この時計は、設定した現地時間を基準にして午前2時ごろに同期化
を開始します。そのため居場所に合わせてタイムゾーンを設定す
ると受信しやすくなります。タイムゾーンが合っていないと、時
計はそれまで設定されていた標準電波送信局と同期を取るよう試
みます。
例: 日本からヨーロッパへ旅行に行くとします。時計にはJST日本
標準時がメモリーされており、JST時間に合わせて中央ヨーロッパ
標準時間の前日18時に同期化が行われます。この時間帯には、夜
間の同期時よりはるかに多い干渉信号が発信されているため、最
適な受信時間が少なくなります。
タイムゾーンが正しく設定されていると、対応する送信局周波数
の優先度がチェックされます。これに伴い、送信局チェックの時
間が短縮され、電力消費量が低減します。
重要なご注意:
他の受信エリアへ旅行に出かけた場合(例えば日本からドイツへ
)、自動時刻同期は時計の次回受信時に行われることになります
。時計が時報信号を受信できない場合は、手動で送信局を呼び出
して下さい(6.1章をご覧下さい)。
4. 機能について
ご注意:ユンハンス・ソーラーマルチフリークエンシー電波腕時計
には、モデルに応じてプッシャー、またはケース内埋め込み式修正
ボタンが装備されています。埋め込み式修正ボタンを操作する際に
は、先の尖った適切な道具をご使用下さい。
ボタンロック(モデルによって異なる)
ユンハンス・ソーラーマルチフリークエンシー電波腕時計のモデル
によっては、T2ボタンをロックすることができます。
セーフティスライダーによるボタンロック:
セーフティスライダーが噛み合って赤いマー
クが見えるようになるまで、T1とT2間のセ
ーフティスライダーを下側にずらします(T2
T1
方向)。
セーフティスライダーを再び上にずらすと
(T1方向)、T2のすべての機能を利用でき
T2
るようになります。
リュウズによるボタンロック:
リュウズが噛み合い、左図のように赤いマー
クが見えるようになるまで、リュウズを回し
T1
ます。
リュウズを半回転させると、T2のすべての機
T2
能を利用できるようになります。