手順
1.
プレート (品目11 図1D) とベアリング (品目12) をキャップの
中に配置します。
2.
Oリング (品目10) をキャップの溝に取り付けます。
3.
Oリング (品目15) とバックアップリング (品目14) をシャフト (品
目13) に取り付けます。 Oリングは、 シャフトのねじ加工されて
いる側に最も近い位置に配置します。
4.
ロールピン (品目17) をディスク (品目16) の貫通穴に通します。
ディスクのフラッ ト面側からシャフト (品目13) を挿入します。 シ
ャフトの貫通穴とディスクの貫通穴の位置を合わせ、 ロールピ
ンを押し込むかあるいはハンマーで叩いて、 ロールピンの端
面をディスク円周面に合わせます。
5.
シャフトに取り付けたOリングとバックアップリングにグリース
を塗布します。 シャフトとディスクのアセンブリをバルブキャップ
(品目9) に挿入します。
6.
本体 (品目23) のタンク側の穴を除く3つの穴のそれぞれにバネ
(品目22) を挿入します。
7.
VM33MとVM43M以外のすべてのモデル : 各シャーシール (品
目18) に2つのバックアップワッシャー (品目19) と1つのOリン
グを取り付けます。 Oリングは2つのバックアップワッシャーの
間に取り付けます。
8.
VM33MとVM43Mモデルのみ : シャーシール (品目84) に1つの
バックアップワッシャー (品目85) と1つのOリング (品目86) を
取り付けます。 Oリングはバックアップワッシャーの下に取り付
けます。
9.
Oリングとバックアップワッシャーにグリースを塗布します。 シ
ャーシールアセンブリを本体 (品目23) に手で挿入します。
10. 本 体 を キャップ に 2 個 の ネ ジ ( 品 目 2 4 ) で 取り付 けます。
3.9688mm(5/32インチ)の六角レンチを用いて手の力で締め
ます。
11. 本体に4個のOリング (品目25) を取り付けます。
12. 4本のソケットヘッドキャップネジ (品目7 図1A、 1B) を用い
て、 バルブアセンブリ上部をマニホールドまたはロッキングバ
ルブブロックに取り付けます。 28-34 ft-lbs[38-46 Nm]のトルク
で締めます。
13. バルブキャップ (品目9 図1D) の穴にバネ (品目6) を挿入しま
す。 ボール (品目5) をバネの上に取り付けます。
14. VM33MとVM43M以外のすべてのモデル : ディスク (品目4) を、
端部が鋭角になっている側を上向きにし、 ボールに載せるよう
にして、 シャフトに取り付けます。 ハンドル (品目3) をシャフトに
取り付けます。
15. VM33MとVM43Mモデルのみ : 組み立てられた状態のまま、 ハ
ンドルキャップ (品目66) 、 レバー (品目67) 、 ノブ (品目68) をシ
ャフトに取り付けます。
16. ワッシャー (品目2) をシャフトに通します。 Loctite 222をネジ (
品目1) のネジ山に塗布し手で締めます。
ロッキングバルブブロックのみの組み立て手順 :
1.
所定の圧力 (10トンラムで13.4 バール[1.34 Mpa、 195 psi]もし
くは5トンラムで26.2 バール[2.62 MPa、 380 psi]) で、 ボール (品
目35 図2、 3) をシート (品目39) にはめ込みます。 4方ブロック
の場合は2つのアセンブリを、 3方ブロックの場合は1つのアセ
ンブリを作成します。 これらの部品を脇によけて保管しておき
ます。
2.
Oリング (品目36) とワッシャー (品目37) を各シートに取り付
け、 グリースを塗布します。 これらの部品を脇によけて保管して
おきます。
3.
ガスケッ ト (品目32) とOリング (品目33) を各プラグ (品目31) に
取り付けます。 これらの部品を脇によけて保管しておきます。
4.
バルブブロック (品目43) のボアをオイルで潤滑します。
5.
3方ブロックの場合のみ : ボールの押し付けを行っていないシ
ートのアセンブリ (品目36、 37、 39 ‒ ボールなし) をボアの片方
の端に取り付けます。 この作業には専用工具AT100479を使っ
てください。 この側にはボール (品目35) またはバネ (品目34)
は取り付けてはなりません。 図2を参照してください。
6.
4方ブロックの場合のみ:最初のシートアセンブリ (品目36、
37、 39) を、 ボール (品目35) が上に来るようにしながら、 ボ
アのいずれかの端に取り付けます。 この作業には専用工具
AT100479を使ってください。 図3を参照してください。
7.
4方ブロックの場合のみ : バネ (品目34 図4) をグリースに浸
けプラグ (品目31) に取り付けます。
8.
プラグアセンブリ (品目31〜33および、 使われている場合は品
目34) を、 シートを取り付けたのと同じ側のボア開口部にねじ
込みます。 85-95 ft-lbs[115-129 Nm]のトルクで締めます。
9.
バルブブロック (品目43 図2、 3) の上下を逆さまにして、 ボア
の反対側の端を上に向けます。 ボアをオイルで潤滑します。
10. ピストン (品目42) にOリング (品目41) と2つのバックアップ
ワッシャー (品目40) を取り付けます。 ピストンアセンブリ (品
目40〜42) をボアに取り付けます。 この作業には専用工具
AT100479-1を使ってください。
11. 2つ目のシートアセンブリ (品目36、 37、 39) を、 ボール (品目35)
が上に来るようにしながら、 ボアに入れて取り付けます。 この作
業には専用工具AT100479を使ってください。
12. バネ (品目34) をグリースに浸けプラグ (品目31) に取り付けま
す。
13. プラグアセンブリ (品目31〜33) とバネ (品目34) をボアの開口
部にねじ入れます。 [115-129 Nm](85-95 ft-lbs)のトルクで締め
ます。
14. Oリング (品目26 図1B) をマニホールド (品目27) に取り付け
ます。
逃し弁の調整
バルブアセンブリには使用者が設定できる逃し弁が付いています。
圧力は以下に従って調節します :
VM33、 VM33M、 VM43、 VM43Mのみ
1.
「A」 ポート (図10) に[0-1,035 バール](0-15,000 psi) の圧力計
を取り付けます。
2.
VM43とVM43Mモデルのみ : 「B」 ポートに9.525(3/8インチ)パ
イプ栓を取り付け、 [33 Nm](25 ft-lbs )のトルクで締め付けま
す。
3.
逃がし弁ロックナッ トを弛め、 設定ネジを調節できる状態にし
ます。
4.
バルブハンドルを中立位置 ( 「3」 ) まで回します。 VM33およ
びVM43バルブのハンドル位置は図11を参照してください。
VM33MおよびVM43Mバルブのハンドル位置は図12を参照し
てください。
5.
ポンプを始動してオイルを温めます。
6.
バルブハンドルを前進位置 ( 「1」 ) まで回します。 圧力が高まる
のを待ちます。
7.
圧力を上げる場合 : 目的の圧力に達するまで、 逃し弁の設定ネ
ジをゆっく りと時計方向に回します。
注 : マニホールド内の内部チェックバルブにより、 設定ネジを
反時計方向に回しても圧力は下がらないようになっています。
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