5 納品
5.1 納品時のパッケージ内容
備考
スペアパーツを注文するには、有資格担当者にお問い合わせください。
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スペアパーツをご注文いただく場合は、製品の幅と高さをお知らせください。寸法は、カ
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バーに縫い付けられたラベル表示を確認してください。
本製品は組み立てられた状態で配送されます。納品に含まれる製品は以下となります:
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シートクッション(パーツ216 ページ参照)
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付属品:手動式エアポンプ(画像参照 6)、エアセルのリペアキット
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取扱説明書
5.2 保管方法
本製品は、外からの影響を受けない、空気循環が十分な乾燥した場所に保管してください。保管
条件に関する具体的な情報:225 ページ参照。
6 製品使用前の準備
備考
本セクションに記載した手順は、有資格担当者のみが実施してください。
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本製品の納品時には、使用者に取扱説明書の内容を説明してください。
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備考
シートクッションは必ず、義肢製作施設にて調整してから、配送してください。
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医療従事者が充分に検査を行ってから装着者や代理の方に納品してください。必要に応じて
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装着者にもシートクッションの確認をしてもらってください。
6.1 設定
1) 車いすの中央に、クッションの凹面を上にして取り付けます。正面左角からバルブが出てい
ることを確認してください(画像参照 7)。
2) バルブを反時計回りに回転させて開けます(画像参照 8)。
3) ポンプのホースをバルブに取り付けます(画像参照 9)。
4) シートクッションがややアーチ状に上向きになるまで空気を入れます(画像参照 10)。
5) バルブを時計回りに回転させて閉じてから、ポンプを外します(画像参照 11)。
6) 利用者には車いす用クッションにゆっくりと座ってもらいます。シートクッションが利用者
の中心にくるようにしてください。
備考: 利用者が快適な姿勢で座っていることを確認します。
7) クッション表面と利用者の臀部の間に、手のひらを下向きにして差し入れます(画像参照
12)。
備考: この時、坐骨結節を確認してください。
8) 利用者の坐骨結節の下に手のひらを置いたまま、バルブを反時計回りに回転させてゆっくり
と空気を抜きます(画像参照 8)。
9) 指先とエアセルは 20 mm – 25 mmの間隔をあけてください(画像参照 13)。
10) バルブを時計回りに回転させて閉じます(画像参照 11)。
11) 指先を動かして適切なすき間があるか確認してください。利用者と車いす座面の間隔が
20 mm未満である場合は、空気を入れてから上記の手順を繰り返します。
備考: 空気圧調整式のクッションを使用する場合は、毎日手ですき間を確認してください。ハ
ンドチェックの最中に空気圧が変わった場合は、必ず、車いす用クッションを再度調整して
ください。穴が開いている場合には、エアセルを修理に出してください。
12) バルブをカバーの中にスライドさせて、ジッパーを閉めます。
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