警告: 本製品を清掃、修理またはメンテナ
ンスする前に、安全に関する章を読んで理
解してください。
メンテナンススケジュール
メンテナンススケジュールに従うようにしてください。
メンテナンス間隔は、毎日の本製品の使用から計算され
ます。製品を毎日使用しない場合、メンテナンス間隔は
異なります。本取扱説明書に記載されているメンテナン
ス作業のみを行ってください。本取扱説明書に記載され
ていない他のメンテナンス作業については、認定サービ
スセンターにお問い合わせください。
毎日行うメンテナンス
•
外面を清掃します。
•
スロットルトリガーロックとスロットルトリガーが
正常に動作することを確認します。
•
チェンブレーキを清掃し、チェンブレーキが正常に
動作することを確認します。
•
チェンキャッチャーに損傷がないかどうかを点検し
ます。損傷している場合は、チェンキャッチャーを
交換します。
•
より均一に摩耗するように毎日、ガイドバーを回転
させます。
•
ガイドバーの潤滑孔が詰まっていないことを確認し
ます。
•
クラッチカバーの下から、切り屑などのごみを取り
除きます。
•
ガイドバーの溝を清掃します。
(図 58)
•
ガイドバーとソーチェンに十分なオイルが注油され
ていることを確認します。
•
ソーチェンに亀裂がないこと、リベットとリンクが
不規則に摩耗していないことを確認します。必要に
応じて、ソーチェンを交換します。
•
ソーチェンの張りが適切であることと、チェンのド
ライブリンクのバリを確認します。必要に応じて、
ソーチェンを交換します。
•
ソーチェンを目立てします。
るには 455 ページ を参照してください。
•
ドライブスプロケットに過度の摩耗がないかどうか
を点検し、必要に応じて交換します。
(図 59)
•
スターターハウジングのエアインテークを掃除しま
す。
•
ナットとネジが確実に締められていることを確認し
ます。
•
適切に制御できることを確認します。
毎週行うメンテナンス
•
冷却システムが正常に機能することを確認します。
•
スターター、スターターロープ、およびリターンス
プリングが正常に機能することを確認します。
454
メンテナンス
ソーチェンを目立てす
•
防振装置に損傷がないことを確認します。
(図 60)
•
ガイドバーの縁からすべてのバリをヤスリで削り取
ります。
•
マフラーのスパーク除去ネットを清掃または交換し
ます。
(図 61)
•
キャブレターの外面とその周辺を清掃します。
•
エアフィルターを清掃します。エアフィルターが損
傷しているか汚れがひどくて完全に清掃できない場
合は、新しいエアフィルターを取り付けてくださ
エアフィルターのクリーニング方法
い。詳しくは、
455 ページ を参照してください。
毎月行うメンテナンス
•
チェンブレーキのブレーキバンドに摩耗がないかど
うかを点検します。ブレーキバンドの最も摩耗した
箇所の厚さが 0.6 mm(0.024 インチ)未満の場合は
交換します。
(図 62)
•
クラッチセンター、クラッチドラム、およびクラッ
チスプリングに摩耗がないか点検します。
•
スパークプラグを清掃します。電極間隔が正しいこ
とを確認します。
(図 63)
•
キャブレターの外面とその周辺を清掃します。
•
燃料フィルターと燃料ホースを点検します。(必要
に応じ交換する)。
•
燃料タンクを空にします。
•
オイルタンクを空にします。
•
すべてのコードと接続部を点検します。
毎年行うメンテナンス
•
スパークプラグを点検します。
•
キャブレターの外面とその周辺を清掃します。
•
冷却システムを洗浄します。
•
スパーク除去ネットを点検します。
•
燃料フィルターを交換します。
•
燃料ホースに損傷がないかどうかを点検します。
•
すべてのコードと接続部を点検します。
不定期で行うメンテナンス
•
作業の時間が 50 時間になった後、認定サービスセ
ンターにマフラーの修理または交換を依頼します。
•
次の場合は、スパークプラグに対するメンテナンス
を行います。
•
エンジンの出力レベルが低下したとき。
•
エンジンが始動しにくいとき。
•
エンジンがアイドリング速度で適切に動作しな
いとき。
862 - 002 - 03.12.2018