警告 墜落時にビレイヤーに力がかかることにより、バランスを失ったり、地面から持ち上げられるこ
とがあります。
警告 操作中は常に制動側のロープ [10] を手で持つようにしてください。
クライマーの休憩
クライマーが休憩を必要とする場合 、ロープをたぐってテンションをかけてください (図 12a-b)。休憩中
はクライマーに注意をし、常に制動側のロープ [10] を手で持つようにしてください。
警告 操作中は常に制動側のロープ [10] を手で持つようにしてください。
下降
ロープをたぐってテンションをかけてください (図 12a-b)。クライマーにロープの緩みがなくなったら、下
降を開始することができます。
常に制動側のロープ [10] を手で持ちながら、作動レバー[4] を徐々に引いて下降を開始します : 作動
レバーにより下降の速度を制御することが可能になりますが、ロープの流れを制御するために、常
に制動側のロープ [10] を持つようにしてください (図 12c)。
作動 [4] を放すとロープの流れが止められます。作動レバー [4] を引きすぎると、パニック防止機能が
作動し、ロープの流れが止められます。下降を再開するには、作動レバー [4] をいったん放し、再び
作動させてください (図3)。
下降がおこなわれている間、可動カム [6]、トリガー [6a] 、その他のコンポーネントが非常に熱くなる可
能性がありますので、注意してください。
警告 操作中は常に制動側のロープ [10] を手で持つようにしてください。
警告 制動側のロープ [10] の末端には必ずストッパーノットを結んでください。
強い摩擦を伴う下降
ルートに強い摩擦がある下降の場合 、図 3のように、ロープが流れる間隔が小さすぎて、作動レバー
[4] を作動させることが難しくなることがあります。この場合 のみ、トリガー [6a] を動かし、背面プレート
[1]を親指で押すことで、下降を実施してください: この場合 も、常に制止側 ロープ [10] を手で握り、
ロープの流れと下降の速度を調整してください (図 13)。
トリガーを放すと、ロープの流れが止まります。この下降方法を使うと、図 3にあるパニック防止機能
は使えなくなりますので、注意をしてください。
警告 操作中は常に制動側のロープ [10] を手で持つようにしてください。
点検とメンテナンス
毎回の使用の前後には、可動する部分が正しく機能すること、可動カム [6] のスプリングや作動レ
バー [4] の効率、パニック防止機能を点検してください。機能に影響したり、機能を止めてしまう恐れ
のある汚れ、異物(たとえば、油、砂、小石など)がないことを確認してください。
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