Laerdal SimBaby Manual Del Usuario página 70

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シミュレータでは、以下の機能を使用して自発呼吸をシミュ
レーションします。
  – 胸郭の上下
  – 呼吸数の設定に合わせ、シミュレーション用患者モニタの画面
と肺音が変化します。
1 回換気量は、 選択された呼吸数に合わせて変化します。
SimBaby は、さまざまな気道管理デバイスおよび手技に対応
しています。以下にいくつか例を挙げます。
  – バッグバルブマスク (BVM)
  – 経口/経鼻エアウェイ
  – 気管チューブ-経鼻または経口 [推奨チューブサイズは 3.5 mm  
です。スタイレットの使用もできますが、チューブの先から気
管内へスタイレットが出ないようにご注意ください]
  – ラリンゲルマスク (LMA) [レールダル SimBaby では LMA クラ
シックと
LMA ユニークが使用可能。推奨サイズは 1.5 ]
  – ファイバースコープ挿管
  – 経鼻胃チューブ挿入
  – 喉頭鏡の使用および気管挿管の実施には適切な手順と技術が必
要です。
  – 気道確保用器具を正しく使用すると、患者シミュレータを換気
することができます。
シミュレータには肺が
2 つ装備されています。
気管支の接合部が解剖学的に正確に作られているため、挿管が深す
ぎると右肺のみに換気されます。
コンピュータのユーザーインターフェースを使用して、以下の気道
機能を有効化/無効化することができます。
  – 咽頭閉塞
  – 舌浮腫
  – 喉頭痙攣
  – 肺コンプライアンス低下
  – 右/左肺抵抗の増加
  – 気胸
  – 胃膨満
の排出
CO
  – 呼吸回数
2
  – 呼吸パターン
• 
シーソー呼吸
• 
陥没呼吸
• 
片肺呼吸
  – 無呼吸
  – パルスオキシメトリー
  – 呼吸音 
警告:気道確保用器具の使用前には、デバイスに予め少量の潤
滑スプレーを塗布してください。シミュレータの気道には、潤
滑スプレーをなるべく少量使用するようにしてください。
潤滑スプレーを使用した場合には、セッションまたはコース
終了後に必ず食道フィルタを交換してください。
機能
胃膨満
BVM 使用時に換気圧が高値になりすぎると、 胃膨満が起こります。 
経鼻胃チューブを挿入する等の適切な対応がとられた場合は、ソフ
トウェア経由で胃膨満を解除することができます。
呼吸
警告:自発呼吸用バルーンに損傷を与えないよう、自発呼吸
が機能しているときは胸骨圧迫を実施しないでください。
気胸
左肺の気胸を再現することができます。この場合、換気時はシミュ
レータ胸部の片側のみが上昇します。
チェストドレーン
左腋窩中線からチェストドレーンを挿入することができます。 
左腋窩中線の第 
4  および第  5  肋間を切開し、胸腔ドレーンを挿入し
ます。
穿刺による減圧
穿刺による脱気は、左鎖骨中線、第 
2   肋間で実施できます。緊張
性気胸の処置として脱気を行う場合、穿刺針は
22G をお薦めしま
す。より細いゲージの針を使用すると胸部スキンおよびバルーンが
長持ちします。
 供給源
Air・CO
2
コンプレッサによる圧縮空気あるいはその他の種類の圧縮空気ソー
スがレギュレータユニット経由で提供されるため、以下に挙げる機
能を実行することができます。
  – 気道合併症
  – 自発呼吸
  – 緊張性気胸
  – 頸動脈脈拍
コンプレッサユニットは、
110 または 230 ~ 240V AC で動作します。 
ソースに接続して
の排出を再現することができます。
CO
CO
2
2
循環
除細動
警告
  – 除細動器の使用に関する一般的な安全上の注意をすべて守って
ください。
  – 体外ペーシング用コネクタはシミュレータの除細動コネクタに
接続してください。 
  – 十分な接触を保証するものではないため、除細動パッドは使用
しないでください。 
システムには、さまざまなペーシング閾値があり、さらにペーシン
グキャプチャを無効にすることもできます。ペーシングキャプチ
ャにより、脈拍が心拍数と同期され、患者モニタに調律が表示され 
ます。
患者シミュレータには
2 つの除細動コネクタが付属しています。心
電図モニタリングも可能です。インストラクターは、ソフトウェア
の設定で「除細動無効」を選択することができます。これは、除細
