自動巻 – 時、分、スモールセコンド、日付、クロノグラフ
巻き上げ
自動巻き機械式時計
自動巻の機械式時計には、お客様が時計を着用したときの腕の動きによって自動的に巻き上げを行う
機構が搭載されています。
完全に巻き上げたときのパワーリザーブは約 48 時間であり、終日精度を保って作動したうえでさら
に数時間かは快適にご着用頂けます。
ただし、数日間ご使用にならない場合、時計は停止するかまたはパワーリザーブの不足によって精度
が落ちます。そうした場合、お使いになる前にリューズを時計回りに 20 回程度回しておくことをお
勧めします。ご着用後は腕の動作程度にもよりますが、数時間のご使用で完全に巻き上げられます。
補足:
- 自動巻機械式時計における巻き上げ効率は、着用時の腕の動作程度と相関します。腕の動きが不十
分であれば着用していても時計が停止することがあります。そのため、ご着用前にリューズを時計回
りに 20 回程度回すことをお勧めします。また、時計ストラップが手首にフィットしていることが重
要です。ストラップがゆる過ぎると適切に巻き上げられないことがあります。
- 時計を巻き上げるときは、必ず時計を腕から外してください。時計を外して巻き上げを行うと、操
作時にリューズ軸がまっすぐに保たれリューズやムーブメントへの損傷を避けることができます。
- 時計を巻き上げるために、故意に時計を振らないでください。振っても巻き上げられることはなく
、ムーブメントの損傷につながりかねません。
- 数カ月間時計を着用しない場合も、定期的に巻き上げを行うことをお勧めします。ムーブメントの
シャフトのオイルが固まったり流れ出したりするのを防ぐことができます。
調整の手順
時刻の設定
1.
リューズを位置 3 まで引き出します。
2.
リューズを回し、針(A, B)を時計回りに進めて正しく合わせます。
注意:針が 12 時を回って日付が変わった場合は深夜 12 時、日付が変わらない場合は昼の 12 時を意
味します。
3.
時報(時報案内、ラジオなど)にあわせたら、リューズを元の位置に戻し、モデルによってはね
じ込み式操作を行います(位置 1)。
Setting procedure – Automatic - hour, minute, small seconds, date, chronograph
: 時針
A
: 分針
B
: 秒針
C
: 日付
E
: クロノグラフ秒針
F
: クロノグラフ分針
G
: クロノグラフ時針
H
P1 : スタート/ストップ用プッシュボタン
P2 : リセット用プッシュボタン
18