4.2 組立て
12R5
• トラス頭ネジ 501S35=M4x6 を外します (図8) 。 本体からラミネーシ ョ ン
リ ングを取外します。
• ラミネーシ ョ ンリ ングの輪郭を発泡材に転写します図9) 。
• 発泡材の先端をラミネーシ ョ ンリ ングの輪郭に合わせて削り ます。
• ライ トパテをラミネーショ ンリ ングの内側に詰め、 転写したリ ングの輪郭
線に合わせて発泡材の上に置きます。 こうすることで、 ラミネーショ ン時
にリ ングを正確な位置に固定することができます。 ( 図10) 。
• PVAバッグを発泡材の上から被せ、 末端で結んでください。 ラミネーシ ョ
ンリ ングをPVAバッ グの上に被せてくださ い (図11) 。
• その上からラミネーショ ンします。 強度を持たせるために、 ラミネーショ
ンリ ングと発泡材の境界部分に カーボンファイバークロス (616G12) で
補強することを推奨します。
• 樹脂が硬化した後、 ラミネーシ ョ ンリ ングの端面が見えるよう に、 リ ングを
覆っている樹脂を取除いてくださ い (図12) 。
• 義手の長さを確認するために、 アダプターおよび手先具を再度継手に取付
けてくださ い。 必要に応じてチューブを切断し、 長さの調整をしてくださ い。
16X12
• すべての部品 (手関節ユニッ トや手部を含む) を内ソケッ トに一時的に取付
け、 肘継手の位置と長さを決定します。 ケーブルロ ック付継手単体16Y27
および 継手単体 16Y31=N の軸中心が一致するよう にしてください。 こう
することで、 継手の摩耗を最小限に抑えることができます。
• 継手の支柱との取付けプレー トが前腕側にくるように、 継手を取付けま
す。 前腕部の方にスペースの余裕があるため、 継手部のプレー トが干渉
せず、 支柱の曲げ加工も容易にできます。
• 上腕側および前腕側の支柱の適切な位置に印を付け、 支柱を切断しま
す。 支柱が長いほどソケッ トとの固定力が増します。 支柱の長さは、 軸
中心から最低10 ㎝必要です。 切断面のバリを丁寧に取除いてくださ い。
• 支柱の厚さ分だけ前腕の幅が大きくならないよう に、 支柱の輪郭を発泡
材に転写し、 支柱の厚さ分だけ発泡材をく り抜きます。 ( 図14)
• ハッカー (711S4 ) を使用し、 上腕部の支柱を曲げて形に沿わせます。 ケ
ーブルロ ック付継手単体 16Y27 のメカニズムを損なわないために、 支
柱にあらかじめあいている穴よ り軸寄りの部分では曲げないでくださ い。
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