CareFusion Snowden-Pencer Manual Del Usuario página 52

• この装置に既定されている最大値1kVpを超えない
ようにします。電気手術用ジェネレーターを最大ピ
ーク出力電圧に合わせて設定します。
• 単極装置を使用する場合は、患者の火傷や怪我の危
険を避けるために、装置とジェネレーターにアース
パッドなどの分散電極を使用することが必要です。
パッドの大きさと配置場所を確認し、患者を動かし
た後は常に再確認を行うようにします。この装置は、
患者との接触を示す接触性確認モニター（リターン
電極モニター）と信号機能を搭載しているHFジェ
ネレーターで使用することが推奨されます。
• 高周波手術用器具と生理学的モニタリング器具をひ
とりの患者に同時に使用する場合は、モニター用の
電極を手術器具の電極からできるだけ離すことが必
要です。針モニタリング電極は推奨されません。ど
の場合でも、高周波電流制限器具を組み入れること
が推奨されます。
• 伝導性のある液体（例、血液や生理食塩水）が通電
中の電極に直接触れると、電流や熱を伝えて、患者
に火傷を負わせることがあります。
• クリーニングや滅菌にはできるだけ非可燃性の洗浄
剤を使用するようにしてください。クリーニングや
滅菌用の可燃性の洗浄剤および試薬や接着剤の溶剤
は揮発させてから、HF手術器具を使用してくださ
い。患者の身体の下や、臍などの身体の窪み、膣な
どの体腔内に可燃性のある液体が溜まる危険があり
ます。こうした場所に溜まった可燃性のある液体は、
HF手術器具を使用する前に必ず拭き取ってくださ
い。内因性ガスの発火の危険について注意を促して
ください。酸素が飽和状態になっていると、HF手
術用器具の正常の使用で発生するスパークによって
コットンやガーゼなどの素材が引火することがあり
ます。
• 手術の部位が咽喉や頭部の場合は、可燃性の麻酔薬
や亜酸化窒素(N O)や酸素などの酸化ガスと酸素は
これらが吸引されない限り、使用は避けてください。
• 静電結合を低減するために、装置は対象組織にエネ
ルギーを伝える位置に配置されてから起動してくだ
さい。
• 電気手術ユニットを吸入/潅注器具と同時に起動す
ると、エネルギー経路に変更をきたし、対象組織か
ら逸れることがあります。
• 付属装置が正しく接続されていないと、付属装置が
意図せず起動するなどの危険な状況が発生する恐れ
があります。
• アダプタと付属品を装置に取り付ける場合は、必ず
装置の電源をオフにします。これを怠ると、患者や
手術室内のスタッフが怪我や感電する恐れがあります。
• 電気手術ユニットの一番低いパワー設定から開始し
てください。適切な切開や血液凝固を行うには、患
者のサーキットをチェックし、徐々に電力を上げて
いきます。注：出力電力は、意図する用途向けの最
も低いものを選択します。
• 装置を患者に接触させてから装置を起動するように
してください。
• 高周波手術器具の操作によって発生する干渉は、他
の電子機器の操作に悪影響を与えることがあります。
• 低周波電力の使用は神経筋に刺激を与えることがあ
ります。
• 電気手術器具用発電機が故障すると意図せずに出力
電力が高くなることがあります。
• 本器具に変更を加えることはできません。
• トロカールの直径が5mm剪刀と互換性があること
を確認してください。これを怠ると絶縁が損なわれ
ることがあります。
• 対象組織に接触せずに長時間励起されると絶縁の劣
化につながります。
注意
• 装置は常にカメラの視野内で使用し、他の装置を使
用する場合には装置の絶縁部分を損傷しないように
注意します。
• 電気手術器具による切断や血液凝固の最中に、噴霧
抽出が必要になることがあります。
• Snowden-Pencer 器具の取り扱いや操作は、これら
の器具の使用、組立、分解に精通した医療従事者が
行います。
• これらの器具は、本来の手術用途でのみ使用してく
ださい。
• 意図された用途以外に用いると器具に損傷を与えた
り、破損させることがあります。
• 怪我を防止するために、器具（絶縁部分を含む）と
付属品は毎回使用前に点検してください。特に、電
極ケーブルおよび内視鏡と併用する付属品は損傷を
調べるために点検が必要です。
• 正しく機能しなかったり、テストや目視試験に合格
しなかった場合には、Snowden-Pencer 器具は使用
しないでください。
• 損傷の原因となりますので、機械的な衝撃や過度の
ストレスを器具に加えないようにしてください。