機械式時計のパワーリザーブは、 モデルによって異なり、 お
およそ40時間から90時間です
§。 そのためパワーリザーブ
6
が48時間以下のものは、 1日に1度、 巻き上げることをおすす
めいたします。
自動巻き機械式時計
自動巻きムーブメントを搭載した時計は、 時計を装着した腕の
動きによってエネルギーを蓄えます。
そのため、 ブレスレットを腕の正しい位置に装着することが重
要です。 ブレスレットのサイズが大きすぎる場合エネルギーが
正しく蓄えられません。 正しく巻き上げを行うために、 時計を
毎日装着してください。 腕の動きが少ないと、 巻きあげ不足に
なることがあります。 この場合は手巻きでの補助が必要です。
時計を40時間以上装着していない場合、 手動で巻き上げを行
ってください。 時計を装着する前に、 位置1にあるリューズを手
巻きで20~30回ほど巻き上げてください。
装着後数時間経過したら、 (使用状況によりますが) 時計のエ
ネルギーは最大限蓄えられます。
最大巻上げ時、 時計持続時間は以下の通りになります:
40時間
3
5
7
9
10 11 12 14 15 16 17 18 19 22 29
§
48時間
21 23 24 25 26 27 28
§
65時間
20
§
パワーリザーブ
10 11 14 15
パワーリザーブ機能を搭載したモデルの場合、 パワーリザーブ
針 (L) が目盛り (モデルによってデザインは異なります) を指す
ことによって、 時計が停止するまでの作動時間を表示します。
完全に巻き上げられている場合、 パワーリザーブ針は最大の目
盛りを指し示します。
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日付修正なしの時刻修正
3
6
10
1. リューズを位置2まで引き出します。
2. リューズを時計回りまたは反時計回りに回して、 正しい時
刻に針 (AとB) を合わせます。
3. リューズを位置1まで押し戻します。
日付修正ありの時刻修正
5
7
9
11
12 14
20 21
22 23 24 25 26 28 29
1. リューズを最大限 (2または3の位置、 モデルによって位置
が異なります) まで引き出します。 秒針 (C) がついた時計
の場合、 この操作によって秒針がストップします。
2. 時計の針 (AとB) を進めるために、 リューズを時計回りま
たは反時計回りに回して (モデルによって異なります) 正
しい時刻に合わせます。
注意:針が12時を回って日付が変わった場合深夜12時、 日付
が変わらない場合、 昼の12時を意味します。
3. 時報 (時報案内、 ラジオなど) にあわせたら、 リューズを元
の位置に戻し、 モデルによってはねじ込み式操作を行いま
す (位置1) 。
日付のクイック修正
注意:ムーブメントに損傷を与えることがあるため、 午後8時か
ら午前2時の間の日付修正は行わないでください。 この時間帯
は、 自動的に日付を変更する為に、 内部の機構 (歯車、 カナ)
がかみ合って作動しています。
リューズによる修正
5
7
9
11 12 14 20 21 22 23 24 25 26 29
1. リューズを位置2まで引き出します。
2. 正しい日付 (E) が表示されるまでリューズを回して日付を
進めます。
3. リューズを位置1まで押し戻します。
31日がない月末は手動で日付を修正してください。
コレクターを使用した修正
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時計に日付を修正するためのコレクター機能 (C1) が搭載さ
れている場合、 正しい日付 (E) が表示されるまでコレクターを
連続して押し続け日付を進めます。 ボックスに付属されている§
プッシュピンを使って日付を修正してください。
31日がない月末は手動で日付を修正してください。
曜日のクイック修正
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注意:ムーブメントに損傷を与えることがあるため、 午後8時
から午前2時の間の曜日修正は行わないでください。 この時
間帯は、 自動的に曜日を変更する為に、 内部の機構 (歯車、
カナ) がかみ合って作動しています。
1. リューズを位置2まで引き出します。
2. 正しい曜日 (K) が表示されるまで、 リューズを回して曜日
を進めます。
3. リューズを位置1まで押し戻します。
第二時間帯
注意: リューズを反時計回りに回して修正を行った場合は、 すぐ
には第二時間帯の修正を行わないようにしてください。 ムーブ
メントに損傷を与えることがあります。 この場合30分ほど待っ
てから、 第二時間帯の修正を行ってください。
リューズによる修正
9
24
1. リューズを位置2まで引き出します。
2. リューズを時計回りに回して第二時間帯針 (D) を進め、 正
しい時刻を表示します。
コレクターによる修正
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コレクター機能を搭載した時計の場合、 プッシュボタン式コ
レクター (C1) を連続して押し続け、 第二時間帯に正しい時
刻 (D) を表示させることができます。 ボックスに付属されて
いるプッシュピンをご使用ください。
レトログラードカレンダー
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次の指示に従って、 修正を行ってください。
曜日修正
1. リューズを位置3まで引き出します。
2. 曜日針 (K) が正しい曜日の1日前の曜日を表示するまで、
リューズを時計回りまたは反時計回りに回します。
3. 時刻 (AとB) を午前2時に合わせます。
日付修正
4. リューズを位置2まで押し戻します。
5. 正しい日付 (E) の1日前の日付が表示されるまで、 リューズ
を回して日付を進めます。
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