1. 洗浄
Fahl
気管カニューレは、患者それぞれの必要性に従って定期的に洗浄/交換してくだ
®
さい。
洗浄剤はカニューレが気管切開孔の外にある時以外は使用しないでください。
カニューレの洗浄にはPh値が中性で刺激のない洗剤が使用できます。 特殊なカニューレ
洗浄剤 (REF 31100) を製造元による説明書に従って使用することをお勧めします。
Fahl
気管カニューレの洗浄には、カニューレ製造元が許可していない洗浄剤は決して使
®
用しないでください。 強い家庭用洗浄剤、アルコール度数の高いものあるいは義歯用の
洗浄剤も決して使用しないで下さい。
急性の健康リスクがあります! またカニューレの損壊や破損につながる恐れもありま
す。
警告
シルバーカニューレは生理食塩水には浸さないでください。長時間生理食塩水に接触して
いると、変色すること(塩化銀)があります。
洗浄ステップ
カフなし気管カニューレの洗浄
洗浄する前に、補助具が挿入されている場合は取り外しておきます。
また、内部カニューレを外部カニューレから取り外します。
内部カニューレは、外部カニューレと同じ方法で洗浄します。
まずカニューレを流動水でしっかりとすすぎます (図9を参照)。
洗浄水はぬるめのお湯だけを使って準備し、洗浄剤の取扱説明書の内容を遵守してくだ
さい。
洗浄が簡単になるように、フィルターセット付きカニューレ洗浄ボックス (reF 31200) の
使用をお勧めします。
その際洗浄希釈液に触れて液が汚れることを避けるため、フィルターセットの上端部を持
ってください (図10を参照)。
カニューレ洗浄ボックスのフィルターセットに入れるカニューレは、常に一本だけにして
ください。 複数のカニューレを一度に洗浄すると、カニューレが強く押されて損傷する
恐れがあります。
この場合内部カニューレと外部カニューレは並べて一緒に入れることができます。
カニューレ部品が取り付けられたフィルターセットを用意した洗浄水に浸します。
つけ置き時間 (カニューレ洗浄剤の取扱説明書を参照) が過ぎたら、カニューレを人肌温
度のきれいな水で何度もすすいでください (図9を参照)。 気管切開孔に挿入する際、カニ
ューレには決して洗剤の残留物が付着していないようにしてください。
分泌物が固まったことなどによりつけ置き洗浄でも取り除けない場合などは、特殊カニュ
ーレ洗浄ブラシ (OPTIBRUSH
付き、REF 31855) を使った洗浄も行えます。 洗浄ブラシはカニューレが取り外してあり
気管切開孔の外にある場合以外は使用しないでください。
カニューレ洗浄ブラシは必ずカニューレの先端から挿入してください (図11を参照)。
カニューレ素材は柔らかいので、破損しないようにブラシの説明書の指示に従い注意深く
洗浄を行ってください。
スピーキングバルブ付き気管カニューレの場合は、事前にバルブを外しておきます。
破損したり折れる可能性があるので、バルブ自体はブラシで洗わないでください。
気管カニューレはぬるま湯の流動水か滅菌生理食塩水 (0.9%の塩化ナトリウム希釈液) で
丁寧にすすいでください。
洗浄後は清潔で毛くずの付かない布でカニューレをよく拭いてください。
機能性が劣化していたり、尖った部分があるまたは破れているなどといった破損があるカ
ニューレは、気管内の粘膜を傷つける可能性があるため決して使用しないでください。
またカニューレに損傷が見られる場合も決して使用しないでください。
付属品(アダプター/スピーキングバルブ/咳用キャップ/カニューレ脱落ストッパー)も気
管カニューレと同様の手順で洗浄することができます。
2. 消毒方法
これは特殊な病状により担当医師から指定された場合や、それぞれの看護状況により適切
である場合に行ってください。
消毒は一般的に交差感染の防止や、病院や老人ホームおよび/またはその他の健康機関施
設といった収容範囲で感染リスクを制限するのに適しています。
、REF 31850またはOPTIBRUSH
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Plus ファイバートップ
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JA