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セッ トアップ
動ショックが選択した待機調律へ自動変化するかどうかを決定しま
す。パドル式除細動器を使うときは、付属の除細動‐手動アダプタ
を使用してください。
注:心電図コネクタは心電図モニタリング専用に設計されてい
ます。 心電図用コネクタへは絶対に除細動を行わないでくださ
い。 コネクタに高電圧が生じる恐れがあります。 ( 「 注意と警告」
セクションを参照。 )  心電図用コネクタで除細動を行うと、 内部
の電子部品が損傷し、 部品の交換が必要になります。
脈拍
SimBaby では以下の脈拍が触知可能です。
  – 両側鼡径部
  – 左橈骨部および左上腕拍動
  – 脈拍は  ECG  および体外ペーシングによるキャプチャと同期し
ます。
  – 脈拍はいったん開始すると約  5  秒間続きます。
注:過度に力を入れると脈拍を感知できなくなります。
音声
上半身には多くのスピーカーが内蔵されており、実物に近い
聴診音が聞き取れます。
  – 両肺
  – 心臓
体動
体動をシミュレーションするには、 シミュレータを硬い台に乗せる必
要があります。 ベッドやマットレスなど、 設置面が柔らかい場合には、
段ボールなど、硬いものをシミュレータの下に敷いてください。
薬剤と
IV
右腕は
IV スキル専用で、以下の処置が行えます。
  – 静脈穿刺
  – 静脈切開
  – 薬剤投与
• 
輸液
• 
両脚には
IO および IV アクセスができ、下肢は交換可能
です。 
循環
血圧測定アーム
左腕は血圧測定アームで、橈骨動脈拍動と上腕拍動およびコロトコ
フ音の測定が可能です。
Link Box に接続され、左腕  (血圧測定アー
ム)  の上腕に設置された付属の血圧カフを使用して血圧を測定する
ことができます。
血圧設定はコンピュータ経由で制御され、心電図機能にリンクして
います。したがって、血流を伴う心電図から血流を伴わない心電図
に変更すると、これが血圧設定に影響を及ぼすため、血圧設定は新
規心電図に従って変更されます。血流を伴わない心電図では、呼吸
(RR) が「 0 」に変わります。血流を伴う心電図に変更するまで血
圧は「
0/0 」のままとなります。
聴診間隙をシミュレーションすることもできます。
IV アームの接続
静脈は漏出しにくい構造で繰り返し穿刺トレーニングができますが
同じ個所に何度も穿刺すると、液漏れの原因になります。穿刺する
場所を変えたり、細い注射針を使用したりすると静脈が長持ちしま
す。静脈と皮膚は交換可能です。
IV アーム(右腕)では擬似血液バッグのチューブを右腋窩部部から 
でている
2 本の静脈のうち 1 本に接続することで擬似血液を使用
することができます。必要量の擬似血液を擬似血液バッグに注入
し、クランプを解除して、擬似血液を静脈内に充填します。もう一
方の静脈から血液が排出されたら再度クランプします。注射針は
22G 、または 22G より細いものを使うことで IV アームのスキンが
長持ちします。薬剤投与や輸液の訓練をする場合は、リザーバー用
に別の
IV バッグを接続してください。
警告: IV アームへの輸液・薬剤投与のトレーニングを行う場合 
は、終了後すぐにアームから液体を除去してください。
下肢 (
IV/IO レッグ) の接続
IV/IO トレーニング用に疑似血液を使用することができます。 付属の
疑似血液を使用し、 適量の疑似血液と水を混ぜて
IV バッグに注入し
ます。 
IV/IO の訓練を始める前に、下肢に疑似血液を充填します。シリン
ジを使い、下肢の裏側にある排出プラグから充填します  ( 脚に空気が 
残らないように排出プラグを最も高い位置に維持してください)。
付属の血液システム用チューブ
2 本を下肢上部のラテックス製静脈 
の開口部に接続し、疑似血液がチューブから脚に流れ込むまで注入
します。この手順が終わるまで排出プラグを閉めないようにして
ください。血液が自由に流れるようになったら排出プラグを閉じま
す。
IV トレーニングに 22G 以下の針を使用すると、 IV レッグスキン
と静脈が長持ちします。 
IO トレーニングには、 14G 以下の針をお薦めします。 IO 穿刺を行っ 
た場合は、各コース終了後に下肢を交換してください。
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