ポスト プロダクションワークフロー
78
VIDEO DATA
RAW FILM DATA
RAWワイドダイナミックレンジ – Blackmagic Cinema
Cameraは、 広いダイナミックレンジで映像を捉え、 ディテール
を保持します。
グレーディング済みの最終ショット – ディテールおよび
ハイライトが修正され、 シネマライ クなショットを得られます !
クリッ プの編集
お気に入りの編集ソフトウェアでクリップを編集するには、 クリップを内蔵/外付けドライブまたはRAIDにコピーし
て、 ソフトウェアにインポートします。 あるいは、 クリップをSDカードから直接インポートしたり、 外部SATAアダ
プター、 SSDドック、 ドッキングケーブルを使用してSSDから直接インポートしたりすることもできます。
DaVinci ResolveでRAWファイ ルを使用
CinemaDNG RAWクリップは一見、 色褪せあるいは露出過多のように見えますが、 これはクリップにハイレベルな情
報が含まれているためです。 RAWファイルクリップを編集するには、 まずクリップを一般的なビデオのようなルック
に変換する必要があります。 あるいは、 先にグレーディングを行い、 グレーディング済みのクリップを編集します。
ベーシックな色変換をしたい場合は、 RAWクリップをDaVinci Resolveにインポートして、 ルックアップテーブル
(LUT) を適用します。 LUTは基本的なカラーグレードを適用して、 一般的なビデオのルックにします。 グレーディ
ングしたクリップは、 一般的にProRes設定でエクスポートされ、 編集後に行う最終のカラーグレーディングまでプ
ロキシとして使用されます。
RAWクリップをDaVinci Resolveで変換:
ステップ 1.
新しいプロジェクトを開き、 ビデオ解像度およびフレームレートを使用するRAWビデオクリップに合わ
せて設定します。 ここでは解像度を1080p、 フレームレートを25に設定します。
ステップ 2.
CinemaDNG RAWクリップをメディ アプールにインポートします。
ステップ 3.
「Project Settings」 へ行き、 「Input Settings」 を 「Scale Entire Image to Fit」 に設定します。
ステップ 4.
「Project Settings」 の 「Camera Raw」 タブへ行き、 ドロップダウンメニューから 「CinemaDNG」 を選
択します。 「Decode Using」 を 「Project」 に設定します。
ステップ 5.
使用する素材に最も適した 「White Balance」 設定を選択します。
ステップ 6.
「Color Space」 を 「BMD Film」 に、 「Gamma」 を 「BMD Film」 に設定します。
LUTを適用するには、 「Project Settings」 の 「Look Up Tables」 へ行き、 「3D Output Look Up Table 」
を 「Blackmagic Cinema Camera Film to Rec709」 に設定します。
これで、 タイムライン 上のすべてのショットにLUTが適用されます。 「Color」 タブをクリックして結果を確認してくだ
さい。 映像のカラーおよびコントラストに向上が見られます。