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コミッショニング
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ポテンショメータ付きセンサ(IO-Link なし) :
ポテンショメータを使用して感度を調整します(タイプ:270°、 ) 。右回転: 予備能
増加; 左回転: 予備能減少。ポテンショメータを「最大」に設定することをお勧めし
ます。 非偏光の表面、 極小対象物または透明体では、 予備能を低くする必要がある
場合もあります。
HL18T:標準仕様のポテンショメータによる感度調節が備わった透過材用センサ
透明体を検出するための調整(> 10%減衰) :対象物をセンサとリフレクタの間に
配置します。感度を下げます。センサの上部と背面にある黄色の LED 表示灯が消
灯するまで、ポテンショメータを回し続けます(タイプ:270°では反時計回り) 。
センサに信号強度インジケータが備わっている場合は、赤色 LED だけが点灯する
ようにします。
透明体を取り除きます。黄色の LED 表示灯が点灯すれば、セットアップが完了し
たことを意味します。センサに信号強度インジケータが備わっている場合は、黄色
の LED と場合によっては緑色の LED がいくつか点灯します。
透明体を取り除いた際に黄色の LED 表示灯が点灯しない場合は、方向調整と使用
条件を点検してください。
HL18G:ティーチおよび AutoAdapt で感度調節を行う透過材用センサ:
回転できる範囲の上半分に時計回りに回すと、ティーチプロセスが開始します。回
転できる範囲の下半分に反時計回りに回すと、ティーチプロセスが完了し、センサ
が実行モードに戻ります。
3 種類のティーチモードがあります:
•
モード 1:透明体からの信号減衰が 10%を超えている場合にスイッチング。典
型的な使用例は PET ボトルなどの極めて透明なターゲットです。
モード 2:透明体からの信号減衰が 18%を超えている場合にスイッチング。典
•
型的な使用例は透明なガラス製の対象物です。
•
モード 3:透明体からの信号減衰が 40%を超えている場合にスイッチング。典
型的な使用例は色付きガラスや不透明の対象物です。
ティーチプロセスを開始する前に、センサとリフレクタの間に視界を遮るものがな
い状態にします。そして、ポテンショメータを回転範囲の上半分まで時計回りに回
します。センサの上部と背面にある黄色の LED 表示灯が一時的に消えて、ティー
チが開始されたことが示されます。約 1 秒後、黄色 LED が点滅し始めて、ティー
チモードの準備ができたことが示されます。希望のティーチモードを選択するに
は、ポテンショメータを回転範囲の上半分の同じ位置に一定時間以上維持します。
モード 1:1~5 秒
•
•
モード 2:5~10 秒
モード 3:10 秒以上
•
ティーチモードが変化した際に、センサの上部と背面にある緑色の LED 表示灯が
1 回点滅することに注意してください。
希望のティーチモードを選択したら、ポテンショメータを回転範囲の下半分まで反
時計回りに回します。ティーチプロセスはこれで完了です。検出の点検として、図
G に示されているように透明のターゲットをセンサとリフレクタの間で動かして、
そして更にターゲットが存在している場合には黄色 LED の状態が変化することを
確認します。そうならない場合は、方向調整と使用条件を点検してください。
ポテンショメータ付きセンサ(IO-Link あり) :
検出距離の調整は、ポテンショメータ(タイプ:270°)を使用して背景に対応す
る形で行います。
右回転:ティーチモードへ、左回転:ランモードへ。
ティーチプロセスを開始する前に、センサとリフレクタの間に視界を遮るものがな
い状態にします。黄色 LED 表示灯が点滅するまで、ポテンショメータを右回転さ
せてティーチモードにします。信号強度インジケータを使ってティーチの間に受
信している信号の強度を判断し、センサをリフレクタに合わせて方向調整します。
LED が強く点灯すればその分、 センサに戻されている光は強いことになります。テ
ィーチを正常に行うために、信号強度インジケータが必ずしも完全に点灯させる必
8017290.1A15 / 2020-12-14 | SICK
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