6.3
ファインフィルターの交換
フィルタークリーニングの有効性は、流速を(内部圧力センサーで)モニターし判断されます。
2時間経たないうちに、連続して数回フィルタークリーニングが必要になる場合は、ファインフィルタ
ーがひどく目詰まりしていて、フィルタークリーニングでは十分な効果が得られないということですの
で、ファインフィルターの交換が必要です。
これは、以下の通りお知らせします:
♦ ディスプレー(24, 図2)に「F」表示されます。
♦ 15分の間に、1回3分間の長いピープ音が2回鳴ります。
吸引のスイッチを切ると、エラーメッセージは消えます。
ファインフィルターの交換が求められた場合、繰り返しクリーニングをしても吸引力が十分に改善され
ない場合や短時間しか改善しない場合は、必ず直ちにファインフィルターを交換してください。さらに
動作させると、装置が故障する可能性があります。
ファインフィルターを交換する際には、漏れないように、正しくぴったりと取り付けられていることに
注意してください。この説明書の最後にある取り付け方法を参照してください。これは、新しいファイ
ンフィルターにも付属しています。
6.4
自己診断
自己診断により、制御システムがタービンと電子部品の機能をチェックします。障害が検出されなけれ
ば、自己診断終了後直ちに吸引できる状態になります。エラーが検出されたら、それが知らされます。
自己診断はマニュアルで起動し、その後、一度で実行されます。
⇒ 運転モードボタン (21) を3秒間押します。
JA
♦ ディスプレーに「d」が点滅します。
⇒ エンターボタン(27)を押します。
自己診断の間:
• ビープ音が鳴ります。
• 少しの間、全ての表示がオンになります。
• 「d」(診断)がディスプレー(24, 図2)に表示されます。
• 制御プログラムが内部の様々な部品をチェックします。
• 少しの間、吸引タービンのスイッチがオンになります。
6.5
ヒューズ
集塵装置のヒューズは2つの装置保護スイッチ(10、図 1)で構成されています。
ボタンを押し込むと、動作した装置保護スイッチがリセットされます。
繰り返して装置保護スイッチが切れてしまう場合は、装置が故障しています。装置を修理に出してくだ
さい!
6.6
交換部品
消耗部品もしくは交換部品は、インターネット上の www.renfert.com/p918
にある交換部品リストに記載されています。
以下の項目番号を入力してください。:29350000.
保証の対象外となる部品(消耗部品、消費部品)は、交換部品リストにマー
クされています。
シリアル番号と製造日は、ユニットの型式ラベルに記載されています。
6.7
工場出荷時設定
⇒ 装置のスイッチをオフにします。
⇒ [-]キーと[+]キーを同時に押します。
⇒ 装置のスイッチをオンにし、そのボタンを3秒間押し続けます。
♦ 4個のランプ全てが、3回点滅します。
♦ 全ての設定値が、工場出荷時設定にリセットされました。
♦ 集塵装置が自動フィルタークリーニングを行います。
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図 14