プログラミングモードを終了するには、"ESC"
キーを押して最初の画面に戻ります
5. プログラミングパラメータ
5.1. モデル
ドライバは自動的に認識されることはないた
め、メニューの "モデル" を選択する必要があ
ります。
この選択により、複数のパラメータについてデ
フォルトの調整が自動的に変更されます。
5.2. トルクレベル
所要組み立てトルクは、所定のツールのトルク
範囲の割合で調整します。たとえば SLC 100 ツ
ールの場合、ハードジョイントの 50 % の調整
で、組み立てトルクは約 6 Nm になります。
このトルク値は、たとえば ALPHA TESTER で確
認・調整します。
トルクレベルは、メイン画面に "トルクレベル"
で表示されます。
5.3. ジョイントのタイプ
ツールを操作するジョイントのタイプ(ハー
ド、ソフト)を選択する必要があります。
代表的なソフトジョイントは、プラスチックや
シートメタルのセルフタッピングネジ、可塑性
素材 (ガスケットなど) の ISO ネジです。代
表的なハードジョイントは、金属片でできたア
センブリです。
選択したジョイントのタイプが "ソフト" のと
き、ドライバは選択された速度で動作します
(5.6参照)。
選択したジョイントのタイプが "ハード" のと
き、ドライバは、選択時の選択された速度で動
作し (5.4参照)、その後、速度は自動的に減少
し、選択されたトルクに近づきます。
選択された締め付けのタイプが正し
くない場合、締め付けの結果は正確
になりません。
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5.4. アプローチ時間
このオプションは、選択した締め付けが "ハー
ド" のとき選択できます。
この場合、最小 MIN (機能除外) と 10.0 秒の間
の時間を選択できます。
この時間により、ドライバが選択された速度で
動作する時間 (アプローチ速度) が決まります。
この時間を過ぎると、速度は自動的に減少し、
コントローラによって決まり、トルクレベルに
よって異なる値 (締め付け速度) になります。
アプローチ時間の値は、メイン画面に文字 Z で
表示されます。
アプローチ速度を調整すると、長い
ネジの締め付け時間が短くなるだけ
です。このフェーズでトルクに達
した場合(高速時)、締め付け結
果は正確さが低下します。これを避
けるには、短いアプローチ時間から
始め、最適時間に達するまでゆっく
り時間を長くすることをおすすめ
します。
このフェーズでトルクに達した場合、画面に
NOK (NG)メッセージが表示され、音が3回
鳴ります。
出力信号 "エラー"、"トルク" が同時に送られ
ます。
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Issue no: 06
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